山田康雄(元祖ルパン)の死因は？遺書と葬儀が話題に。息子も芸能界？

ルパン三世のイメージを確固たるものにした山田康雄(やまだやすお)さん。
原作以上にルパン三世をルパン三世足らしめたのは流石の一言に尽きます。

ルパンといえば山田康雄
山田康雄の息子も芸能界に？
山田康雄の死因は？
山田康雄は遺書を残していた？
山田康雄の葬儀が話題に？

ルパンといえば山田康雄

今では人気職業の一つとなった声優ですが、以前は裏方と言うイメージ。
往年の名声優だった山田康雄さんもかつては声優という仕事を軽視していたそうです。

喜劇役者になりたいと役者を志望していた山田康雄さん。
劇団員時代に、海外ドラマの吹き替えの仕事が来た時も軽く考えていたそうですが、本番前のテストで「吹き替えの芝居に合わない」と言われ降板することになってしまったんだとか。
この一件により考えを改めた山田康雄さんは「吹き替えも役者の演技」と芝居の稽古を続けたそうです。

山田康雄さんはそれから1年後にクリント・イーストウッドの吹き替えに抜擢されると、「イーストウッドの声は山田康夫以外考えられない」と言われるほどの存在となりました。
そんな山田康雄さんのクリント・イーストウッドと並ぶ代表作がルパン三世。

舞台の役作りで悩んでいた山田康雄さん。
知り合いのスタッフから勧められてルパン三世の漫画を読んだところ夢中となり、役作りにもルパン三世の要素を取り入れたそうです。

偶然にもその舞台本番を見に来ていたのがTVシリーズのルパン三世の声優を探していたおおすみ正秋さん。

山田康雄さんを見て「ルパンがここにいる」と思ったそうで、舞台終了後に山田康雄さんに出演を打診したそうです。
もちろん山田康雄さんは「やる」と即答。

偶然が偶然を呼んで誕生したテレビアニメの「ルパン三世」。
山田康雄さんは自分の名刺にルパン三世の顔を入れるなど大変愛着を持っていたそうです。

山田康雄の息子も芸能界に？

山田康雄さんには山田浩康さんという息子がいます。

山田浩康さんは落語や漫才の台本やテレビ番組の構成を担う演芸作家として活躍中。
執筆した台本が落語台本大賞で受賞するなど実力は確か。

そんな山田浩康さんの声は父である山田康雄さんにそっくりなんだとか。
そのため、山田康雄さんが亡くなりルパン三世役を引き継いだ栗田貫一さんから
「コツとかを教えるからルパンをやってよ」と言われたことがあるそうです。

もし山田浩康さんが声優の道に進んでいたら本当に二代目のルパン三世になっていたかもしれません。

山田康雄の死因は？

1995年3月19日に脳出血のため亡くなった山田康雄さん。

山田康雄さんは1990年頃から徐々に体調を崩しており、1993年の「ルパン三世ルパン暗殺指令」のアフレコは途中から座って行っていたそうです。
また、アフレコ終了後、おおすみ正秋さんが
「回復したら芝居に出て欲しい」
と声をかけたそうですが首を縦に振ることはなかったそうです。
山田康雄さんはこの時、既に先が長くないことを感じ取っていたのかもしれません。

そんな山田康雄さんが亡くなった翌日に地下鉄サリン事件が発生。
報道各局がこの事件ばかりを扱っていたため、山田康雄さんが亡くなったことを知ったのは数日後というファンも少なくなかったそうです。