蛯名 正義(えびな まさよし)さんは国内・海外を問わず活躍した実力派騎手でした。
10年ぐらい前までは上位争いをしていましたが、怪我の影響などもあり、現在は引退しています。
今回は、怪我や引退の経緯、ダービーや嫁さんについて見ていきましょう。
蛯名正義のプロフィール
生年月日: 1969年3月19日
身長: 162cm
血液型: A型
出身地: 北海道札幌市白石区
最終学歴: 札幌市立東白石中学校
所属: 美浦トレーニングセンター
蛯名正義が怪我で引退して調教師に
まずは蛯名正義さんの怪我や引退、調教師試験について見て行こうと思います。
有馬記念も終わった2019年12月28日、中山競馬場(第2R:2歳未勝利戦)でグーガルドリームズ号に騎乗しますが、なんと本馬場入場後に馬が暴れて落馬してしまいました。
搬送された病院での診察結果は「右踵(みぎかかと)骨粉砕骨折」と診断されました。
令和2年元日。
病院でお正月を迎えました。
右踵骨粉砕骨折。患部の腫れがひき次第、手術をします。痛みがひどいときにいろんなことを考えましたが、これまで何事も諦めずにやってきた僕は、こんなことで負けてはいられません。全力を尽くします!
少しの間戦列を離れますが、また応援してください。 pic.twitter.com/jo7HWfUT2v— 蛯名正義 (@masayoshi_ebina) 2020年1月1日
蛯名正義さんのツイッターでは経過を見ているとありますが、その後の報道によると1月7日につくば市内の病院で右踵の手術が無事に終了したそうです。
約6週間のリハビリが必要になりますが、夢のダービーに間に合うとホッとしている様子でした。
そんな中、2019年は過去最低の年間15勝に終わるなど成績も低迷してしまい、さらに追い打ちをかけるような怪我(骨折)をしたことから「引退」の噂が流れ始めました。
この噂が広まった要因は、怪我に加えて二年続けて調教師試験を受けていた点もあるそうです。
一次試験の結果!
ダメでした。
沢山の方々に応援していただいたのにもかかわらず、自分の力不足でこのような結果になりました。
でも、またこの先もっと勉強できる、レースに乗れる、と前向きに考えていきます!僕の心は全く折れてないよ!
「継続は力なり」
やっぱり馬が好きなんだよね。— 蛯名正義 (@masayoshi_ebina) 2019年10月10日
試験には落ちてしまいましたが、結果よりも「受けた」という事実が大きな話題となりました。
調教師試験に受かると言うことは”騎手引退と同じ意味”を持ちますので、蛯名正義さんは結果次第でいつムチを置いても不思議ではない状況だったのです。
3回目にしてついに合格
2回目までの試験は不合格だったため、調教師になれるかどうかわからなかった蛯名さん。
当時はリハビリに励んでいたため、一部では復帰も噂になったようですが、やはり引退を想像する声の方が多かったようです。
しかし、2020年には「どうなるの?」という不安を吹き飛ばすニュースが発表されました。
3回目の挑戦となった「令和3年度 新規調教師試験」に、見事合格したのです。
【蛯名正義調教師誕生】
令和3年度の中央競馬調教師免許試験の合格者が発表され、7人が合格。蛯名正義騎手、村田一誠騎手、畑端省吾騎手、西田雄一郎騎手がそれぞれ合格しています。#競馬 #keiba https://t.co/dlQPg4hdt6 pic.twitter.com/tIXdpPEmqG— 競馬ラボ (@keibalab) December 10, 2020
このときの海老名さんは、現役時代にはあまり見られなかったスーツ姿で会見に参加。
試験を受けた理由などを語っていました。
「騎手という職業を34年やらせてもらって、この経験を生かせるのは調教師が一番いいのではないかと思いました」
確かに、長年騎手を続けてきた蛯名さんなら、ぴったりな職業ですよね。
30年以上も続けていれば、さまざまなノウハウが蓄積されているはず。
調教師なら、それをうまく活かせるというわけです。
ファンからは「引退しないで」との声もあったそうですが、「悔いはない」と語った蛯名さん。
その後、2021年2月28日で正式に騎手を引退し、同年3月1日から調教師の仕事を始めています。
