名脇役のバイプレーヤーとして引っ張りだこの俳優松重豊（まつしげゆたか）さん。
若い頃は映画制作側の仕事を目指していたが、演技にも興味を持つようになり俳優を志すようになっていきました。
20代では蜷川監督が主催する劇団に入団。
2023年現在はかっこいいイケオジのいうジャンルでも人気があります。
松重さんが大ブレイクした出世作『孤独のグルメ』とはどんな作品なのかなどについてお伝えしていきます。
松重豊のプロフィール
本名：松重豊
生年月日：1963年1月19日
出生地：長崎県長崎市
出身地：福岡県福岡市東区
身長：188cm
最終学歴：明治大学文学部文学科卒業
所属事務所：ザズウ
松重豊の若い頃
主演ドラマ『孤独のグルメ』が話題を呼び、大ブレイクをした俳優の松重豊さん。
『孤独のグルメ』は2023年現在Season10まで続く大作です。
今ではドラマや映画などに引っ張りだこで演技派のバイプレーヤーとして活躍中の松重さんですが、若い頃は苦労も多くされているようです。
今回は松重さんの若い頃について調べていってみたいと思います。
2023年現在60歳の松重さん。
生まれたのは1963年1月19日。
出生地は長崎ですが、すぐに福岡へと移り住み小学生時代は大分で過ごしていました。
小学校を3回、中学を2回転校しています。
中学時代から音楽に目覚めて、激しいジャンルの曲を聴いていました。
その後、「めんたいロック」と呼ばれる博多ビートバンド系というものを知り、ライブハウスへ通うになったといいます。
実は松重さんも音楽の道を志したかったのですが、髪の毛がくせ毛で立てられないこと、楽器演奏ができないという理由で断念。
高校卒業後は上京をして、明治学院大学に進学をして演劇学を専攻しました。
当初は俳優ではなく、映画や演劇などの制作側に興味があり勉強をしていたそうです。
しかし、状況劇場や天井桟敷など舞台を数多く観劇し、演技の素晴らしさを知り松重さんは俳優を目指すことになりました。
松重豊の20代
俳優を志すようになった松重さん、当時20歳で新宿の小劇場「スペースデン」で初舞台を踏んでいます。
大学在学中から三谷幸喜（みたにこうき）さんが主催する東京サンシャインボーイズの作品に参加。
松重さんは上京後に下北沢にある中華料理店「珉亭」でアルバイトを始めましたが、同日にバンド活動のために上京してきた甲本ヒロト（こうもとひろと）さんも同じ店でアルバイトを始めたというエピソードがあります。
松重豊が昔アルバイトをしていた下北沢『珉亭』に久しぶりに行ってきました。2階は初めてでしたが、松重さんやブルーハーツのヒロトなどのサインがズラリ。バイプレイヤーズでも度々出てきた餃子や名物の赤い炒飯、江戸っ子ラーメンたちも美味しく楽しい時間を過ごせましたよ(*´-`) #松重豊 pic.twitter.com/sCkMTmDeo5
— コドジョ🍚孤独のグルメ非公式情報 (@kodo_jo) August 19, 2017
それ以来30年間もつき合いが続いているそうです。
1986年当時23歳で大学を卒業した後は蜷川幸雄（にながわゆきお）さんが主宰する劇団「GEKI-SYA NINAGAWA STUDIO」に入団。
当時から蜷川監督は怖いと評判だったそうで、松重さんも当時を振り返った出来事を話しています。
松重さんがオーディションを受けにいった日のこと、自分の順番を待っていると、前の順番のところで蜷川さんの怒りが爆発して机を蹴飛ばすほどの剣幕になり周りは凍りつきました。
恐ろしさのあまり松重さんは順番が回ってきたときににセリフを一行だけ言って、残りは覚えていませんと早々に帰宅したそうなんです。
しかし、後日自宅に届いたのは合格通知。
蜷川さんは松重さんの身長の高さを面白い武器になると評価をして劇団に入れたのではないか松重さんは当時を振り返っています。
今でも夢枕に出てくるほど、強烈な指導だったが「修行できたのは財産ですね」と師匠との思い出を懐かしんだ。
蜷川さん主催の劇団に入団した松重さんですが、はやり蜷川さんはとても厳しく松重さんは稽古中に逃げ出してしまったこともあったそうです。
3年後には退団をしてフリーとして活動。
舞台やドラマ、映画、ナレーションなどはしていたものの、生活に困窮してしまい1年以上休業をしています。
休業期間には建設会社の正社員として働いていたそうです。
そんな松重さんを舞台に呼び戻してくれたのが蜷川スタジオの1期先輩の勝村政信（かつむらよしのぶ）さん。
復帰した後も俳優だけでは食べていけず30代半ばになるまではアルバイトをしていたそうです。
27歳のときには大学時代からの友人だった方と結婚をしています。
松重豊は長身でかっこいい
身長が188cmもある松重豊さん。
最近ではかっこいいと評判です。
2022年には女性自身の「春ドラマ出演“イケオジ”俳優で、かっこいいと思うのは？」のランキングで3位入賞をしています。
1位は沢村一樹（さわむらいっき）さん、2位高橋克典（たかはしかつのり）さんという錚々たるメンバーの中で松重さんが堂々の3位。
口数が少ない中で時折見せる笑顔が素敵だというファンの声が上がっていました。
松重さんは高身長を生かしてファッションショーにモデルとして出演しています。
モデル出演したのは、2022年秋冬の「ヨウジヤマモトプールオム」のコレクション発表会。
ヨウジヤマモト オム🌹
２０２２-2023年A/W
パリコレクション👍
モデルは『孤独なグルメ』でお馴染みの松重 豊さん
良い味出してました… pic.twitter.com/cBo3avCRBN— 𝓒𝓐𝓜𝓤 (@Camu3314) January 21, 2022
YOHJI YAMAMOTO ヨウジヤマモト2022-2023 AW
松重豊氏が控えめに言って格好良過ぎだった。良かった。 pic.twitter.com/FRWXL1wnTg— ねこみそ (@necoyamamiso) January 20, 2022
抜群のスタイルを生かした出で立ちでランウェイを歩きました。
他にもモデルとして出演したのが俳優の仲村トオルさん、伊原剛志（いはらつよし）さん、加藤雅也（かとうまさや）さん、三原康可（みはらやすのり）さんとみなさん「イケオジ」と呼ばれる面々。
かっこよすぎて痺れてしまいそうな姿の松重さんでした。
松重豊がブレイクした出世作『孤独のグルメ』
数々のドラマや映画、舞台など幅広く活躍されている松重豊さん。
その中でも松重さんが一躍有名になった作品はドラマ『孤独のグルメ』ですよね。
2012年に『孤独のグルメSeason1』が放送されています。
当時はすでに49歳。
初の主演作にもなりました。
長い下積みを経ての大ブレイクになりましたね。
『孤独のグルメ』の原作は雑誌『月刊PANJA』その後『週刊SPA!』に連載されていた漫画だということはご存知でしょうか。
その実写版で中年男性井之頭五郎役を松重さんが演じているという作品です。
1人で飲食店に入って黙々と食べるという食事シーンがメインの特に何も起こらない穏やかなドラマですよね。
決してイケている中年男性という役を演じているわけでもない、普通の素朴なオジさんなのになぜかドラマに引き込まれます。
Season10まで10年間にも渡り演じ続けているのに全く飽きられないのはやはり松重さんの演技力の高さですね。
続編も楽しみです。
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