徳永英明の音域は高い!歌唱力が再注目、歌い方に倍音。声変わりの噂。声の特徴&評判まとめ

女性アーティストの名曲カバー集『VOCALIST』シリーズの大ヒットで人気が再燃した徳永英明(とくなが ひであき)さん。

高い音域を歌いこなす独特の声質と抜群の歌唱力があらためて注目されていますね。

ここではボーカリストとしての徳永さんにスポットをあてて、歌い方の秘密を掘り下げていきたいと思います。

若い頃とくらべると「声変わりした」「声が落ちた」と感じる人もいるようですが、昔からのファンはどうとらえているのでしょう。

また、唯一無二と言われる声の特徴や評判についてもみていきます。

徳永英明のプロフィール

本名:德永英明(「徳」は旧字体、「英」は草冠の間が空く)

生年月日:1961年(昭和36年)2月27日

身長:175cm

出身地:福岡県柳川市

最終学歴:伊丹市立伊丹高等学校卒業

所属事務所:マゼラン

徳永英明の音域は高め

2000年代に日本の音楽シーンで巻き起こったカバーブーム。

その火付け役が徳永英明さんでした。

女性ボーカリストの名曲を収録した2005年のカバーアルバム『VOCALIST』を皮切りに、『VOCALIST』シリーズが驚異的なロングセラーになったのは記憶に新しいですね。


徳永さんの魅力は、ややハスキーがかった高めの声質が、高音域になるとキュンと切ない歌声になるところ。

女性の繊細な感情の揺れを表現するのに、これほど適した歌声はないでしょう。

男性より音域の高い女性ボーカリストのカバー集は、徳永さんのあの声だからこそ成立した独自の世界といえそうです。

地声の音域はソースによってやや揺れがあるものの、おおよそ最低音がmid1A、最高音がhiC#あたりとみてよさそうです。

ここでは徳永さんのボーカルがよく活かされたナンバーであり、カラオケの定番曲としても愛される『壊れかけのRadio』を取りあげてみましょう。

一般的な男性の音域よりもやや高めの楽曲です。

まず、地声最低音は冒頭のAメロから登場するmid1F#。

「なにもきこえない」の頭の「な」の音です。

地声最高音はサビに多く登場するhiA。

「みちを さがしていた」の「て」、「ほんとうのしあわせ おしえてよ」の「え」などの音です。

つまり、女性にとっては歌いやすい最低音から、一般的な男性にとっては壁になりがちな最高音の音域で構成されているのがこの楽曲の特徴です。

とはいえ、音域自体はけっして広くなく、歌メロも複雑ではなく、テンポもゆったりめなので、歌唱難易度はそれほど高くはありません。

カラオケで男性がチャレンジする場合、原曲キーから下げて歌うことに抵抗がなければ、比較的歌いやすいのではないかと筆者は分析しました。

カバーアルバムで再注目された確かな歌唱力

かすれた特徴的な声質のせいか、徳永英明さんの歌声を耳障りに感じたり、歌が下手だと思う人もいるようですね。


まず、かすれた高めの声については聴く側の好みの問題ですから、苦手だという人がいても不思議ではないでしょう。

ですが、『VOCALIST』シリーズで高音域を歌いこなすボーカルスキルを発揮し、その歌唱力があらためて注目されたのは事実であり、ピッチや表現力についても文句なしに一流だという声は多いです。

ここで思い出したいのは、カバー曲の世界は、確かな歌唱力が要求される世界でもあるということ。

徳永さんはオリジナルのイメージを大切にしながら、自身の色を足していくことで、楽曲の新たな魅力を伝えることに成功しています。
高い歌唱力と表現力をもつボーカリストだからこそ、カバーの魅力を伝えられるのではないでしょうか。

