伍代夏子の病気は肝炎とジストニア。現在(2024)の病状。引退を考えた過去&肝炎の啓発活動

デビュー後、なかなかヒットに恵まれず、3回の改名を重ねられた伍代夏子(ごだいなつこ)さん。

下積みを経て、1990年に「忍ぶ雨」の大ヒットでNHK紅白歌合戦への初出場を果たされました。

しかし、ヒット後も伍代さんは順風満帆とはいかず、今度は病魔に襲われ、またも苦難の日々を送られることに。

そこで今回は、伍代さんが患われた病気と2024年現在のご様子などについてお伝えしていきます。

伍代夏子のプロフィール

本名:山田輝美(旧姓:中川)

生年月日:1961年(昭和36年)12月18日

身長:160cm

出身地:東京都渋谷区

最終学歴:鷗友学園女子高等学校卒業

所属事務所:株式会社ボイスミュージック

伍代夏子を襲った病気はC型肝炎と喉のジストニア

下積みを経て、芸能活動が活発化した伍代さんを2つの病が襲いました。

それは、C型肝炎と喉のジストニアでした。

それぞれの病気と経緯について紹介します。

健康診断で判明したC型肝炎

2010年8月、伍代さんはC型肝炎のキャリアであることを公表されました。


C型肝炎に感染していることがわかったのは、1994年32歳のときに受けた健康診断だったそうです。

健診でC型肝炎のキャリアであることが判明したものの、当時は発症していなかったこともあり、非公表にされていました。

また、当時は治療も副作用の強い薬しかなく、様子を見ることにされたそうです。

しかし、副作用の出にくい新しい薬が開発されたことを受け、2009年からインターフェロンの治療を開始されました。

そして、治療が進んでいた2010年8月に病名と治療中であることを公表されたのです。

肝炎とは、肝臓の細胞が壊れてしまった状態を指します。

その原因によりウイルス性や薬物性、アルコール性などに分けられています。

伍代さんが感染されたC型肝炎は、ウイルス性の肝炎です。

副作用が少なくなった薬といわれて始めた治療でしたが、実際には、高熱や貧血、めまいなどの副作用に見舞われ大変な思いもされたそうです。

しかし、2010年12月には、NHK紅白歌合戦のリハーサルに参加され、順調な回復を報告されていました。

さらに、2011年7月には主治医から完治が言い渡されたそうです。

事務所主催の完治祝いでは、治療中には飲めなかったお酒も堪能されたそうです。

回復されて本当に良かったですよね。

違和感からはじまった喉のジストニア

伍代さんは2021年3月2日にご自身のホームページおよびインスタで喉のジストニアであることを発表されました。

喉のジストニアは、痙攣性(けいれんせい)発声障害ともいわれる病気です。


症状としては、声が出しにくかったり喉が詰まったように感じたりします。

伍代さんは2年ほど前から、声がかすれたり大きな声が出なかったりという症状が出ていたそうです。

病気自体は、重篤なものではないといわれますが、歌うことが仕事の伍代さんにとっては歌手生命の危機でもありました。

喉のジストニアの発生原因は不明とされており、直接的な治療はできません。

声帯筋への注射や、ボイストレーニングでのリハビリなど、対処療法での治療になるため、回復に時間がかかるともいわれています。

ストレスやメンタルも関係するといわれ、家庭での過ごし方にも工夫をされているようです。

夫の杉良太郎さんも、家庭で伍代さんに負担をかけすぎないように寄り添われているそうです。

ご家族の理解や支えほどありがたいものはないでしょうね。

現在(2024)は病状回復傾向か?

2つの病に見舞われた伍代さんの2024年現在の病状はどうなっているのでしょう。

C型肝炎に関しては、医師から完治を告げられており、問題ないと思われます。

喉のジストニアとは長い付き合いになるのではないかといわれていました。

しかし、伍代さんは罹患後の2021年から2023年まで、毎年1枚ずつシングル曲を発表されています。

完治とはいかないものの、病気との付き合い方をみつけられたようです。

一時は引退を考えるほど

声が出しにくく、思うように歌えなくなった伍代さん。

実は引退の可能性もあったといいます。

コロナが少し落ち着きはじめ、テレビ収録などが増えだしたころ、伍代さんはボツリヌストキシン注射を打つことを決められました。

このボツリヌストキシン注射は、筋肉の過度な動きを抑える効果があるそうです。

注射から回復まで2週間かかることを見越して、スケジュールを基に施術されたにもかかわらず、回復が遅れ仕事に穴を開ける事態になりました。


この一件を受け、周りに迷惑をかけないためにも、病状の公表を決断されたようです。

公表後は、治療を続けつつ、司会など歌わずにできる仕事を中心に、できることを無理なく続けられています。

経験を活かして肝炎対策特別大使

C型肝炎を患った伍代さんは、ご自身の経験を活かして、肝炎の啓発活動に尽力されています。

2012年より始められた、厚生労働省の事業「知って、肝炎プロジェクト」の肝炎対策特別大使も長年にわたり務められています。

日本では肝炎の自覚が無いまま過ごしている方が多くいるそうです。

それらの方は、主に、かつて学校で行われていた集団予防接種のときに感染してしまわれたようです。

肝がんの原因の約80%が肝炎ウイルスによるものだといわれています。

放置がそのまま死につながる可能性もあるため、厚生労働省では啓発を続けています。

伍代さんは感染経験者として、プロジェクトに賛同し参加されているようです。

伍代さんの治療を見守った夫の杉良太郎さんも健康行政特別参与として、プロジェクトに関わられています。


活動のため、ご夫婦そろって各地へ訪問されることもあります。

C型肝炎を乗り越えた伍代さん夫妻ですから、喉のジストニアも力を合わせて乗り越えていかれることでしょう。

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