村上龍、小池栄子と仲良し。坂本龍一や中上健次との関係。たまプラーザ在住&高校で学生運動

1976年、『限りなく透明に近いブルー』で鮮烈にデビューした村上龍(むらかみりゅう)さん。

最近は文壇以外のフィールドに精力的に関わっていますね。

今回はテレビ番組でのコンビネーションも好評な小池栄子さん、旧友の坂本龍一さん、作家として心酔していた中上健次さんにフォーカス。

また、長年居住するたまプラーザや高校時代についてもお送りします。

村上龍のプロフィール

本名:村上龍之助

生年月日:1952年2月19日

血液型:O型

出身地:長崎県佐世保市

最終学歴:武蔵野美術大学造形学部(中退)

村上龍とアシスタント役の小池栄子は仲良し!

村上龍さんは本名を村上龍之助さんといい、1952年2月19日に長崎県佐世保市に誕生。

武蔵野美術大学造形学部在学中、アンモラルな若者の姿を綴った『限りなく透明に近いブルー』で群像新人文学賞、芥川賞などを受賞しました。

同作は単行本と文庫本の売り上げ総数が354万部を記録。


2023年現在も芥川賞歴代受賞作品でNo.1のベストセラーになっています。

大学を中退して作家活動に入ったあとは『コインロッカー・ベイビーズ』『13歳のハローワーク』といったヒット作、話題作を連発。

以前ファシズムを主題にした小説執筆のため経済を勉強していると話していた村上龍さん。

『愛と幻想のファシズム』を届けてくれたのはよかったのですが、この時の猛勉強がきっかけで金融や経済にのめり込むことに。

以降は経済をテーマにしたメールマガジン『JMM』を立ち上げたり、『カンブリア宮殿』のメインインタビュアーを務めたりしていますね。

同番組は主に財界人のゲストを招き、企業の裏側に迫るトーク番組。

サブインタビュアーは小池栄子さんです。

消費者目線でゲストに質問を投げかける小池さんのトークは視聴者に好評のようです。

また、周囲には村上龍ファンがたくさんおり、素顔はどんな人なのかとよく訊ねられるのだそう。

出演する舞台を観にきてくれることもあるようで、そんな時は楽屋がざわついているのだとか。

村上龍さんについては、かわいいところがある人で、少年がそのまま大人になったようなおじさまと評しています。

少し面倒なところも許してくれる良き相棒

2012年、番組が300回に到達した際は、消極的な発言を見せたこともあった村上龍さん。

「現場に行くのは好きじゃない、これからもできるだけ行きたくない」

基本的には小説家のはずなので、テレビの仕事は大変な部分も多いのかもしれません。


毎回しっかり仕事はこなすものの、エンジンがかかるまでに時間がかかることなどもあるのでしょうか。

ですが、そんなときに助けてくれるのが、小池栄子さん。

年齢を重ねることによるわがまま度アップを心配しつつも、サポートできることを幸せと感じているそうです。

小説家のイメージとして「頑固」というのは、確かにありますね。

村上龍さんにもそんな少し面倒な部分があるのかもしれませんが、嫌な顔をせずに受け止めてくれる人が相棒だからこそ、ずっと一緒に働けるのではないでしょうか。

ネガティブな気持ちになったところを助けてくれるなら、普段から密かに感謝している可能性もありますね。

足りないところをフォローしてくれる存在

2022年は、ついに800回を迎えた『カンブリア宮殿』。

このときも、2人の仲の良さを伝えるエピソードが公開されました。

番組の魅力について質問された村上龍さんは、「ない」とばっさり切り捨ててしまいます。

しかし、小池栄子さんがすぐにフォローしました。

「そこが良さだと思います。この番組は視聴者にこびていないですよね。『よければ見てね』という感じが好きです」

魅力がないと言ったあとのフォローとして、「こびていない」というのはうまいですね。

必要以上に人気を優先しないからこそ、あえて「ない」と言ったかのようです。

こうしたフォローがすぐに出てくるあたり、小池栄子さんはかなり頭の回転が速いことがわかります。

長年一緒に仕事をしているため、相手がどんなことを言うのか、ある程度想像できることも大きいのでしょうか。

いずれにしても、阿吽の呼吸でインタビューに答えている様子からは、仲の良さが感じられます。


少し言葉が足りないところを補足したり、助け舟を出してくれたりする小池栄子さんを、いつも頼りにしているのかもしれませんね。

今後は、村上龍さんの小説を映像化した作品に小池栄子さんが出演するなど、別の形でのコラボレーションも見てみたいものです。

35年来の友人・坂本龍一と心酔していた中上健次

坂本龍一さんとは同い年で、盟友といっていい間柄。

二人がホスト役となり、さまざまな分野の知識人とトークした『EV.Cafe 超進化論』をはじめ、続編にあたる対談集『村上龍と坂本龍一 21世紀のEV.Cafe』などの共著があります。

