オーディション番組『スター誕生！』を圧倒的な人気で勝ち上がり、芸能界デビューした石野真子(いしのまこ)さん。
伸びのある歌声とかわいい八重歯が印象的な正統派アイドル歌手でした。
近年はテレビドラマなどで人気若手俳優の母親役を多く演じていますね。
そんな石野真子さんは、かつて長渕剛さんと結婚していました。
この記事では二人の結婚のこと、石野真子さんの父や妹のいしのようこさんのこと、さらにはチャームポイントだった八重歯についてまとめます。
石野真子と元夫・長渕剛
ハートに響く名曲と男気あふれる生きざまで絶大な人気を誇るカリスマ、長渕剛さん。
長渕剛さんは1978年、ライブのMCでこう宣言しました。
「俺は将来、石野真子を嫁さんにする」
2年後の1980年、ニッポン放送『オールナイトニッポン』でパーソナリティを務めていた長渕さんは、番組の構成作家だった秋元康さんに石野真子さんのゲスト出演のセッティングを依頼。
番組で二人が意気投合したことから交際がスタートしました。
翌1981年8月末で芸能界を引退した石野真子さんは、翌年の1月22日に長渕剛さんと挙式。
仲人役は吉田拓郎さん、浅田美代子さん夫妻(のちに離婚)でした。吉田拓郎さんがコメントを残しています。
「やっぱり僕の知っている長渕剛からいくと見たことの無い長渕剛でした。
非常に傲慢さの無いですね、非常に硬くなっている印象で、初めて見ました」
幼い頃から、幸せな結婚をして家庭に入ることが夢のひとつだった石野真子さん。
長渕剛さんも妻が家庭に入ることを望んだそうです。
デビューからわずか3年半で引退、結婚。
当時の騒動を石野真子さんが振り返ります。
「それはもう大変でしたよ。
今と当時ではアイドルの恋愛や結婚について世間の反応は全く違いましたからね。
若かったですし、もともと情熱的なタイプなこともあって、恋愛してすぐに結婚を決めてしまったんです。
専業主婦になることは夢でもあったので、急に引退することになり、当時、さんざん周囲から反対されました。
今考えると本当にたくさんの方にご迷惑をかけ、『ごめんなさい、許して』と言いたい気持ちです」
けれども、二人は結婚生活でさまざまな考え方の違いを表面化させていきます。
長渕剛さんのDVや、長渕さんの母親との確執が取り沙汰されるようになり、結婚生活は1年あまりで破綻。
石野真子さんは1983年5月、離婚と同時に芸能界への復帰を発表しました。
石野真子の父はどんな人？
石野真子さんは長女として誕生しました。
両親と妹2人の5人家族です。
父親はビーズ製ハンドバッグ製造会社の経営者。
家ではセント・バーナードを飼っていたそうです。
学校は私立の百合学院中学校から百合学院高等学校へ進学。
父親はしつけに厳しく、門限は午後4時半でした。
けれども習い事には寛大で、石野さんが歌のレッスンを受けたいと相談すると、きちんとした教室ならよいと許可してくれたのだとか。
日本テレビのオーディション番組『スター誕生！』に挑戦する際、応募ハガキを出してもいいかどうかを尋ねると、
「どうせ落ちるやろから、まあええよ」
とすんなりとOKしてくれたそうです。
石野真子の妹・いしのようこ
アイドル歌手としてデビューした、いしのようこさん。
同期には中山美穂さん、南野陽子さん、斉藤由貴さんなどがいました。
志村けんさんのコントの相手役というと優香さんを思い浮かべる人もいるでしょう。
いしのようこさんはそれに先立って、『志村けんのだいじょうぶだぁ』の夫婦コントで人気者になりました。
二人は私生活でも親密な関係にありましたが、結婚には至らなかったようです。
以前よりテレビでの露出は減りましたが、ドラマのゲスト出演や脇役などで女優業を続けています。
姉の石野真子さんもそうですが、いしのようこさんもあまり年齢を感じさせない容姿の持ち主で、いまだに可愛らしい雰囲気がありますね。
最近は結婚という形にとらわれない、一緒に暮らせるパートナーが欲しいそうです。
石野真子の八重歯がかわいい
石野真子さんのチャームポイントはタレ目と八重歯でした。
所属事務所のバーニングプロダクションも八重歯をトレードマークとして売り出したそうです。
サインを書く時は、自身に見立てたタレ目で八重歯の女の子のイラストを書き添えることもありました。
石野真子さんの八重歯の見事さを表すエピソードがあります。
「薄ーいコップって有りますよねぇ。
それでお水を飲もうと思って半分まで飲んだんです。
底にちょっとしか残ってなかったんで、一気にクイっと飲もうと思ったんですよ。
それが八重歯の間にちょうどコップの飲み口がカチッと挟まったまま、手だけ上にクッと上げたから、テコの要領でガラスが口の中で割れちゃったんです。
バリッという感じで、お水がバッ!と弾けましてね、ビックリしました」
『笑っていいとも！』のテレフォンショッキングのコーナーに出演した時は、タモリさんがこう発言。
「相変わらず歯があっちこっちだね」
その後、トレードマークだった八重歯は矯正したとのこと。
1985年10月30日、『夜のヒットスタジオDELUXE』に出演した際、司会の芳村真理さん、古舘伊知郎さんから八重歯について聞かれ、歯列矯正したことを認めました。
2018年に画家デビューも果たした石野真子さん。
自然体でいい年のとり方をしているところに好感を抱かれるのでしょう。
私生活ではやや安定感に欠ける感がありますが、そこもまた多くの人に応援したいと思わせる魅力なのかもしれません。
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