市原悦子の死因、長年住んだ自宅。子供なし、夫は他界で家族が遺産相続か

個性的な演技と存在感はもとより、優しい語りでも親しまれた市原悦子(いちはらえつこ)さん。

「あらやだ、死んでる」というものまねネタでも知られる名女優でしたが、2019年に惜しまれつつ亡くなりました。

死因を明らかにするとともに、50年以上住んでいた自宅についてまとめます。

子供や夫など家族に関心が寄せられていることから、遺産の行方に注目が集まっているようですね。

市原悦子の死因は心不全

『家政婦は見た!』シリーズの主演や『まんが日本昔ばなし』の独特の語り口で高視聴率を獲得したベテラン女優の市原悦子さん。

長年テレビで活躍した印象が強いですが、30歳半ばまでは俳優座の看板スターでした。


『ハムレット』や『三文オペラ』をはじめとする舞台での卓越した演技力は、演出家の浅利慶太さんをして「戦後新劇界最高の女優」といわしめたほど。

有名な当たり役は、やはり『家政婦は見た!』シリーズの石崎秋子役だと思いますが、大河ドラマ『秀吉』で味わい深く演じた秀吉の母・なか役を記憶している方も多いでしょう。

市原悦子さんが82歳で死去したのは、2019年1月12日13時31分でした。

死因は心不全と公表されていますが、前年12月に体調不調を訴えて検査したところ、盲腸と診断されて入院しています。

ところが血小板が少ないために手術が難しく、投薬による治療を開始。

いったんは回復し、『おやすみ日本 眠いいね!』の語りを収録するまでになり、12月30日に退院していました。

年末年始は自宅で過ごしたものの、再び体調が悪化して年明けの5日に再入院。

8日には、話しかけてもほとんど反応がない状態になっていたそうです。

姪の話によると、最後の数日間はほとんど食べることができず、徐々に衰弱していき、心拍が早くなって息をひきとったとのこと。

日付が変わった13日の未明に放送された『おやすみ日本 眠いいね!』では訃報は伏せられ、盲腸のため入院中であることが報告されました。

「こんな年齢で盲腸なんて、嫌ね」という市原さんのコメントも発表されています。

長年暮らした自宅はマンション

市原悦子さんは、夫と50年以上も同じマンションで暮らしていました。

自宅は都心の一等地にある赤い外観のヴィンテージマンション。

場所は新宿区といわれています。

まだ俳優座の舞台女優だった頃、清水の舞台から飛び降りる決意で購入したというそのマンション。

内装の素材に使われているのは木と紙だけだそうですから、温かみのある風合いが気に入ったのでしょうか。

しばらくすると1階上の部屋が売りにでたので、そちらも購入。

下の階はプライベートな居住空間、上の階は稽古場、応接間、夫の書斎兼になっていました。

生前、時間のある時は何をしているのかとインタビューで聞かれると、「お片づけ」と答えていたという市原さん。

住所録は引き出しの○番目、習字道具は押し入れの上から○段目の棚の右側というように、自宅のどこに何があるのかを正確に把握していたそうです。

無駄なものが一切ない、すっきりと整った自宅だったことでしょう。

夫の死に憔悴。子供はいる?

市原悦子さんは結婚後、20代と30代の時に妊娠していますが、どちらも流産するというつらい出来事を経験。

夫の塩見哲(しおみさとし)さんとの間に子供はいません。

子供を望んでいた市原さんは、一人で泣いた夜が何度もあったそう。

救われたのは、「子供のいない人生もあるさ」という夫の言葉でした。

俳優座養成所の同期で、舞台演出家の塩見さんと結婚したのは1961年。

おしどり夫婦として知られ、市原さんの主演舞台の演出をするなど、女優業に邁進する妻を陰で支えてきた塩見さん。

1971年にはそろって俳優座を退団、翌年に番衆プロを立ち上げました。

そして、結婚から53年がすぎた2014年、塩見さんは帰らぬ人に。

肺がんが見つかり、手術を受けたのちに肺炎を併発し、妻に看取られて先立ちました。

市原さんは悲しみのあまり不眠になり、最愛の夫の遺骨とともに、しばらく自宅に引きこもってしまいます。

市原悦子の遺産は実家の家族が相続?

前述のように、市原悦子さんは夫と死別し、子供もいませんでした。

実家の家族構成をみてみると、銀行員の父と元教員の母の長女として誕生しています。

「3姉妹の長女」と紹介する記事がありますが、4歳違いの兄がいたことがご本人の発言からわかっています。

戦時中に爆弾が落ちた場所を兄が見物に行ったという話をしているので、その頃は健在だったのでしょう。

その後、戦争で亡くなったのかもしれません。

さて、子供がいない夫婦が二人とも他界した場合、遺産の法定相続人は誰になるのでしょう。

市原悦子さんは「元祖・2時間ドラマの女王」と呼ばれるほど、長期にわたりサスペンスドラマの主演を務めた女優でした。

2時間ドラマの主役クラスの出演料は1本およそ500万円なのだそう。

60年を超える女優のキャリア相応の遺産を遺したと考えるのが自然でしょう。

子供がいない夫婦の場合、あとに死亡した人の父母、祖父母、兄弟姉妹、甥と姪の優先順位で相続することになります。

例えば、被相続人の母は健在だけれど、父はすでに他界しており、祖父母が存命している場合の相続人は一人。

つまり、直系尊属として母のみがすべてを相続することになります。

年齢を考慮すると、市原悦子さんの両親はおそらく他界していると思われます。

ですが、没後の12月の時点で2人の妹が健在であることがわかりました。

遺言書を遺していたとか、養子縁組をしていたという情報もないことから、遺産は彼女たちが相続した可能性が高いでしょう。


兄弟姉妹が2人以上いる場合は均等に分けることになります。

一般的な墓地と違い、遺骨を土に埋めて樹々を墓標とする樹木葬という形で埋葬された市原悦子さん。

最愛の夫が安らかに眠れる場所を探し求めていたとのことですが、子供に恵まれなかったことも自然葬を選んだ理由だったのかもしれません。

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