昭和の音楽番組を代表する歌手である田辺靖雄(たなべやすお)さん。
同じく歌手の九重佑三子さんとの夫婦仲の良さは広く知られており、元祖おしどり夫婦と呼ばれています。
今回は、田辺靖雄さんの結婚の馴れ初めや、夫婦でのデュエット情報などをご紹介します。
田辺靖雄のプロフィール
愛称：ヤッチン
本名：田邊靖雄
生年月日：1945年(昭和20年)4月5日
身長：171cm
出身地：東京都世田谷区
最終学歴：
所属事務所：有限会社ワイ・アンド・ワイ
田辺靖雄と妻・九重佑三子は仲の良い夫婦
田辺さんは、1973年に九重佑三子さんと結婚しています。
非常に仲の良い夫婦として知られており、熟年カップルの理想の形と称されることもしばしば。
芸能界きっての仲良し夫婦と言われている田辺さん夫妻ですが、本人達は特別気にしていない様子。
ただ普通に一緒に居るだけなのに、周りからは仲が良いように見えるとのこと。
しかし、1つ心掛けていることがあるそうです。
それは、敷かれたレールの上からは決してはみ出さないようにすること。
それぞれがお互いに何があっても、相手の生活や仕事を優先すると固く誓っているそうです。
結婚から40年以上経っても「さん付け」で呼び合っているのも、尊重し合っていることのあらわれでしょう。
これだけ仲が良いのだから、きっと似た者同士なのだろうと思う人もいるかもしれません。
しかし、田辺さんはどんな時もマイペース、対する九重さんは下町気質の情熱的なタイプ。
まるで正反対の性格なのに上手くいっているのは、やはりお互いを尊重し合っているからでしょう。
2007年に田辺さんが突然病気になり、歩行困難になったことがあります。
このままだと車椅子生活は免れないと医師に告げられましたが、九重さんの支えにより自立歩行できるまでに回復しました。
一定の距離感を保ちながらも、必要な時は自然と支え合っている田辺さん夫婦。
もはや夫婦以上の信頼関係で結ばれているようですね。
2人が一緒になるのは運命だったと九重さんは語ります。
2023年には金婚式を迎えた田辺さん夫妻。
これからも世の夫婦の模範になるような、素敵な関係を続けて欲しいですね。
結婚馴れ初めは一目惚れだった
田辺さんは、森繫久彌さんの媒酌で九重さんと結婚しました。
2人が初めて出会ったのは、テレビ局のスタジオだったそうです。
九重さんが当時所属していた事務所は厳しく、男性との接触禁止という暗黙の了解があったそうです。
当然田辺さんはそんな決まりを知らないので、初対面の印象は不愛想な「変わった子」というものでした。
しかし、これが2人の運命を決定づけることになります。
田辺さんは「変わった子」が大好きだったのです。
初対面ですでに惚れていたと後のインタビューで語っています。
事務所が男性を遠ざけていたのは、タレントの結婚と引退を恐れたのでしょう。
田辺さんにとっては逆効果になってしまったのは、何とも皮肉ですね。
事務所の決まりはありましたが、収録や稽古で毎日のように顔を合わせなければならなかったので、2人の距離は自然と縮まっていきます。
休みの日にはお互いの家に遊びに行くようにもなり、周囲の人達も「この2人は必ず結ばれる」と確信していました。
そろそろ結婚かと思われた矢先、突然九重さんは「距離を置きたい」と田辺さんを突き放します。
ずっと一緒にいたけれど、果たしてこれは恋愛と呼べるのかと疑問に思ったのが理由だそうです。
こうしていったんは離れ離れになった2人ですが、4年程経過した頃に仕事で再開します。
久しぶりの再会に、九重さんは興奮を隠せなかったと言います。
田辺さんも、距離を置いたことで改めて好きという気持ちに気づきました。
ずっと仲が良く、嫌いになった訳でもないのに別れて、結局は惹かれ合うようになった2人。
ゴールインするまで随分遠回りをしている印象ですが、結婚後の円満な関係を見る限り、きっとすべてが必要な過程だったのでしょうね。
息子の田辺晋太郎は音楽家
田辺さんには、晋太郎さんという息子がいます。
両親と同じく芸能界で活躍しており、かつては「Changin’ My Life」という音楽ユニットでも活躍。
声優の小野大輔さんや杉田智和さん、アイドルグループ「サクヤコノハナ」などの作曲担当としても名前を確認できます。
料理好きを自負しており、音楽活動と並行して食関連の仕事も請け負っています。
肉に関する造詣が深く、肉マイスターを名乗り著書の出版やテレビ出演などを行っています。
渋谷の田都のホームで肉マイスターの人だって言ったら振り返って会釈してくれた！
田辺晋太郎っていうらしい pic.twitter.com/8YqTm33nLj— T.T (@star7cat_love) December 7, 2016
ちなみに父親の靖雄さんも料理が得意だそうです。
肉について詳しいのも、両親が肉好きだったことに由来しているとのこと。
音楽活動も食関連の仕事も、晋太郎さんの活動には両親からの影響がうかがえますね。
夫婦でデュエット曲を多数リリース
仲睦まじいことで知られている田辺さん夫妻ですが、実はデュエット曲も多数リリースしています。
自身の代表曲でもある「ヘイ・ポーラ」は、元々は梓みちよさんとのデュエット曲でしたが、後に夫婦でもデュエットしています。
九重さんが「大切な人よ」と歌った時に、意味ありげな表情で視線を送る田辺さんが印象的ですね。
普段から信頼し合っている2人だからこそ、このような自然体の素晴らしいパフォーマンスができるのかもしれません。
2024年現在の最新デュエット曲は、2014年に発表された「明日がまだある」です。
パートナーへの感謝をつづった歌詞と聴き心地の良いリズムが印象的なこの曲は、田辺さん自身が作詞作曲を行いました。
まだまだ声も見た目も若々しいので、これからもしばらく素敵なデュエットを聴かせてくれるでしょう。
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