人の行動や人間社会で起こる事象を脳科学や心理学の観点からわかりやすく解説する脳科学者の中野信子(なかの のぶこ)さん。
東京大学工学部を卒業し、同大学院で医学博士の学位を取得した才媛ということで、生い立ちにも注目が集まっているようです。
父親と母親はやはり教育熱心で、兄弟姉妹も優秀なのでしょうか。
今回は中野信子さんがどんな家族のもとに生まれ、どのように成長したのかをみていきます。
中野信子のプロフィール
本名:中野信子
生年月日:1975年(昭和50年)
身長:158cm
出身地:東京都
最終学歴:東京大学大学院医学系研究科脳神経医学専攻博士課程修了
所属事務所:ビッグベン
中野信子、「変わった子」扱いされた生い立ち
脳科学者、認知科学者、医学博士という華やかな肩書をもつ美人評論家の中野信子さん。
おそらく少女時代から神童のようにもてはやされて、何ひとつ不自由ない恵まれた環境で育ったのではないかと想像してしまいますね。
ですが、実際のところは悩み多き生い立ちだったことがわかっています。
ずば抜けて頭がよかったのは事実ですが、そのせいで周囲から「変わった子」とみられていたというのです。
たとえば、「テストでいい点がとれない」と困っているクラスメイトに問題の解き方を教えると、「すごーい」「どうしてできるの?」という反応が返ってきます。
中野さんは、「だって授業でやったでしょ、なのにどうしてできないの?」と返して相手をドン引きさせてしまうのでした。
彼女にとっては、それが純粋な疑問だったのですね。
生い立ちとして有名なのは、頭がよすぎて困った話だけではありません。
もっとも苦手とするのはコミュニケーション能力だと明言している中野信子さん。
物心がついた頃には、早くも「自分はまわりと違う」と認識していたそうで、幼稚園では空気を読めない、浮いた存在であることを自覚していました。
とりわけ女子特有の非言語的なコミュニケーションは大の苦手。
そうしたコミュニケーションの読み解きができないために、女子グループに溶け込むこともできません。
いつしか一人で本を読んでいるほうが楽になりました。
中学にあがると、「もっと女子の輪の中に入りなさい」「たまにはテレビでも見たら?」と先生に注意される始末。
この頃から、みんなが自然にできることができない自分はおかしいのではないか、もしかしたら脳に問題があるのではないかと思うように。
これがのちに脳を研究することにつながります。
東京大学には現役合格しましたが、本当に行きたかったのは早稲田大学。
理由はデーモン小暮閣下の大ファンだったから。
しかし家庭はとくに裕福というわけではなく、おまけに高校生のときに両親が離婚。
自分が経済的な負担をかけるわけにはいかなくなり、泣く泣く国立の東京大学を選んだということです。
東大に入学すると、周りにはもっと変わった人がたくさんいたのでいくらか安心したと述べています。
中野信子の家族:父親は平凡なサラリーマン
秀才でコミュニケーションに苦しんだ生い立ちがその後の生き方を決定づけた中野信子さんですが、両親もまた、人格形成や家族観に影響を与えたようです。
父親と母親はけっして教育熱心だったわけではなく、ましてや娘に英才教育をほどこしたわけでもありません。
中野信子さんの発言からは、優秀すぎる娘をどう扱ってよいかわからず、ときには困惑する両親の姿が浮かび上がってきます。
父親はごく平凡なサラリーマンで、母親の実家に婿入りしたという情報があります。
もともと仕事を転々とする癖があり、一家は経済的に困窮した時期もあったそうですから、大黒柱としては能力が高いほうではないようです。
最強の学歴と華麗な経歴をもって成功した娘とはかけ離れたタイプといえるでしょう。
父親は、学業で抜群の成績をとる娘に対して、日本の最高学府である東大に行くことを無邪気に期待して喜ぶこともありました。
「人は見た目が大事」といわれる理由って?
中野信子に聞く、直感力の正体。https://t.co/QXtWAgyFF5— VOGUE JAPAN (@voguejp) February 24, 2020
両親が離婚した際も冷静に受けとめたという中野信子さん。
いわく、子供の頃からなぜ結婚したのかを問いたくなるような夫婦仲だったとのこと。
夫婦らしい温かな会話もなく、一緒にいるメリットもないまま夫婦を続けていることが不思議でたまらなかったそうです。
子供心にも、両親の関係性を冷めた眼で客観的に観察していたところはすごいですね。
中野信子の家族:母親は普通の主婦
ごく平凡な主婦だった母親は、娘がテストでよい点をとっても喜ばず、むしろ心配するような人でした。
「普通でいてくくればいいから」というのが口癖なのですが、その「普通」が娘にはわかりません。
大人向けの難しい本を読んでいると、捨てられそうになったこともありました。
勉強ができることによい顔をしなかったため、信子さんは母親を怖がらせないように隠れて勉強していたといいます。
もしかしたら母親は、女性が立派な学歴をもち、結婚が遠ざかることを心配していたのかもしれません。
だとすれば、普通に女の子らしくいてくれることを望んでいたと考えられますね。
子供の将来を気にかけるという点では、これもひとつの愛情ではないでしょうか。
中野信子の家族:兄弟姉妹は妹が1人
中野信子さんには妹が1人います。
同じ両親の血を分けた兄弟姉妹でも、信子さんとはまったく異なるタイプでした。
妹は成績こそ中のレベルだったものの、人の気持ちをくむ達人。
「変な子」で通っている信子さんにしてみれば、周囲とうまく交流できる妹はうらやましい存在でした。
自分より妹のほうが母親にかわいがられていたことを示唆する発言もしていることから、妹は母親とのコミュニケーションもうまくいっていたのでしょう。
学業で優秀すぎて学校社会になじめなかった中野信子さんですが、家庭内でも似通った疎外感を感じていたことがうかがえます。
中野信子の家族:夫は中野圭
複雑な生い立ちや両親の離婚がトラウマになって、恋愛や結婚に消極的になってしまうケースも少なくありません。
ですが、中野信子さんは結婚生活を成功させています。
2011年に結婚した夫は大阪芸術大学准教授の中野圭さん。
結婚の決め手は、この人と一緒なら楽しいと確信したことでした。
脳科学者・中野信子さんの旦那さんってどんなひと?#中野信子 #脳科学者・中野信子さんhttps://t.co/TcPVc8huNX pic.twitter.com/LV7YEkqQQN
— たっちん (@BagleStory) April 10, 2020
結婚生活を「履き心地のよい靴」に例えている中野信子さん。
たしかにそこに存在して、歩行をサポートしてくれているのに、履いていることを忘れてしまう心地よさと説明しています。
精力的な執筆活動に加え、バラエティ番組での明快な語り口にも定評のある中野信子さん。
学者の枠を超えた活躍はこれからも続きそうです。
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