2024年2月、舞台『欲望という名の電車』にて主演を演じ4年ぶりに復帰を果たした女優・沢尻エリカさん。
麻薬取締法違反罪に問われた公判では「女優への復帰は考えていません」としていたはずですが……。
事あるごとに世間を騒がせてきた“エリカ様”ですが、やはり、「別に事件」からすべての歯車が狂い始めたと言えるでしょう。
今回は、改めて沢尻さんの「別に」にまつわるエピソードを振り返ります。
沢尻エリカのプロフィール
愛称:エリカ様
本名:澤尻エリカ(さわじりえりか)
生年月日:1986年(昭和61年)4月8日
身長:161cm
出身地:東京都
最終学歴:中学校卒業
所属事務所:エイベックス・マネジメント
沢尻エリカの「別に」なぜ?
沢尻エリカさんといえば「別に」の印象が強烈に残っているのではないでしょうか。
もはや、完全に伝説になったといえる「別に事件」ですが、若い人の中には知らないという人もいるかも知れません。
知っていても記憶が薄れてきているという人もいるでしょう。
そこで、まずは「別に事件」の概要を整理しておきます。
2007年9月29日、沢尻さんが主演を務めた映画『クローズド・ノート』が公開されました。
東京都千代田区有楽町にある日劇2にて行われた初日の舞台挨拶には、行定勲監督をはじめ、共演した故・竹内結子さん、黄川田将也さん、山口愛さん、主題歌を担当したYUIさんらとともに主演女優たる沢尻さんも当然出席しました。
しかし、終始不機嫌そうに腕組みするなど、その態度があまりにも悪すぎたのです。
金髪のカツラで頭にサングラスをかけ、緑色のヒョウ柄ワンショルダーという一風変わったギャルっぽいコーディネートにも注目が集まりました。
主演女優であるにもかかわらず、沢尻さんがこの舞台挨拶で発した言葉は、なんと、たった三つだけです。
まず「えー皆さん、今日はどうもありがとうございました」と気だるそうに挨拶しました。
司会を務めた元フジテレビアナウンサー・富永美樹さんが「一番思い入れのあるシーンは?」と質問するも、「特にないです」とこれまた気だるそうに返答しうつむきます。
行定監督が「(沢尻さんが)手作りのクッキーを焼いて撮影現場のスタッフに配った」というエピソードでフォローしますが……。
富永さんが「どんな思いでクッキーを焼いたのかだけ、ちょっと教えていただいても?」と問うと、沢尻さんは「別に」と鋭い眼差しで答えたのです。
これには富永さんも「きっと思いは会ったんだと思うんですが」と困った様子で、「今はちょっとここでは、皆さんに披露したくないのかも」と苦笑いでフォローします。
すると、沢尻さんはすかさず富永さんの方を睨みつけたのでした。
最後まで沢尻さんの不機嫌モードはおさまらずに舞台挨拶は終わりましたが、この時の映像がテレビで流れると日本中からバッシングの嵐に。
結局、この「別に事件」がキッカケとなり『クローズド・ノート』の興行収入は9億5千万円ほどにとどまり大ヒットとはなりませんでした。
同じくスターダストピクチャーズ(SDP)制作で行定さんが監督を務めた映画『世界の中心で、愛をさけぶ』は観客動員数620万人、興業収入85億円といわれていますから、その差は歴然。
「別に事件」というと何を聞かれても「別に」と答えていたのかと感じる人もいるかも知れませんが、たった一度しかこの言葉を発していなかったのです。
沢尻さんは当時21歳だったとはいえ、すぐ隣にはまだ10歳だった子役の山口さんの姿もありました。
山口さんの健気で落ち着いた様子も、沢尻さんの態度をさらに擁護し難いものにしていたのかも知れません。
竹内結子やアナウンサー・富永美樹が原因との噂
あの不機嫌な「別に」会見で仕事が激減した沢尻エリカさん。
その後、スターダストプロモーションとの契約も解除となり芸能活動を一時中止する事態に。
私生活においては、ハイパーメディア・クリエイターこと「高城未来研究所」所長・高城剛さんと結婚するも泥沼の離婚劇を演じました。
2020年のNHK大河ドラマ『麒麟がくる』の主演が決まっていながら、2019年11月16日に合成麻薬MDMAを所持していたとして麻薬取締法違反の疑いで逮捕され、その後懲役1年6か月執行猶予3年の有罪判決を受けています。
撮影済みだった大河ドラマ10話分には、逮捕時すでに6億円もの費用がかかっていたそうです。
公判では「19歳から違法薬物を使っていた」ことも明らかとなり、「別に」の時にはクスリをキメていたのでは?という声もあがりました。
10代からクスリを使っていたことは別としても、思い返せば「別に」以降、沢尻さんは転落の一途を辿っているようにも思えます。
彼女の女優人生において、まさにターニングポイントとなったといえる「別に」騒動ですが、なぜあのような態度を取ってしまったのでしょうか。
週刊誌などでは『クローズド・ノート』で共演した女優の故・竹内結子さんと、舞台挨拶で司会を担当した富永美樹アナウンサーの2人が原因になったのではとされています。
2人ともスターダストプロモーションに所属しており、沢尻さんにとっては先輩でした。
竹内結子がコーデをディスった?
