70年近い芸歴をもち、長年の舞台活動の功績も大きい浜木綿子(はまゆうこ)さん。
2000年代前半までは多くのドラマに主演していましたが、近年はテレビで見かけることが少なくなってしまいました。
2023年現在の状況を追うとともに、恋人だった龍虎さんや、再婚の道を選ばなかった理由について掘り下げます。
浜木綿子のプロフィール
愛称:アツコ
本名:香川阿都子
生年月日:1935年10月31日
身長:157 cm
出身地:東京都目黒区緑が丘
最終学歴:大阪府豊中市梅花高等学校、宝塚音楽学校
所属事務所:浜木綿子事務所
現在、浜木綿子は悠々自適な生活?
宝塚歌劇団雪組の娘役トップスターとして活躍し、退団後は舞台女優として数々の演劇賞を獲得した浜木綿子さん。
三代目市川猿之助さんとの結婚・離婚を経験したのちは、女優業と母親業を両立させながら一人息子の香川照之さんを育てあげました。
芸能生活60周年を迎えた2013年には、かつて菊田一夫演劇賞大賞に輝いた『 人生は、ガタゴト列車に乗って…』を新版として再演。
さらに長年の舞台の功績に対して菊田一夫演劇賞特別賞が贈られています。
翌2014年の秋の叙勲では旭日小綬章を受章。
また、宝塚歌劇団創立100周年のメモリアルとして創設された『宝塚歌劇の殿堂』に殿堂入りしました。
2023年に88歳を迎える浜木綿子さん。
芸能活動を引退したわけではありませんが、確認がとれたドラマ出演は『女監察医・室生亜季子』シリーズが最後でした。
以降は座長公演とCM出演以外の仕事はほとんどしていないそうです。
2016年には喜劇『極楽町一丁目 -嫁姑千年戦争-』を9年ぶりに上演し、話題を呼びました。
2018年にはTOHOシネマズ日比谷のオープニング記念式典に出席。
2019年10月には宝塚歌劇団の先輩である八千草薫さんの訃報を受けて「一人、また一人と上級生がいらっしゃらなくなって寂しいです」と追悼コメントを発表。
毎回、これが最後と思いながら舞台に立つと語っていた浜木綿子さん。
すでに高齢であり、仕事をセーブしているのは明らかですが、離婚に子育てに大変な人生を歩んできたぶん、のんびりと悠々自適な生活を楽しんでいるのかもしれません。
室生先生に診察してほしい。#浜木綿子#これ見た人美しい女優の画像貼れ pic.twitter.com/TFaITKuYRF
— 𝓨𝓾𝓶𝓲𝓷𝓰@美しき正統 (@car_idol) October 3, 2019
離婚後の恋人は元小結の龍虎
2014年8月に急逝した龍虎さんには、かつて浜木綿子さんとのロマンスがありました。
龍虎さんは二枚目力士として人気を博し、現役引退後は放駒親方になりますが、相撲協会を退職して本格的に芸能界に進出。
タレント、コメンテーター、俳優として活躍しました。
料理バラエティの元祖といわれる『料理天国』の名物試食人として、また情報番組の大相撲のご意見番として覚えている方もいるでしょう。
— gotan (@vUVcAhKxmtV6y5H) June 2, 2019
二人の交際がはじまったのは、龍虎さんが現役を引退した1975年頃のこと。
その7年前に市川猿之助さんと離婚していた浜さんは、一人息子を育てながら仕事を続けるシングルマザーでした。
— gotan (@vUVcAhKxmtV6y5H) June 2, 2019
離婚後の浜木綿子さんを支え続けた人物が龍虎さんであり、交際は10年続きますが、結ばれぬまま関係は終わりを迎えます。
その後、龍虎さんは別の女性と結婚し、1男1女をもうけました。
2014年8月29日、龍虎さんは家族と訪れた静岡県で循環器疾患で倒れ、そのまま意識が戻ることなく息をひきとります。
息子・香川照之は龍虎との再婚に反対
浜木綿子さんは市川猿之助さんと離婚してから一度も再婚していません。
龍虎さんとの10年におよぶ恋愛が成就しなかったのは、息子の香川照之さんが大きく関係していました。
浜さんは猿之助さんの悪口を息子に言ったことがなく、「お父さんは立派な人」と言い聞かせて育てたそうです。
子供好きの龍虎さんでしたが、息子は母の恋人になつかず、一緒にいても背を向けて座る始末でした。
父親は尊敬できる人と教えられていた照之さんは、龍虎さんをどうしても受け入れることができなかったのでしょう。
龍虎さんは「やっぱり子供は難しいね」ともらすこともあったそうです。
二人が破局したのは1985年頃のことで、子供だった照之さんは大学生になっていました。
そろそろ別れたほうがいいのではないかと息子に言われた浜さんは、この子にとって父親は一人しかいないのだと気づき、それを恋人に伝えます。
龍虎さんの斎場に供されたたくさんの花の送り主には「浜木綿子」の名前もありましたが、ご本人が姿を見せることはありませんでした。
どこかで、叶わなかった恋に思いをはせていたのかもしれません。
これからは姿を目にする機会がより限られてくるかもしれない浜木綿子さん。
2023年現在、すでに伝説の女優になりつつありますが、ようやく手にした自由な時間を満喫しながら、マイペースで活動を続けてほしいですね。
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