高倉健がかっこいい理由。髪型、行きつけの床屋。筋肉トレーニングが過酷

往年の名作映画に数多く出演した高倉健(たかくら けん)さん。

初期はヤクザ映画への出演がメインで、男臭さが漂う役者でした。

しかし「草食系男子」流行後の今でも、彼をかっこいいと感じる人は多いようです。

今回は健さんがかっこいい理由を探りながら、髪型と行きつけの床屋、筋肉トレーニングについて確認し、魅力に迫ります。

高倉健のプロフィール

愛称:健さん

本名:小田剛一

生年月日:1931年2月16日

死没:2014年11月10日

身長:180cm

出身地:福岡県中間市

最終学歴:明治大学商学部商学科

高倉健がかっこいい理由

健さんは決して典型的な美形スターではありませんでした。

無骨で、口数が少なく、「不器用」な印象の役者といえます。


しかしスクリーンに映る彼を見て思わず、「かっこいい!」と感じてしまう理由は何なのでしょうか。

かっこいい理由は、あえて「不器用」であることを隠さないためでしょう。

小器用に見せようとせず、自分の欠点を堂々と出して魅力に変えた点に、彼のかっこよさがにじみ出ています。

1965年の映画『飢餓海峡』では、まだ若手時代の健さんが刑事役を演じました。

しかし一本調子の演技は、お世辞にも「うまい」とはいえません。

主演を務めた三國連太郎さんの不敵な演技が、あまりに巧みだったせいで、健さんが霞んでしまったのは否めないでしょう。

ただそれだけではなく、生まれながらに器用なタイプではないからこそ、役柄にうまくなじめなかったのではないでしょうか。

どんな役柄にもぴたりとはまる、「カメレオン俳優」ではなかったのです。

しかし無骨な男が、無骨な男をそのまま演じた際は、見事に輝きを放ちました。

『幸福の黄色いハンカチ』や『鉄道員(ぽっぽや)』で体現した不器用な人生。

英雄的な役柄を演じた時よりも、不器用な人生を体現するときの彼は、「静かなかっこよさ」を身にまとっていたように見えます。

かっこつけようとせず、あくまで律義に無骨な人生を体現した時、本当にかっこいい健さんが誕生したということでしょう。

高倉健の髪型、行きつけの床屋

健さんのトレードマークといえば、角刈りでしょう。

若手時代から晩年まで、角刈りを貫いた印象が強いですが、近年でもたまに「健さん風」と称して角刈りにする人を見かけます。

健さんが常連客だった床屋は、「バーバーショップ佐藤」。

残念ながら現存せず、流れを汲んだ「高輪 手島理髪店」に変わってしまったため、当時の面影はありません。

かつて健さんは、「バーバーショップ佐藤」へ1週間に1回は通うほど気にいっていたそうです。

失礼な言い方ですが、いつも角刈りなのに、頻繁に床屋へ通う意味はあったのでしょうか。

確認したところ、実際に髪の毛を切るのは2週間に1度だけで、あとは髭剃りやシャンプーを目的に通っていたそうです。

さらに「何もしない」日もあったとのこと。

とくに用事がない日は、個室でコーヒーを飲み、ビデオを見ていたそうです。


また主人の佐藤英明さんと話をするのが楽しみだったというのも、頻繁に通う理由だったとのこと。

寡黙なイメージがある健さんですが、気心の知れた人が相手の場合、実はかなり饒舌だったようです。

普段は「不器用で寡黙な高倉健」を演じていた分、行きつけの床屋では、リラックスして会話を楽しんでいたのかもしれませんね。

高倉健の筋肉トレーニング

生前健さんは、「役者は肉体労働者」と語り、筋肉トレーニングを欠かしませんでした。

83歳で亡くなるまで、若々しく健康的に見えたのも、トレーニングに取り組んだおかげでしょう。

死因となった悪性リンパ腫の治療を、以前から行っていたそうですが、親しい人にしか事実を知らせていませんでした。

世間の人々にとっては、健康的なイメージのある健さんが病魔に侵されていたのは、意外な事実かもしれません。

しかし筋肉トレーニングのおかげで、最後まで弱々しい印象はありませんでした。

またウォーキングやジョギング、ストレッチを日課とし、撮影中は椅子に座らないことで筋肉を維持していたそうです。

年齢と共に体を支える筋肉が衰えると、自然と姿勢が悪くなってしまいます。

しかし健さんは、トレーニングによって足腰の筋肉を鍛え、まっすぐな姿勢を保っていました。

彼ほどストイックにはならずとも、歩く時間を増やし、座る時間を減らすことで筋肉と正しい姿勢をキープできるはず。

しかしなかなか実践できる人は少ないかもしれませんね。


どうしても彼と自分を比較して、「どうせ健さんのようにはなれない」と諦めてしまう気持ちもわかります。

常に自分を律し続けた健さんの、常人には真似できない生き様は、ファンにとって永遠の憧れといえるでしょう。

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