YouTube Liveで生配信された引退式は、感動しながら見た人も多かったことでしょう。
蛯名騎手が騎手生活ラストデーを終えました。引退式後は騎手仲間による胴上げ!!本当にお疲れ様でした🏇#蛯名正義 #蛯名騎手 pic.twitter.com/YWswACM1Jt
— 松田直樹 日刊スポーツ (@nikkanmatsuda) February 28, 2021
現役引退はファンからすれば寂しいニュースと思われますが、蛯名さんの決断は前に進むためのポジティブなもの。
これからもその活躍を応援していきたいですね。
馬を引き継ぎ新たなスタート
2022年は、蛯名さんの厩舎開業が注目を集めました。
3月1日。
本日から蛯名正義厩舎開業です。
昨夏勝鞍記念酒でお世話になった浦里酒造店様から、厩舎ロゴをあしらった菰樽をいただき、厩舎の前で10人のスタッフと記念撮影をしました。
また沢山のお祝いや励ましのお言葉をいただきまして、本当にありがとうございます。
気持ちを引き締めて頑張ります! pic.twitter.com/8LYatEqczb— 蛯名正義 (@masayoshi_ebina) March 1, 2022
この厩舎は、藤沢和厩舎の人馬を多く引き継ぐ形でスタートしました。
調教師のお手本としていたベテラントレーナー・藤沢和雄さんが調教師を引退するため、蛯名さんが受け持つことになったのです。
蛯名さんが試験に挑戦する際は、馬への接し方など、さまざまなことを藤沢和厩舎で学んだのだとか。
そこから人馬を引き継ぐとなれば、緊張もあったのではないでしょうか。
ですが、騎手として34年もがんばってきた蛯名さんなら、きっと大丈夫でしょう。
厩舎の経営はまた勝手が違うはずですが、長年の経験を応用しながら、藤沢さんに負けないくらい立派な馬を育ててほしいですね。
蛯名正義はダービーをなぜ勝てないのか
次は蛯名正義さんと日本ダービーについて見て行こうと思います。
日本ダービーはサラブレッドにとって「一生に一度」の大舞台というだけでなく、競馬関係者は正月よりもダービーを1年の区切りとして考える風習があるそうです。
馬産地では「よし、来年のダービーに向けて頑張ろう」が区切りの合言葉になっています。
そんな日本ダービーを勝つには才能や技術だけでなく運や縁が欠かせないと言われており、歴代の優勝騎手も武豊さん(5勝)や横山典弘さんなど豪華な面々が名を連ねています。
才能や技術面で言えば蛯名正義さんが勝っていたとしても不思議では無いのですが、2019年末までに日本ダービーへ25回騎乗して2着(2回)が最高の成績でした。
特に惜しかったのは2012年にフェノーメノ号と挑んだ日本ダービー(第79回)でした。
優勝したディープブリランテ号にわずかハナ差で負けてしまいましたが、ここまでの差だと”もっと何か出来なかったか?”と自問自答しそうな騎乗だったと思います。
日本ダービーを勝つには”競馬の神様”に選ばれなければならないと言う迷信があるほどで、どんな騎手も平常心で挑むことが出来ない不思議なレースとして知られています。
蛯名正義さんが日本ダービーを勝てるかどうかは「競馬の神様」だけが知っていたのでしょう。
蛯名正義が結婚した嫁は元競馬キャスターだった!
ここでは蛯名正義さんが結婚した嫁さんの石森一枝さんについて見て行きます。
1993年頃に結婚したそうですが、詳しい情報や馴れ初めになどは公開されていませんでした。
石森一枝(かずえ名義もあり)さんはテレビ東京系の「土曜競馬中継」のキャスターを務めていたので、知り合ったきっかけについては何となく想像が出来ますよね(笑)
あの「オスカープロモーション」に在籍していたという情報もあるほどの美人な奥さんでした。
結婚後の石森一枝さんは家庭に入っているので特に情報はありませんが、1993年末頃に第一子となる男の子(?)を出産したと言う情報がありました。
蛯名正義さんはプライベートについてあまり公言するタイプの人ではないのですが、トークショーの中で”子供がサッカーをやっている”と発言したそうです。
すでに子供も社会人になっている年齢ですが、父と同じ世界には進んでいない様子でした。
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