「モモちゃんとアカネちゃんの本」シリーズの挿絵が高く評価された、絵本作家で画家の伊勢英子(いせ ひでこ)さん。
ノンフィクション作家・柳田邦男さんの再婚相手として、長年円満に暮らしてきたようです。
今回は伊勢さんの結婚について詳しく見ていくとともに、娘が写真家という情報、離婚の詳細、父親のエピソードを確認します。
伊勢英子のプロフィール
ペンネーム:いせひでこ
本名:伊勢英子
生年月日:1949年5月13日
身長:不明
出身地:北海道札幌市
最終学歴:東京藝術大学美術学部デザイン科
伊勢英子は再婚相手として柳田邦男と結婚
伊勢さんの夫はノンフィクション作家の柳田邦男さんです。
いせひでこさん、柳田邦男さんがお越し下さって、来年のお打ち合わせも少し。ちょうどお帰りの車に乗り込もうとした瞬間、今年のベルナール・ビュフェ美術館でいせさんのワークショップに参加したというご家族が来館!なんという偶然。その瞬間の盛り上がりを一緒に味わえるの嬉しさ。 #絵本美術館 pic.twitter.com/0xkhBrIPXl
— 絵本美術館&コテージ 森のおうち (@morinoouchi) December 29, 2017
Rt 柳田邦夫さんと言えばいせひでこさんの絵本も好き。特に『ルリユールおじさん』(理論社)というフランスの製本・装丁の手仕事につくおじいさんとソフィの話が大好き。導入部のパリの街で二人が交差する部分、ハイライトであるの手仕事の部分、そしてソフィが本を抱きしめるところが素晴らしく良い。 pic.twitter.com/G0gmUntpav
— Shiina (@DonNShi) March 1, 2020
1999年に刊行された『はじまりの記憶』で対談しているため、この時期から交流し始めていたようです。
結婚は伊勢さんにとっては初婚、柳田さんにとっては再婚でした。
柳田さんの最初の妻は、35歳のときに次男が車にはねられたことがきっかけで、20年以上神経症に苦しみました。
次男は一命をとりとめたものの、中学時代に友人が投げたチョークがぶつかったことで、右目に怪我を負います。
これを機に彼も心の病を患い、結果的には自殺してしまうのです。
柳田さんも心に深い傷を負い、長年苦しみ続けました。
その後詳細はわからないものの、最初の妻とは何らかの理由で別れています。
「心の病を患った妻を捨てた」と批判する人もいるかもしれませんが、当事者にしかわからない事情があったのでしょう。
妻の病状が深刻化し、施設に入れた末に離婚せざるを得なくなったのかもしれません。
その後伊勢さんと再婚していることを考えると、彼を薄情に感じるのも仕方ないでしょう。
しかし見方を変えれば、再婚を決意するほどまでに、彼は前向きな気持ちを回復できたといえます。
人は本当に孤独な状態では生きていかれません。
柳田さんは残りの人生を生きていくうえで、必要な選択をしたといえるでしょう。
伊勢英子の娘は写真家の石井麻木
伊勢さんと柳田さんの娘は、写真家の石井麻木さんです。
「一瞬を永遠にする」をテーマに写真を撮り続け、毎年個展を開催してきました。
またCDジャケットや本の表紙、映画のスチール写真やライブ写真など幅広い分野で活躍しています。
石井麻木さんの写真展スペシャルイベントの当日券を何とかゲット~して行ってきました💕
ライブが始まってから心地良い風が吹き始め、都会なのに大きなヴァイオリンの音が鳴り響き素敵なライブでした✨✨ pic.twitter.com/0UBJSPIxbb
— のの🐺🐾 (@NONO_MWAM) July 22, 2021
石井麻木写真展@新宿、2回目行ってきました。
前回と今回の間に京都大作戦中止があり、ずっと落ち込んでたんですが今日来て写心を拝見して「自分は小さいなあ」としみじみ思いました。来年あると信じて元気でやっていきます。大好きな東北にもまた必ずいきたいです。 pic.twitter.com/MOyw6Bcga0— natsua01 (@natsuao1) July 18, 2021
東日本大震災をきっかけに、2011年3月からは東北を撮影し続けてきました。
毎年全国で写真展「3.11からの手紙/音の声」を開催し、震災が風化しないよう活動しています。
MARTIN&KOHKI LIVE「石井麻木写真展【3.11からの手紙/音の声】 スペシャルイベント」at 東京 新宿マルイ本館 屋上、まもなく開場!#OAU pic.twitter.com/jA7lMqd4FE
— BRAHMAN / OAU (@tacticsrecords) July 22, 2021
芸術的センスは伊勢さん、社会問題に関わる意欲は柳田さんのDNAが大きく影響しているのでしょう。
今後も意欲的に作品を発表し、日本を代表する写真家として活躍し続けて欲しいですね。
伊勢英子に離婚歴はなし
伊勢さんの離婚情報が気になり、ネットで検索する人は多いようです。
しかし調べたところ、彼女が離婚したという情報は見当たりませんでした。
夫の柳田さんが離婚しているため、彼女の名前と「離婚」というワードが結び付いたのかもしれません。
伊勢さんは38歳で眼疾患を患い、右目の視力を失いました。
障害を抱えているからこそ、理解してくれる結婚相手に出会えるか、長年不安を抱えていた可能性もあるでしょう。
そんな中で失意の柳田さんと出会い、お互いに支え合おうと決意したのかもしれませんね。
伊勢英子の父親は元銀行員の絵描き
伊勢さんは自伝エッセイ『七つめの絵の具』で、自身の家族について詳細につづっています。
くろすけ文庫 今日の1冊
七つめの絵の具 いせひでこ
平凡社
画家・絵本作家のいせひでこさんの20年にわたるエッセイをまとめたものです。チェロを習ういせさん、おじいさま、おとうさま、娘さんたちにつながるDNAの素敵なお話。飾らないまっすぐな語り口調で、とても素敵です。 pic.twitter.com/lXuctuMgFI— くろすけ (@kurosuke_01) January 2, 2018
エッセイで話題になったのが、元銀行員の父の存在です。
絵画の才能があった父は、銀行を退職後の晩年、画家として活動しました。
画家として本格的に活動し始めた時期は遅かったものの、日展に入選経験があり、華々しく活躍していたようです。
伊勢さんとスケッチ旅行に出かけることもあったといいます。
彼女が優れた絵本作家になれたのは、偉大な父の影響があったからこそでしょう。
父の背中を追い続けた結果、彼をがんで失った際の悲しみさえ、エッセイに昇華させる能力を得たに違いありません。
良くも悪くも、親から受ける影響の大きさは計り知れないものですね。
伊勢さんは優しい父と良好な関係を築いたからこそ、彼の趣味に反発することもなく、素直に才能を受け継いだといえるでしょう。
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