井沢八郎の妻・青羽美代子は声優。娘・工藤夕貴は女優、息子は実業家&元妻は料亭の令嬢

井沢 八郎(いざわ はちろう)さんは中学卒業後の1963年にデビューし、3作目の「あゝ上野駅」が大ヒットをして昭和を代表する歌手の1人になりました。

私生活では料亭の令嬢と結婚をして一男一女を授かっていますが、家庭内暴力や未成年の買春、隠し子騒動という不祥事による離婚や再婚など波乱に満ちています。

今回の記事では井沢さんの妻や元妻、娘の工藤夕貴さんら家族について見ていきましょう。

井沢八郎のプロフィール

本名:工藤 金一(くどう きんいち)

出身地:青森県弘前市

生年月日:1937年3月18日

没年月日:2007年1月17日(69歳没)

主な作品:「あゝ上野駅」(1964年5月)

井沢八郎の妻・青羽美代子は声優

まずは井沢八郎さんが最期まで連れ添った妻・青羽美代子さんについて見ていきましょう。

井沢さんは1968年頃に結婚をしていますが、家庭内暴力や未成年の買春騒動に加え、報じられた隠し子の存在を認めるなどスキャンダルを連発。

1989年に離婚をしています。


その後は活動自粛などもあって静かな日々を送っていましたが、1994年に離婚後から交際をしていた25歳年下の青羽さんと結婚をして再び世間を驚かせました。

青羽さんは声優として主役を演じることはなかったものの、人気作の「ゲゲゲの鬼太郎」や「ドラゴンクエスト」、「魔法使いサリー」などに出演をした実力派です。

二人の馴れ初めについてははっきりとしたことは分かりませんでしたが、青羽さんが井沢さんの元で演歌の修行をしたことがキッカケになったという説もありました。

同じ芸能界とは言っても演歌歌手と声優は縁が薄いので、誰かの紹介や相手側の分野に飛び込んで仕事をするなどが無ければ知り合うことは少ないでしょう。

再婚後は不祥事で世間を騒がせることもなく最期まで結婚生活が続いたことを考えると、青羽さんとの相性は相当良かったのかもしれませんね。

青羽さんは2024年現在も井沢さんのことを大切に思いつつ、ショーやボランティア講習を受けるなど忙しい日々を過ごされているとのことでした。

娘・工藤夕貴は歌手で俳優

この項目では井沢八郎さんと娘である工藤夕貴さんとの関係を見ていきます。

夕貴さんは井沢さんと前妻との間の第一子として誕生し、小学6年生のときに渋谷でスカウトされ芸能界入りをしました。

デビューが決まって夕貴さんは喜んだそうですが、これは酒乱の井沢さんや家政婦(夕貴さんが母びいきだったので嫌がらせをしていた)が居る家から出たいとの願いが叶ったからだそうです。

芸能界デビューにあたって父の名前を使わなかった理由は、親の七光りと言われたくない点に加え、井沢さんとの関係が良くなかったことがあったのかもしれません。

アイドルを経てアメリカに渡って国際的な俳優へ転身し、ハリウッド作品の「SAYURI」や「ラッシュアワー3」に出演をして確固たる地位を築きました。

しかし、2005年秋に井沢さんが食道癌と診断されたことを知り、関係が悪いままで終わってしまうという後悔をしたくなかったことから急遽帰国。


帰国して2年後の2007年1月17日、危篤状態に陥った井沢さんは夕貴さんに「お誕生日おめでとう」と伝え、同日午後11時18分、食道がんのため東京都内の病院で亡くなりました。

最期の言葉や没後に見つかった励ましの手紙によってわだかまりは全て溶け、五木ひろしさんが作曲した「父さん見てますか」で井沢さんと同じ演歌歌手としてデビューをしています。

初の演歌とは思えないような歌唱力は、まさに井沢さん譲りの才能と言えるでしょう。

親子円満だった時間は短いものでしたが、最期に関係を修復できたことは不幸中の幸いですね。

息子は元俳優で実業家の工藤正貴

こちらの項目では井沢八郎さんの息子・工藤 正貴(くどう まさき)さんを見ていきます。

正貴さんは井沢さんと前妻との間の第二子として1973年7月29日に誕生し、1988年公開の映画「ぼくらの七日間戦争」(役:相原徹)に出演をして話題になりました。

その後も映画やドラマに多数出演をしましたが、わずか5年で芸能界を去ってしまいました。

引退後はクラブのDJなどをしていた点を踏まえると、演技よりも音楽関係の仕事に興味があったのかもしれませんね。

DJを辞めてからは姉が所属していて継父が代表を務める事務所「ヒラタオフィス」に入り、2024年現在は同社の新人研修部門「フラッシュアップ」の代表取締役社長に就いています。

芸能人としての期間は短いものでしたが、その後も親子・きょうだい揃って同じ環境で仕事をできているのは幸運と言えるかもしれませんね。

元妻は料亭の令嬢だった

最後に二人の子の母であり井沢八郎さんの最初の妻である女性について見ておきましょう。

元妻は一般女性だったので情報は多くありませんでしたが、名前は納紀子(ゆきこ)さんで高級料亭「うかい」の御令嬢ということが分かりました。

1968年頃の週刊誌には「納紀子さん(23歳)と4年の交際が実って結婚」とあるので、内容が事実であれば年齢は井沢さんの7~8歳年下になります。

井沢さんとの間に夕貴さんと正貴さんを授かりましたが夫婦仲は悪化の一途をたどり、1980年頃から別居生活を始め、1989年頃に離婚という結末を迎えました。

その後は一般人ということもあって話題にはなりませんが、夕貴さんのインスタグラムに再婚相手で芸能事務所「ヒラタオフィス」代表の桜井良樹さんと一緒に登場しています。

投稿左から桜井さん、納紀子さん、息子の正貴さん、そして娘の夕貴さんになります。


井沢さんとの結婚生活は波乱万丈と言えるものでしたが、離婚後は良い再婚相手にも恵まれ、2024年現在も元気に過ごされているとのことでした。

これから先も家族仲良く、たくさんの思い出を作って行って欲しいですね。

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