幼少期から音楽の才能を発揮してきた天才ピアニストの辻井伸行(つじい のぶゆき)さん。
目が見えない分、驚くべき耳の良さを武器に、世界の舞台で活躍し続けてきました。
今回は伸行さんの才能を開花させ、支え続けた両親についてご紹介します。
父・孝さんが開業した病院、母・いつ子さんのアナウンサーとしての経歴をチェックし、両親の情報をまとめます。
辻井伸行のプロフィール
本名:辻井伸行
生年月日:1988年9月13日
身長:推定160cmほど
出身地:東京都豊島区
最終学歴:上野学園大学
所属事務所:avex classics international
辻井伸行の父・孝は産婦人科医院の院長
まず伸行さんの父・辻井孝さんについてご紹介します。
孝さんは神奈川県出身で、帝京大学医学部を卒業しました。
2023年現在は横浜市にある「辻井産婦人科医院」の院長を務めています。
https://t.co/22xy5CILHM
"[辻井産婦人科医院] 家庭的で暖かな雰囲気の中で安心してお過ごし頂けるよう、スタッフ一同万全の体制でサポートいたします。分娩の予約を頂いた方には、ピアニスト辻井伸行のCDを差し上げています。お腹の赤ちゃんへも一緒に聴かせてあげてください。" #NobuyukiTsujii pic.twitter.com/QmnPXIplYv— NobuTsujiiFan (@mlliu2006) November 30, 2020
車から、「辻井産婦人科」という看板が見えた。あまりある苗字じゃないし、産婦人科だし、もしや、と思って調べたら、やっぱり辻井伸行のお父さんだった。開業医なのね。こんなところに。
— しずか (@ONSZK) August 31, 2010
同院の理事長は孝さんの父で、伸行さんの祖父にあたる信孝さんです。
父子2代で産婦人科医院を切り盛りしてきました。
緊急事態にはすぐに対応しなければならない仕事のため、なかなかまとまった休みは取れないはず。
実際に孝さんは、息子のピアノコンクールにあまり出席できていません。
国内のコンクールはともかく、海外でのコンクールとなると、確かに医院を離れて行くのは難しそうですね。
伸行さんが日本人として初めて「ヴァン・クライバーン国際ピアノコンクール」で優勝した際は、結果を中継で知ったそうです。
父親としてはなるべく現地で、息子の晴れ姿を見たかったはず。
しかしぐっとこらえて、仕事に専念しながら心の中で祝福したのでしょう。
常に落ち着いた様子で、厳格だったという孝さん。
厳しく息子を育てながら、陰では常に見守り続けてきた、昔気質の男らしい人のようですね。
伸行さんは思春期には、厳しい父に反発したこともあるそうです。
しかし中学校を卒業する頃には、父とも打ち解けることができたとのことでした。
父子で直接言葉は交わさずとも、お互いに思いやり合っているのでしょう。
辻井伸行の母・いつ子は元フリーアナウンサー
伸行さんの母について調べた人は、彼女が非常に美人であることがわかり、驚いたかもしれませんね。
辻井いつ子「映画「羊と鋼の森」公開記念・特別コンサートがあります♪」 https://t.co/L5l66W6Moi
— ☆るる☆ (@rudopai_ruru) April 24, 2018
母のいつ子さんは、実は元フリーアナウンサーでした。
東京女学館短期大学を卒業し、アナウンス活動に邁進。
1986年に孝さんとゴールインし、88年に一人息子の伸行さんをもうけました。
しかし伸行さんは眼球が成長しない病気「小眼症」によって、生まれつき目が見えないことがわかります。
いつ子さんは愛する息子が全盲だとわかった際、一時絶望しかけたそうです。
しかし福澤美和さんの著作『フロックスは私の目』を読み、視覚障害がある人も人生を楽しめることを知りました。
いつ子さんは考えを改め、伸行さんには思い切り好きなことに取り組んでもらおうと決意。
水泳やバイオリン、スキーなど彼が興味を持ったものはすべて習わせます。
とくに気に入った習い事がピアノでした。
何と生後8か月の時点で、ショパンの『英雄ポロネーズ』の演奏者の違いを認識するほど、聴覚と音感が発達していました。
ショパン 英雄ポロネーズ
パリのジョルジュ・サンドの家で、ショパンはこの曲を作曲しました。
現存するのがすごい。
同じ場所で「英雄ポロネーズ」を演奏する辻井伸行さんも素敵。https://t.co/f1GBrlriQrジョルジュ・サンドは、ショパンが最も愛したと言われている女性。#白藤沙織が好きな曲 pic.twitter.com/lbMrF6Bx1D
— 白藤沙織 Webプロデューサー ときどき役者 (@writersakko) February 21, 2021
天才的なエピソードからうかがえる通り、ピアノは彼の人生にとって早期から大切な存在だったのです。
才能に加え、前向きないつ子さんの育て方もあって、伸行さんは伸び伸びと成長しピアニストとして開花できたのでしょう。
辻井伸行の両親は天才を育てる天才
いつ子さんは厳格な孝さんの代わりに、常に優しく息子に寄り添ってきました。
コンクールでは彼が成人するまで付き添いを担当しています。
1995年に伸行さんは、わずか7歳で全日本盲学生音楽コンクール(現在のヘレン・ケラー記念音楽コンクール)で優勝しました。
10歳のときに大阪センチュリー交響楽団との共演で、クラシック音楽界に華々しくデビューします。
2009年には日本人として初めて、テキサス州の「ヴァン・クライバーン国際ピアノコンクール」で優勝。
世界的なピアニストとなった息子の姿を見届けたいつ子さんは、近年アナウンサー活動を再開しています。
ラジオパーソナリティー活動や講演会、メディア出演と多忙な日々を送っているようです。
※お知らせ※
今週日曜日 13:30から
ピアニスト 辻井伸行さんを育てた
辻井いつ子さんの講演会を開催!長男 伸行が全盲と分かり
絶望と不安、
手探りの子育てのなかで
見つけた子どもの才能…場所:高知市文化プラザかるぽーと
料金:全席自由 2000円#さんさんテレビ#辻井伸行#辻井いつ子— 高知さんさんテレビ (@sunsuntv) May 20, 2019
子供の育て方、両親の接し方について的確なアドバイスも行ってきました。
伸行さんの両親の子育て方法は、子供の才能を開花させるための模範として、注目され続けています。
とくに片方が厳しく接する分、片方が優しく接する点は、バランスの面で非常に重要ですね。
もちろん本人の才能と努力も大事ですが、成功するには両親の適切なサポートが不可欠です。
子供の才能を伸ばしたい人は、「天才を育てる天才」といえる辻井夫妻のようにサポートしてあげてくださいね。
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