原田眞人(映画監督)、評判はいいが怖い人?ワークショップが話題&二宮和也を絶賛

監督、脚本を務めた作品の殆ど大ヒットを記録する原田眞人(はらだ まさと)さん。

「日本映画界の宝」と呼ばれる日はそう遠くない事でしょう。

原田眞人のプロフィール

本名:原田眞人

生年月日:1949年7月3日

身長:不明

血液型:不明

出身地:静岡県沼津市

最終学歴:静岡県立沼津東高等学校(ペパーダイン大学中退)

所属事務所:スカイホーク(業務提携:つばさプロジェクト)

原田眞人の映画監督としての評判

『クライマーズ・ハイ』や『日本のいちばん長い日』、『検察側の罪人』で監督と脚本を務めた原田眞人さん。

2021年には映画『燃えよ剣』が公開され、日本映画界でも指折りの人気監督として知られています。

元々、原田眞人さんは映画監督ではなく映画評論家。


ロンドンに語学留学していた際に『ラストショー』の評論を掲載された事がきっかけでした。

その後もアメリカから映画雑誌『キネマ旬報』や情報誌『宝島』に寄稿。

雑誌の連載やハリウッドスターのインタビュー等を纏めた著書を出版するなど評論家として活動していました。

1979年には、自伝的映画『さらば映画の友よ インディアンサマー』で映画監督デビュー。

1984年に帰国してからは映画監督だけでなく脚本家や俳優などマルチに活躍しています。

また、語学留学で培った英語力を生かして翻訳の監修や演出も担当。

映画翻訳の第一人者である戸田奈津子さんの翻訳がNGとなったため代わりに翻訳を行ったという逸話も残されています。

国内外で高評価

日本大学や早稲田大学で教壇に立ち後進の育成にも力を入れていた原田眞人さん。

多彩という言葉がぴったりの活躍ぶりですが本職は映画監督。

原田眞人さんは映画監督として国内はもちろんのこと、海外でも多くの賞を受賞。

今では日本が世界に誇る映画監督と言っても過言ではありません。

また、2018年に亡くなった不世出の大女優、樹木希林さんも、その才能を高く評価していた一人。

樹木希林さんは「日本ではなかなかこういう人がいない」、「原田眞人さんが活躍すれば日本映画界はもっと違ってくる」と手放しで賞賛しています。

『わが母の記』、『駆込み女と駆出し男』でタッグを組んだ二人。


両作品とも興行収入が約10億円という大ヒットとなり、多くの賞を受賞しています。

原田眞人さんはもう1作品、出演してもらいたい映画の構想もあったようです。

ですが樹木希林さんの死により実現することはありませんでした。

業界関係者が緊張する鬼監督の噂

優れた才能を発揮している原田眞人さんですが、その評判の中には、「怖い」というものもあります。

役者やスタッフに対して怒鳴ることが多く、業界内でも有名なのだとか。

その様子は、テレビで紹介されたこともあります。

岡田准一さんは、厳しい指導で女優が泣き出したエピソードも披露していたようです。

そうした話は、役者同士の会話でもよく出てくるものと思われます。

宮崎あおいさんが初めて作品に参加する際は、堺雅人さんから監督の逸話を聞かされたことを明かしていました。

「(クランク)インする前に、違う作品で(原田作品に)参加されたことのある役者さんから『大変ですよ』と伺っていました」

ものすごく怒鳴るという話も聞き、緊張しながら撮影に臨んだのではないでしょうか。

堺雅人さんは「素敵な人なんだけど」とフォローしていたそうですが、怖いことで有名な監督となれば、作品に参加する際は少々勇気がいるでしょう。


他の役者やスタッフなど、業界の関係者には、そうした経験をした人も多いのではないでしょうか。

ですが、完成した作品は評価が高く、先述のようにさまざまな賞を受賞しています。

宮崎あおいさんが出演した『わが母の記』も、第35回モントリオール世界映画祭で審査員特別グランプリを獲得しました。

かなり厳しいようですが、そうした強いこだわりがあるからこそ、多く人が感動する映画を作れるのかもしれません。

パワハラの噂あるも本人は否定

2022年は、原田眞人さんの悪い評判が目立つことになりました。

同年3月、俳優の松崎悠希さんが、パワハラを告発したのです。

岡田准一さんが語った女優のエピソードも取り上げ、強い言葉で批判しました。

この情報を知り、がっかりしたファンもいたかもしれません。

ですが、本人は明確に否定しています。

大声については認めたものの、現場を進めるためにやむを得ず発するものであり、延々と怒鳴り続けることはしないそうです。

暴力をふるったことなどなく、暴言もありません。

脇役に対して異様に厳しいという話も、事実ではないことを明かしています。


また、女優が泣いてしまった話についても丁寧な説明を行い、パワハラやいじめはなかったと主張しました。

私は、多数の俳優・女優と撮影をしてきた経験から、彼女の涙は悔し涙だと理解しています。

泣いてしまったのは、本番でうまくセリフが言えなかったときなのだとか。

しかし、先輩女優に頼んでお手本をやってもらったり、参考になる映画を勧めたりと、事前に丁寧なサポートを行っていたそうです。

となると、陰湿なパワハラを行う人物とは、だいぶイメージが違います。

怒ると怖いだけに、反発する役者やスタッフも多いのかもしれませんが、実際にはそれほど横暴な監督ではなさそうです。

原田眞人のワークショップが大人気

大学で教鞭を振るうなど後進の育成も積極的に行う原田眞人さん。

若い人に自分の経験を教えるのが好きなのか、俳優向けのワークショップも開催しています。

世界的に高く評価される監督による演技指導が受けられるワークショップ。

書類選考はありますが俳優経験がない人も応募可能なようです。

ワークショップに参加した事で監督作品に出演出来る可能性も。

実際に、これまでの作品にはワークショップ参加者が何名も出演しているんだとか。

もしかするとワークショップ参加者の中から未来の大スターが登場するかもしれません。

誰にでも平等にチャンスがある原田眞人さんのワークショップ。


俳優になりたいけど一歩を踏み出せない、という方は勇気を出して応募してみてはいかがでしょうか。

きっとここでしか得られない何かを掴む事が出来るはず。

もし俳優とは別の道に進んだとしても原田眞人さんに指導された経験はその後の糧となることは間違いないでしょう。

原田眞人が二宮和也を天才と評価?

自ら監督と脚本を務め、2018年に公開された『検察側の罪人』。

木村拓哉さんと二宮和也さんの共演が大きな話題となりました。

アイドルながら卓越した演技力でハリウッドからも注目を集める二宮和也さんは、原田眞人さんも天才と賞賛しています。

撮影では、入念に役作りをするタイプではなく本番直前で役に入り込むタイプ。

それも相当深く役に入り込むそうで自身がどんな演技をしたのか覚えていないこともあるんだとか。

監督の想像を遥かに超える演技を魅せる事も多々あったそうです。

そんな演技を魅せられたら「天才」と絶賛したくなるのも当然でしょう。

その演技力もあって映画は興行収入約30億円という大ヒット。

この作品で二宮和也さんは日本アカデミー賞の優秀助演男優賞も受賞しています。

2020年12月31日をもって活動休止が決まっている嵐。


嵐の活動休止期間中は俳優として活動する時間が増えるはず。

きっと原田眞人さんの作品に出演する事もあるでしょう。

今度はどんな化学反応を見せてくれるのか、考えるだけで今からワクワクしてしまいますね。

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