個人的に出色の歌唱だと思うのは、大橋純子さんの『シルエット・ロマンス』のカバーです。

徳永英明の歌い方は倍音マジックがいっぱい

聴く者を魅了する歌手の歌声にはたくさんの倍音が含まれています。

倍音とは、自分が出そうとしている基音の上に重なる音のこと。

人間は声を出すときに、共鳴腔や息の使い方によってさまざまな音が鳴っているのです。

テレビの試験電波と人の声が異なるのはここですね。

魅力的な倍音のある声を出すには、共鳴腔に声を響かせたり、息の流れをしっかりとつくること必要になります。


徳永さんは非常に息の倍音が多いうえに、それらがきれいにマイクに乗って、透明感のある印象をつくりだしているように感じます。

低音域から高音域まで、ハスキーな成分と息っぽい成分を多く含むのが歌い方の特徴といえるでしょう。

徳永英明の声変わりの原因は病気?加齢?

徳永英明さんは1993年に声帯ポリープの手術を受けています。

この手術を境に、持ち味であった澄んだ伸びのある高音が鳴りをひそめてしまったという嘆きがネット上にみられます。

また、2002年にもやもや病から復活した直後は、さすがに声が落ちたと感じるファンが多かったようですね。

確かに20代の頃はもっと澄んだ響きがあり、より中性的な歌声をしていました。

ですが、徳永さんは2023年で62歳。

声帯の筋肉は加齢とともに衰えるのが普通です。

声変わりというほどのレベルではないにせよ、全盛期にくらべれば声量や歌唱力が落ちてきても不思議ではありません。

近年は原曲のキーを下げて歌うこともあるようですが、それは手術による物理的な条件によって強いられた変化かもしれませんし、加齢のせいかもしれません。

しかし怪我の功名というか、病気を経験してから歌に深みが感じられるようになったという声も。

好みは人それぞれですが、60代になった徳永さんの歌声のほうが好きだという人も少なくはないようです。

徳永英明の声の特徴は「1/fゆらぎ」

大人の色気を漂わせながらも、少年のようにピュアな透明感をもつ歌声で唯一無二の世界を構築してきた徳永英明さん。


かすれ声なのに柔らかで丸みがあり、落ち着いた響きがあるのが特徴です。

男性ボーカリスト特有の野太さや泥臭さを感じることはなく、そういう意味では非常に洗練された歌声という印象を抱きます。

その歌声が聞こえたとたんに赤ちゃんが泣き止んだり、うるさく鳴いていた猫がおとなしくなるといったエピソードは枚挙にいとまがありません。

心が癒され、心地よくなる天性の声質は、まさにヒーリングボイスの証明でもありますね。

ヒーリングボイスといえば、まず考えられるのが、脳をリラックスさせ心を落ち着かせる効果がある「1/fゆらぎ」です。

徳永英明さんも例にもれず、「1/fゆらぎ」の持ち主でした。

「1/fゆらぎ」の歌声を持つ代表的な歌手は、女性では美空ひばりさん、宇多田ヒカルさん、MISIAさんなどがいますが、男性では徳永英明さんが代表格に挙げられるでしょう。

CDセールスが示す徳永英明の評判

『VOCALIST』シリーズの大成功で、昭和歌謡のカバー・キングとして幅広い世代からの支持を獲得した徳永英明さん。

そもそも作品の評判が悪ければ、CD不況のなかでカバーアルバムが大ヒットを記録するわけがありません。

ただ、徳永さんは単にカバーが上手なシンガーというだけではないのはご存じのとおり。

デビュー曲の『Rainy Blue』をはじめ、『輝きながら…』『夢を信じて』『壊れかけのRadio』など、数々のオリジナルの名曲を持つシンガーソングライターでもあるのです。

代表曲に切ないバラードが多いことからも、バラードの名手として確固たる地位を築いているといえるでしょう。


時代がめぐっても色褪せない名曲の魅力を幅広い世代に伝えた徳永英明さん。

男性シンガーのカバージャンルを広げた功績は大きいですね。

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