北村一輝の性格は優しい。好きなタイプまとめ。歯を抜く役作り&面白い役を表現する演技力

数多くの映画やドラマで活躍するベテラン俳優・北村一輝(きたむらかずき)さん。

クールで妖艶な雰囲気もありながら、明るい人柄でお茶目な笑顔も魅力的ですよね。

優しい父親から狂気に満ちた殺人鬼まで、どんな難役でもこなす実力派俳優として高く評価されています。

素顔はどんな方なのでしょうか。

また有名なエピソードとして、役作りで歯を抜いたというのは本当なのでしょうか。

今回は北村さんの性格や演技力にスポットを当ててお伝えしていきます。

北村一輝のプロフィール

本名:北村康(きたむらやすし)

生年月日:1969年(昭和44年)7月17日

身長:178cm

出身地:大阪府大阪市

学歴:弓削商船高等専門学校中退

血液型:A型

所属事務所:株式会社PANDA

北村一輝の性格と好きなタイプについて

北村さんは、はっきりとした顔立ちや眼光の鋭さから、威圧的に怒ったり怒鳴ったりする役が多い印象です。

しかし意外にもそのような演技は「無理をしている」と語っています。

素顔の北村さんは実際は穏やかで、攻撃的で怒るようなことはほとんどないと言います。


普段は大切にしている観葉植物に水をあげながら話しかけるような優しい性格なのだそうです。

息子さんに対しても、怒るより諭すという感じで、声を荒げるようなことはないのだとか。

共演する若い俳優たちにもフレンドリーで、「彼らからも学ぶことがある」と語る謙虚な性格でもあります。

しかし撮影に入ると感覚が敏感になり、イライラしたり感情があらわになったりすることもあるそうです。

よく映画やドラマで演じる、攻撃的で怒るということがあまりない人間なんです

野菜は苦手だという北村さんが意識して摂っているのが辛いものやニンニクなどのパワー素材。

漢方薬も飲んでいて、「これを飲めば元気になる」と思えば確実に効くのだとか。

意外と暗示にかかりやすいのかもしれませんね。

北村さんの好きなタイプは「身近で頑張っている女性」だそうです。

あまり表には出さないけれど、陰で努力をしている姿がいじらしく感じ、とても惹かれるのだそうですよ。

好きな人はギャップとか関係なく好きです

北村一輝が役作りで歯を抜いた理由とは

いい意味で、「役者バカ」とも称される北村さん。

そう言われるのはあまり好きではないようですが、役作りに対して非常にストイックな面を持っています。

特に若い頃は、与えられた役のことしか考えられなくなり、できるだけのことをして現場に臨みたいと考えていました。

周囲を驚かせた北村一輝の役者魂

北村さんは、1998年公開の「JOKER 疫病神」で主演の渡部篤郎さんの弟分のチンピラ役を演じることになりました。


年齢も身長もそう変わらない渡部さんの「弟分」に見せるにはどうしたらいいかと悩みます。

いろいろ考えた末、食べ方に過去の素行の悪さや品のなさが出ると思いついたのだとか。

音を立てたり、お箸の持ち方などいろいろと試していくうち、やはり歯がきれいに生えそろっていてはダメだと。

そこでなんと前歯を9本抜いて、3~4本削ったのだそうです。

これには監督はじめ周囲はビックリ。

メインの役どころでもなく、他の役を抱えていなかったため、髪を切るような感覚で軽い気持ちでやったそうです。

映画のためにそこまでやるなんて本当に驚きですね。

歯を削れば外見がチンピラに近づく。だから削る。それしか考えていなかった

ほかにもあった強烈な役作り

1997年公開の「鬼火」という映画では、原田芳雄さん演じる主人公に思いを寄せるゲイバーのママの役を演じています。

その役を演じるにあたり、ゲイの実態を把握し、しぐさや言葉遣いからその心情までも学ぼうとします。

そのために毎日のようにゲイの集まるスポットとして有名な新宿二丁目に通いました。

お店に行くお金がない時は大胆にも通りに立って、声をかけてきた男性客にゲイバーに連れて行ってもらっていたといいます。


ゲイのことを教えてほしいと言うと、彼らから時には誘いを受けることもあったようです。

この研究は功を奏し、劇中での北村さんの立ち居振る舞いは本物と見紛うほど見事だったそうです。

妥協のない徹底した役作りはすさまじく、行動力も並外れていますよね。

面白い役もこなす北村一輝の演技力

北村さんの演じた「面白い役」というとまず思いつくのは2012年の映画「テルマエ・ロマエ」での古代ローマ人ですね。

この映画には主演の阿部寛さんをはじめ市村正親さん、宍戸開さんなど濃い顔の役者がキャスティングされました。

もちろん北村さんも出演し、次期ローマ皇帝候補・ケイオニウスという重要な役割を演じています。

古代ローマ風の衣装を身に着けた北村さんは、どう見てもローマ人にしかみえません。

現地のエキストラも「本当に日本人?」と驚くほど、違和感がなかったようです。

スケールの大きさ、場所自体にも力を感じ、大変良い経験ができた作品です

アニメ声優にも挑戦

面白いという点では、2018年に映画「プリキュアスーパースターズ!」での声優に初挑戦したこともありました。

「プリキュア」といえば女児向けアニメの代表作。


北村さんが演じたのは世界を嘘だらけにする悪役、怪物ウソバーッカです。

オファーを即決したという北村さんは「断る理由がない」と明快に答えます。

一人の人間としてさまざまなことに挑戦したいし、役者としても「こういう役しかできない」ということはないと。

役者は監督が求めるものを表現するのが仕事であるという明確なスタンスを持っているのです。

悪役だけれども親しみやすいという真逆のベクトルをしっかりもった魅力的なキャラクターを作り上げている

どんな役もこなす演技力

役者として「崩せるプライドが大切」という言葉通り、北村さんはこれまで多くの作品でイメージの全く違う役を変幻自在に演じ分けてきました。

完全に自分を消して役に入り込むので、「何をやっても北村一輝」にはならないのがすごいです。

これも確かな演技力が根底にあるからこそできることですよね。

クールな役も、情熱的な役もどちらも似合います。

癖のある役や悪役が多い印象がありますが、地味で冴えない普通の役もまたしっくりくるんですよね。

長い下積みで得た経験、海外での放浪経験など多くの挫折から学んだことは何一つ無駄にならず、すべてお芝居に生きているのではないかと思います。

今後もあらゆるジャンルの作品での活躍が期待されますね。


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