坂本龍一さん初のオペラ作品『LIFE 』のオリジナルテキストも担当。

2001年には坂本龍一さんの呼びかけで、世界中の地雷除去を支援する活動N.M.L.(NO MORE LANDMINE)が始動。

チャリティーソング『ZERO LANDMINE』の歌詞の翻訳も手がけました。

2014年、坂本龍一さんが中咽頭がんを公表した際は悲痛なコメントを発表。

戦後生まれの作家で芥川賞第一号になった中上健次さんもまた、村上龍さんの友人でした。

二人続いての受賞は何かの縁だったのでしょうか。

中上健次さんとの対談も書籍化されています。

村上龍さんは初めて『水の女』を読んだ時に衝撃を受け、こんな小説は自分にはとても書けないと打ちのめされたそう。

デビュー作『限りなく透明に近いブルー』も『灰色のコカコーラ』の影響を受けていると明かしています。

石原慎太郎さんや大江健三郎さんらビッグネームが君臨する当時の文学界で、新世代の二人はセットで注目されることが多かったようです。


中上健次さんは1992年、腎臓がんにより46歳の若さで死去しています。

村上龍は結婚以来たまプラーザ在住

東急田園都市線たまプラーザ駅周辺の街、通称たまプラーザは横浜市青葉区にあります。

たまプラーザ駅は1983年の大ヒットドラマ『金曜日の妻たちへ』の舞台にもなりましたね。

芥川賞を受賞して莫大な印税を手にした村上龍さんは結婚し、この地に居を構えます。

妻の知人の建築家に紹介された土地がたまプラーザで、現地を見ずに決めたとのこと。

とはいえ、印税は気前よく使ってしまい、家が完成するまでに底をついてしまったよう。

大事に至らずすんだのは『コインロッカー・ベイビーズ』が大ヒットしたおかげでした。

たまプラーザの好きなところは緑が残っているところで、地域清掃にも参加するのだとか。

よく行く店に自宅近くの成城石井を挙げており、妻の行きつけの美容院も成城石井のそばなのだそう。

ネット上には、シェパードを散歩させていたなどという目撃談もたびたび投稿されています。

村上龍は高校時代に学生運動で謹慎処分!

成績優秀だった村上龍さんは1967年、名門の佐世保北高等学校に入学。

翌年に佐世保港で空母エンタープライズ寄港阻止闘争が起こります。

時代は学園紛争とベトナム戦争の真っただ中。

刺激の多い高校時代だったことは容易に想像できますね。

学生運動に目覚めた村上龍さんは仲間とともに学校封鎖事件を引き起こすまでに。

校門や校舎の外壁に「学園解放区」 「北高解体」などと落書きする暴挙にでます。

校長先生の温情により3か月の謹慎処分ですんでいますが、この謹慎期間中にヒッピー文化に出会ってしまい、またもや影響を受けたといいますから、『限りなく透明に近いブルー』が誕生したきっかけは学生運動にさかのぼるともいえるでしょう。


ヒッピー文化の影響を受けた作家として彗星のように登場した村上龍さん。

上京後、やはり基地の街である福生に住んだのは佐世保時代に続く第二章だったのかもしれません。

関連記事
村上龍、息子の職業の噂&結婚した妻はエレクトーン奏者。桐野夏生が妻はデマ&家族まとめ

村上春樹の書斎部屋と机のこだわり、家は大磯の高台。年収が桁違い?

村上春樹、父親との確執。早稲田時代に開いた国分寺の喫茶店。高校と経歴まとめ

林真理子、夫との結婚はお見合い。家は大豪邸!弟が故郷で介護&母も本好き

池田満寿夫は妻(佐藤陽子)と入籍できず。自宅が創作の家&子供は?その生き方とは

坂本龍一と妻・矢野顕子の離婚理由。再婚の噂なぜ?噂のマネージャーは空里香?

中上健次の死因はがん。娘は中上紀、天才の逸話。自称ノーベル賞候補

コメント

  1. Hızlı ve Güvenilir Tercüme. Alinea Tercüme, tüm yaygın dillerde yeminli tercüme ve simultane çeviri hizmeti sunan, Eskişehir merkezli bir tercüme bürosudur.