風見 章子(かざみ あきこ)さんは日活のオーディションに合格して芸能界デビューを果たし、その後は映画やドラマ、舞台など様々な分野で多大な功績を残しました。
一方、古き良き時代の女優らしくプライベートについてはほとんどつまびらかにせず、結婚をした夫や息子などは謎に包まれているそうです。
今回の記事では風見さんの家庭や若い頃、最期まで現役を貫いた姿を見ていきましょう。
風見章子のプロフィール
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本名:中村 フサ(なかむら ふさ)
出身地:群馬県
生年月日:1921年7月23日
没年月日:2016年9月28日(95歳没)
主な作品:映画「土」「忘れられぬ人々」
風見章子、結婚の公表はないが夫や息子の噂
まずは謎に包まれている風見章子さんの結婚や夫、息子について見ていきます。
多くの芸能人は結婚や出産をすればメディアに取り上げられて大きく報じられますが、風見さんは有名女優でありながら結婚や夫に関する情報がほとんどありません。
結婚をした時期については明確にされてはいないものの、ネット上では結婚後に一時的に芸能界を引退していたという記述がありました。
風見さんの出演歴を調べると、1952年から55年の間に出演した作品が無かったので、結婚をした時期は空白期の前半頃だった可能性が高いでしょう。
夫の素性については全くと言って良いほど情報が無く、名前や年齢、経歴も謎となっています。
ただ、周辺の関係者からは「とてもハンサム」だというコメントもあったそうなので、公表はされていませんが美男美女のカップルだったのかもしれません。
息子さんについても名前や経歴は明らかになっていませんが、アメリカに移住をして結婚、しばらくして子供を授かったという断片的な情報はありました。
その話が事実だとするならば、風見さんは”おばあちゃん”になっていたということになります。
風見さんは自身のプライベートについて多くを明かしませんでしたが、いわゆる「謎多き女」というミステリアスなところも魅力的と言えるかもしれませんね。
若い頃から多くの作品に出演して活躍
この項目では風見章子さんの若い頃について見ていきましょう。
長く活動されていたことから「お母さん役」や「おばあさん役」のイメージが強いですが、若い頃は清楚なお嬢様役や少し影のある女性まで幅広く演じています。
今日は、片山明彦さんのお誕生日。
おめでとうございます🎉↓は日活多摩川『姉さんのお嫁入り』(監督は千葉泰樹)
風見章子と。「サンデー毎日秋の映畫號」(1939年)より。 pic.twitter.com/vy6VDxfKKG
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デビューした年(1937年)の出演は映画「時代の霧」のみでしたが、4年目となる1940年には10本を超える作品に出演。
実力派の若手として注目を集めました。
また、昔の映画雑誌にはとても貴重な水着姿も掲載されており、お茶の間の人気者になった母親役とは一味違う一面を垣間見ることができます。
若さや美貌で人気になった同世代の女優たちとは少し趣きが違っていた風見さん。
安定した演技力と卓越した表現力が自身の根底にあったことが伺えます。
ただ、結婚後は一時的に芸能界を引退したという話もあります。
女優としての成功よりも普通の女性としての幸せを求めていたのかもしれませんね。
パラマウントベッドのCMなど死去の間際まで女優
最後に風見章子さんのパラマウントベッド出演や晩年まで現役であり続けた姿勢を見ておきます。
2000年頃から介護用品「パラマウントベッド」のCMに高齢者役として出演し、共演した子供たちを温かく見守る様子が上品で優しいと大変な評判になりました。
若い頃から活躍をした俳優や女優は、年を重ねた姿や衰えた自分を見せたくないとして引退する傾向がありますが、風見さんは95歳で死去する間際まで現役の女優として活動をしています。
風見さんは以前から年齢を重ねることに対してネガティブではなく、少女から大人の女性、中年から高齢者と立場が変わるにつれ女優として過ごし方を変化させていました。
これは「等身大」を自然のまま演じることに繋がり、見ている側からすると少女役だった風見さんが母親役をやり、年を重ねて高齢者役をやる姿は”共に生きている人”と言えるかもしれません。
中には芸能人の加齢について「劣化した」など辛辣な意見をする人もいますが、風見さんには悪い意味での老いや劣化は見当たらず、退化どころか進化したと表現することもできるでしょう。
また、母親役や高齢者役に共通するのは「家族」という点です。
数々の映画やCMを見るにつれ、風見さんを「日本のお母さん」と評した的確さに感動すら覚えます。
最晩年は体調不良などもあって作品に出ることは叶いませんでしたが、16歳から90歳代まで現役の女優であり続け、娘から母、祖母と人の一生を演じてきた生涯でした。
風見さんの長きにわたる女優人生そのものが一つの作品であり、後世の俳優たちが参考にするべき生き方だったと言えるかもしれませんね。
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