俳優でありながら、芸人顔負けの面白いトークでバラエティや舞台挨拶を毎回盛り上げている大泉洋(おおいずみよう)さん。
『水曜どうでしょう』で視聴者の爆笑を誘った「日焼け止めを塗りすぎた顔」と「糸ようじのナレーション」をもう一度振り返ります。
また同番組で起きた伝説の放送事故や、芸人からもリスペクトされる魅力についてもお送りします。
大泉洋のプロフィール
愛称:洋ちゃん
本名:大泉洋
生年月日:1973年(昭和48年)4月3日
身長:178cm
出身地:北海道江別市大麻
最終学歴:北海学園大学経済学部卒業
所属事務所:CREATIVE OFFICE CUE
大泉洋が面白いのはマグロと同じようなもの
子供の頃から人を笑わせることが大好きで、クラスの人気者だったという大泉洋さん。
テレビ初出演となった『モザイクな夜V3』で、指示されていないのに「緊張する人」を演じたことは有名ですが、ウケる必要が一切なかったポルトガル映画祭でも「こんにちは、クリスティアーノ・ロナウドです」と果敢に笑いをとりにいきました。
面白いことをしたり、言ったりしないと気がすまない性分は、ご本人いわく「泳いでいないと死んでしまうマグロと同じ」なのだそう。
多少のリスクを負ってでも人に笑ってほしいのは、笑いがないとつらいから。
とりわけ舞台挨拶など観客がいる場合は、わざわざ足を運んでくれたのだから楽しませないといけないという強迫観念すらあるそうです。
真面目に受け答えをすればいいインタビューでも、つい笑わせようとして余計なことを言ってしまい、自分でインタビュー原稿をチェックするはめになることも。
相手の話を引き出すトーク力の高さが買われて、2020年の紅白歌合戦では白組の司会に抜擢されました。
身体を張った笑えないエピソードでも、ユーモアたっぷりに面白おかしく話す大泉さん。
エピソードトークを期待されることが多く、聞かれる内容も毎回似ていることから、やはりネタ切れになることはあるのだそう。
それでも「大泉さん、またあの話してるよ」と思われるのがいやなので、時には話を盛ることも。
最後のほうは嘘をついている自分がいる、と明かしたこともありました。
トークの端々に、ものまねを挿入するのもこの方の傾向ですね。
『水曜どうでしょう』の「日焼け止め」「糸ようじ」とは
1996年に北海道テレビの深夜番組として放送がスタートし、のちに全国的な人気を獲得して、大泉洋さんを大ブレイクさせた『水曜どうでしょう』。
2007年に放送された企画「ヨーロッパ20カ国完全制覇 完結編」では伝説の名シーンが誕生しました。
大泉洋の顔が日焼け止めクリームで真っ白に!
旅もいよいよ終盤に入り、スペインを行く大泉さん一行。
真っ青な空のもと、夏の陽射しを受けながらロードドリップを続けますが、8月のスペインは40度近い厳しい暑さ。
時期がドラマの撮影と重なっており、日焼けが許されない大泉さんは、道中で日焼け止めクリームを購入。
その日焼け止めはSPF70と強力で、顔が白くなってしまいます。
そのゾンビのような顔色は、車中で藤村ディレクターの腹筋を崩壊させただけでなく、立ち寄った街で行き交う人々にも笑われる始末でした。
これも好き。
スペインを運転中の藤村ディレクターがバックミラーを見るたびに日焼け止めクリームを塗り過ぎた大泉洋が映り込むので運転に集中できないシーン。#笑ったら負け #日焼け止めクリーム pic.twitter.com/zoeUQajLYJ— MD (@yakeistyle) July 18, 2018
大人の事情さえ笑いに変えてしまった大泉さん。
人の不幸を笑うなんて不謹慎と思いながらも爆笑してしまうハプニングですね。
渡辺篤史さんのものまねで糸ようじのナレーション
クエンカという街では、旅番組のナレーション風に夜景を紹介する大泉さん。
ここでも人を笑わせたい気持ちがうずいてしまったのか、得意のものまねでナレーションをはじめます。
下條アトムさん、緒方直人さんと続きますが、渡辺篤史さんのものまねがイマイチ不評。
そこで放ったフレーズが、なぜか「小林製薬の糸ようじ」。
大泉さんはナレーションの合い間に「糸ようじ」を連発し、一行と視聴者の爆笑を誘います。
ちなみに当時、渡辺篤史さんは小林製薬の糸ようじのCMでナレーンを担当していませんでした。
ですから、正確にはものまねとはいえず、完全に大泉さんのイメージの産物だったことになります。
この番組が縁になったのかどうかは不明ですが、のちに渡辺さんは実際にナレーションを担当しています。
大泉洋の放送事故伝説
多くの爆笑シーンが誕生した『水曜どうでしょう』ですが、めずらしい放送事故伝説もあります。
それは1998年12月23日放送の「今から間に合うクリスマス」。
もともと代替のクリスマスパーティー企画だったために内容そのものが適当で、出演者はみな泥酔状態になってしまいます。
早朝になって生番組『発信! 生スタ 早起きクマさん』がスタートすると、その場のノリで「スタジオに行って出演させてもらおうぜ」という話になり、急遽ゲスト出演することに。
しかし泥酔状態のためろくにトークもできず、メンバーは大声でわめいたり、男性アナの頭に噛みつくなど、ありえない状況に。
生放送だったために北海道中で放送されてしまい、視聴者は度肝を抜かれたようです。
この一件で局内部は大荒れになり、藤村忠寿ディレクターは始末書を書かされたとのことです。
視聴者を虜にする大泉洋の魅力とは
北海道ローカル局の深夜番組が全国に知れ渡り、レギュラー放送終了後も愛され続ける怪物番組になったのは、大泉洋さんの類まれなる魅力によるところが大きいでしょう。
初めて生で大泉さんを見たファンの中には、その場の空気を支配して「大泉洋色」に染めてしまう力に怖さすら感じる人もいるようです。
突出した笑いのセンスと親しみやすいキャラクターは芸人からも慕われていて、例えば劇団ひとりさんは、かっこいいんだか悪いんだかわからないところが魅力と述べています。
バラエティでのイメージが強い大泉さんですが、もちろん本業でも数多くの賞を受賞している実力派俳優。
俳優として成功して知名度が高まれば、バラエティから距離をおいたり、過去のバラエティ映像を封印したとしても不思議ではありません。
加えて、今なお北海道ローカル局のレギュラー番組をもち、自身のルーツを忘れないところも多くの人に愛される理由でしょう。
いっそ俳優やタレントといった枠にこだわらず、エンターテイナーと呼んだほうがいいかもしれませんね。
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