松重豊、大食いではなく小食。太らない理由は自然体?食べ方は訓練せず

ドラマ『孤独のグルメ』で大食いの主人公を演じた俳優・松重豊(まつしげゆたか)さん。

その自然体の演技力で、深夜ドラマとしては異例の大ヒット作品へと導きました。

近年では食に関するエッセイも連載するなど、食べるということをとても大切にしておられます。

今回は、松重さんの”食べるという演技”にまつわるエピソードをお伝えします。

松重豊のプロフィール

愛称:マッチゲ

本名:松重豊(まつしげゆたか)

生年月日:1963年(昭和38年)1月19日

身長:188cm

出身地:福岡県福岡市

最終学歴:明治大学文学部卒業

所属事務所:ザズウ

松重豊、実は大食いではなく小食

俳優・松重豊さんの代表作は?と問われたら、あの「夜中に放送されてる、オジサンが1人で飯を食ってるだけのドラマ」を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。

松重さんが主演を務めるテレビ東京系列『孤独のグルメ』は、深夜ドラマにもかかわらず大人気作品と言って良いでしょう。

2012年にシーズン1の放送が開始されるとジワジワと人気が高まり、2022年には遂にシーズン10の放送を迎え、10年以上にわたって続くテレビドラマとなりました。


その人気の理由のひとつに、松重さんの「見ていて気持ちが良いほどの食べっぷり」を挙げることができるのではないでしょうか。

彼の大食いはただの演技なのか、それとも普段からたくさん食べる方なのでしょうか……?その答えは、半分正解で半分不正解といったところのようです。

大食い・井之頭五郎になりきる

松重さんが『孤独のグルメ』の撮影について各所でインタビューに応じたところによると、ドラマの主人公とは真逆で、普段は小食なんだそうです。

女性陣と食事に行っても食べる量は自分が一番少ないほどだといいますから、それでどうやってあの役柄を演じているのか不思議になりますよね。

ふだんは小食なんです。女性陣と食べても僕が一番少ないぐらい。でもあの番組は井之頭五郎になっていかなきゃいけない。

松重さんが演じる主人公・井之頭五郎は、酒はからきし駄目だが美味いものには目がない大食漢という人物像です。

輸入雑貨のバイヤーとして各地を飛び回り、営業に行った先で気になる飲食店を見つけると、その店のおすすめメニューはもちろん、他の客のテーブルに運ばれてきた料理が気になればそれも注文し美味そうに食べまくります。

そんな井之頭五郎になりきるために、撮影前日から食事を抜くようにしているのだとか。

ドラマの撮影は一話ごとに二日間にわたって行われ、輸入雑貨のバイヤーとして営業をする主人公の姿を収める一日目、メインとなる飲食店での食事のシーンを収める二日目という構成で進めるそうです。

食事のシーンを撮る前日から、つまり営業シーンの撮影日から食事をセーブし、翌朝の朝食はとらないといいます。

飲食店での撮影は午後2時や3時を回ることも珍しくなく、そのころには空腹も相まって「最高のひと口目」を食べる表情が出せるのだそうです。

ということは、松重さんは井之頭五郎になりきるためにしっかりと努力し、役作りを行った上で大食いを演じているのだと思われます。

演技じゃない?

一方で松重さんは「食べることを演技とは思っていない」「ただ普段通り飯食ってるだけだ」といったようなことも語っています。


そして、撮影中に出された料理は実際にすべて食べきってしまう上に、撮影時間を延長させることもなく、食事の時間がそのまま撮影時間となって収録を終えるのだそうです。

松重さんは井之頭五郎として大食いを演じながらも、普段の自分の「素のまま」で料理を食べているだけだとも言えるのではないでしょうか。

ちょっと格好つけて表現するならば、それは彼の”生きざま”を表現しているのだと言えるでしょう。

松重豊は自然体で太らない

松重さんはドラマの撮影であれだけの量の食事をとっているのに、全然太りませんよね。

『孤独のグルメ』は1シーズンごとに12話放送されていますから、芸人やタレントが「ちょっと特番でたくさん食べてみました」というのとは訳が違います。

それでも太ってこない松重さんについて、もしかして重い病気なのでは?などという憶測も飛び交っているようですが、そんなことはないようなので安心して下さい。

「孤独のグルメの俳優・死亡」などと悪質な噂まで流布されたようですが、これは原作漫画の作画をされていた谷口ジローさんが亡くなったことを利用し、アクセス数を稼ごうとする悪意のあるものなので完全に無視して構いません。

松重さんが太らないのは、そうならないように気を使っているからです。

気を使うといっても、ジムに通ってトレーニングしたり苦痛を伴うダイエットをしたりするのとは違います。

腹がパンパンになるような生活をしていては良い作品を作れないという思いから、普段の食事の量を腹八分目にするように心掛けているそうで、体型維持に一役買っているんだとか。

腹八分目が体にはいい。お腹いっぱいだといいものが作れないという、強迫観念みたいなものがある。

また、松重さんはペットとしてボストンテリアの「チャイ」という犬と、アメリカンカールの「ぶん」という猫を一匹ずつ飼っているそうです。

愛犬チャイとは毎日1時間半かけて散歩をするそうですし、愛猫ともよく遊んであげているんだとか。

腹筋をを引き締めるために、アブローラーで一日10分ほど軽い運動もするそうです。


自らの体を痛めつけてまで、ストイックに自分を追い込んでいくというスタイルとは違うようですね。

「役者として太らないように自分の体が適応している」という松重さん。

『孤独のグルメ』の撮影について「ただ食べているだけ」と語っているように、日頃から自然体のまま無理のないような生活を心掛けているのでしょう。

原作漫画の主人公を見ても大柄な男ではありませんし、腹の出た小太りのオジサンがガツガツ食べるのでは絵になりませんから、松重さんは正に適役ですね。

役者という職業柄なのか、太らないように自分の体が合わせていっている気がしますね。

松重豊、食べ方は訓練していない

松重さんは、ドラマの中でとても気持ちの良い食事の食べ方をしますよね。

彼はその特徴的な食べ方について、「別に訓練や努力はしていない」といいます。

食べ方というのは人から教わるようなものでもなく、上品に食べようなどという気はハナからなかったのだとか。

パスタを食べるときに音が出たとしても、とにかく美味しそうに食べることを心掛けているといいます。

ガツガツ食べる自分の姿を見て、下品に感じる人がいたとしても構わないと考えているのだそうです。

確かに、営業に行った先で店に立ち寄り食事をとる大食いの主人公が、そんなお上品に飯を食うはずがないのですから、彼の考え方には頷けますね。

食べ方がいいとかって言われても、訓練や努力してきたわけではない

松重さんの公式YouTubeチャンネルでは『孤独のグルメ』とは違ったシチュエーションで、彼の食べる姿を見ることができますよ。

動画のタイトルこそ「しゃべるノヲト。」ですが、動画内容はエッセイ「たべるノヲト。」の紹介となっており、各話ごとに松重さんが何かを食べる様子が収録されています。


第1話は、ほうれん草を食べているだけなのですが、さすが食べる姿が様になっていますね。

このシリーズを知らなかったという方も、この機会に見てみてはいかがでしょうか。

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