沢尻さんが舞台挨拶にあわせて“キメて”きたのは、金髪グラサン・グリーンヒョウ柄ワンショルダーという奇抜なコーディネートでした。
その姿を見た竹内さんが、舞台挨拶の直前に「わぁ、その衣装ギャートルズみたいでカワイイね!」と言って皮肉ったというのです。
それにしても、沢尻エリカの「別に」発言の真相が、竹内結子が言った「その衣装ギャートルズみたいで可愛いね」が原因だったと知って(真偽の程は不明ですが)小一時間笑ってられるし竹内結子が好きになった。#沢尻エリカ#竹内結子#ギャートルズ
— とりこ (@inuyamatoriko) November 20, 2019
ギャートルズとは、原始人をモチーフにした漫画『はじめ人間ギャートルズ』のこと。
登場人物のターザンのような格好が特徴的な作品で、大きな骨付き肉に齧り付くシーンはお馴染みです。
それを聞いた沢尻さんは舞台挨拶の最中に怒りが頂点に達して不機嫌になり「別に」という発言をする結果になったのだとか。
とはいえ、当事者は認めていませんし真偽は不明です。
そもそも、当時21歳だった沢尻さんは「ギャートルズ」と言われてピンときたのでしょうか。
アニメは再放送されていたとはいえ原作は70年代の作品ですし、沢尻さんがすぐにそれと認識したかどうか怪しいものです。
富永美樹が先輩風を吹かせた?
もう一つの噂は、舞台挨拶で司会を担当した富永アナウンサーが「まぁ、私にまかせておけば、大丈夫よ!」と言って先輩風を吹かせたというものです。
初対面なのに偉そうな態度を取ったことが気に食わずに「あんたの質問には答えない」とキレたとされています。
こちらも舞台挨拶直前の出来事とされていますが、やはり真偽は不明です。
富永アナウンサーは実際に事務所の先輩でもあったのですから、主演とはいえ21歳だった沢尻さんに対してフランクに接しても別に不思議なことではないですよね。
もし、本当にそんなことでキレたのだとしたら沸点が低すぎます。
沢尻さんが19歳からクスリを使っていたのは事実ですし、この時にキメていたと思われても仕方がありませんね。
炎上に中山秀征も関係していた噂
これまでのところ「別に」騒動の決定的な原因は明かされていませんが、実は中山秀征さんとの確執が原因だったのでは?という説もあります。
というのも、沢尻さんは「別に」騒動の発端となった舞台挨拶の前日に生放送の情報バラエティー番組『ラジかるッ』(日本テレビ)に出演した際、すでに不機嫌だったというのです。
映画の宣伝のために出演した沢尻さんでしたが、MCを務めた中山さんが何を質問してもろくに答えようとせず、その空気は「別に事件」そのものと呼べるもので、ほぼ放送事故でした。
放送に先立ち中山さんが「お久しぶり」と話しかけるも、沢尻さんは「いえ、初めまして」と答え不機嫌になったのだとか。
2002年、中山さんと三宅裕司さんが司会を務めた人気歌番組『THE夜もヒッパレ』(日本テレビ)に沢尻さんは5回出演しています。
まだ15歳だった沢尻さんですが、番組内で中山さんから「オメェ、子供みてぇだな」「そこらへんの小学生みたいだね」と言われたというのです。
しかも、中山さんは他の女性出演者に対しては褒めていたといいます。
沢尻さんはこの時のことを、2016年8月に『行列のできる法律相談所』(日本テレビ)に出演した際に「芸能界に入りたてで、本当にショックだった」と語りました。
この一件を根に持っていた沢尻さんが『ラジかるッ』に出演した際に中山さんの「軽口」で怒りが再燃し、翌日の舞台挨拶まで尾を引いたのではないかということです。
「別に事件」の原因についてさまざまな説がある中で、唯一、沢尻さんが認めた事実が含まれるものが中山さんとの一件ということになります。
当たらずとも遠からずといったところでしょうか。
とはいえ、沢尻さんは実際に子供だったわけですし、売れていたといっても「別に」の時は21歳の若手女優でした。
やはり、沢尻さんのあの態度は褒められたものではありませんね。
あの時、多少不本意なことがあったとしてもぐっと堪えることができていたら、その後の女優人生は今とは違ったものになっていたのかも知れません。
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