国際的なピアニストの辻井伸行(つじい のぶゆき)さん。
7歳で全日本盲学生音楽コンクール(現在のヘレン・ケラー記念音楽コンクール)で優勝した、天才的な音楽家ですね。
今回は辻井さんを陰で支えてきたマネージャーである浅野さんの詳細に加え、付き人と先生についてチェック。
併せて天才のピアノ練習方法をまとめます。
辻井伸行のプロフィール
本名:辻井伸行
生年月日:1988年9月13日
身長:推定160cmほど
出身地:東京都豊島区
最終学歴:上野学園大学
所属事務所:avex classics international
辻井伸行のマネージャーは浅野さん
辻井さんのマネージャーである浅野さんとは、どんな人なのでしょうか。
所属する「avex classics international(エイベックス・クラシックス・インターナショナル株式会社)」。
通称ACIで知られる同社は、クラシック音楽愛好家を増やすべく、音楽事業を世界的に展開するために立ち上げられました。
若手ミュージシャンをマネジメントするエイベックスグループの活動と、クラシック音楽の普及活動を融合させた事業を展開しています。
ACIでインターナショナルルームと原盤制作ルームの課長を務めるのが、浅野尚幸さんです。
⭐️これが全て。そうなのです。
🎹辻井伸行と浅野マネージャー https://t.co/hOMk2VNGAI— yura (@icoyuraco) January 11, 2019
世界でのクラシック音楽普及活動と同時に、辻井さんのマネジメントを担当してきました。
辻井さんにとって浅野さんは、家族より一緒に過ごす時間が長い、特別な存在です。
コンサート前後のマネジメントはもちろん、普段から洋服選びや遊びも一緒に楽しんできました。
暇つぶしにしりとりをすることもあるそうです。
⭐️ 『お二人で過ごされる時は何されてるんですか?』
浅野マネージャー
『しりとりとか』笑辻井伸行の、深く優しい音色の部分には、こんな浅野さんの存在もあったからに違いありません。浅野さん本当にありがとうございました。お疲れ様でした。pic.twitter.com/K2FdBg5X0G
— yura (@icoyuraco) January 12, 2019
辻井さんの優しく澄み渡るようなピアノの音色は、浅野さんのあたたかいサポートがあるからこそ奏でられるものなのでしょう。
厳しく、淡々と業務をこなすだけのマネージャーでは、ピアニストの本当の才能を引き出すことは難しいに違いありませんね。
とくに浅野さんの場合、全盲の辻井さんの目となって、常に傍らに優しく寄り添ってきました。
どんなにマネジメント遂行能力が高くても、優しさと根気強さがなければ、辻井さんの信頼を勝ち得ることはできなかったはずです。
2人は一心同体として、世界を舞台に活躍し続けてきたといえますね。
付き人はエイベックス・クラシックスの社員たち
辻井さんのマネージャーは浅野さんだけではありません。
同じくACIの社員である中村勝利さんと佐藤太一さんは、辻井さんのマネージャーを務めています。
ACIの社員たちは一丸となり、マネージャー兼付き人として天才ピアニストに寄り添ってきたのです。
そもそも同社が設立された背景には「辻井さんの活動を強化したい」という彼らの思いがありました。
評価が高まり、忙しくなってきた彼をサポートすると同時に、世界的なクラシックアーティストを育てるために設立されたのです。
中村さんと佐藤さんは、常にスケジュールが詰まっている辻井さんが活動しやすいよう、予定の調整に奔走。
もちろん視覚面でのサポートも多いため、昼夜問わず一緒に過ごすこともあるといいます。
ACIの社員たちは協力し合いながら付き人となり、多忙な天才を支え続けてきたのです。
辻井さんはスタッフやお客さんに対し、いつも心から感謝の気持ちを表してくれるといいます。
世界的なピアニストになっても変わらない誠実な彼の心が、スタッフたちの気持ちを1つにまとめているのでしょう。
辻井伸行の先生は川上昌裕
辻井さんにとって大切なピアノの先生は、メディア出演や楽譜の出版でも知られるピアニストの川上昌裕さんです。
東京音大准教授の川上昌裕先生と5月5日のカプースチン祭りに向けての対談をしました!今度月刊ショパンに記事が掲載されます。サインも戴いちゃいました。嬉しい〜〜☺️
(絵文字で寝ぐせ隠してるのは秘密) pic.twitter.com/TsEk7gO7yF— Hayato Sumino かてぃん (@880hz) February 15, 2020
東京音楽大学と留学先のウィーン・コンセルヴァトリウムを首席で卒業した優秀な演奏家で、帰国後は後進の指導に尽力。
母校の東京音楽大学で教鞭を取る傍ら、楽譜の編集と出版、講演活動、コンクール審査など多方面で活躍してきました。
ロシアの音楽家ニコライ・カプースチン氏の演奏と研究で知られ、カプースチン氏自身からはピアノ曲を献呈されています。
昨日は、大変ありがたいことにお声をかけて下さり、川上昌裕さんのカプースチン「ピアノ音楽の新たな扉を開く」出版記念パーティーに参加させて頂きました。貴重なお話やビデオなども見たり聴いたりと五感が刺激される素晴らしい会でありました。いつか私もカプースチンを弾いてみようかと思います。 pic.twitter.com/ga8PhImBYu
— ShotatohS (@ssss_clav) September 24, 2018
演奏家・研究者として高く評価されてきた川上さん。
辻井さんが小学校に入学してから大学に進学するまでの12年間、週2回ペースでレッスンを担当しました。
17歳になった辻井さんは、川上さんと共に、世界最高峰の「ショパン国際ピアノ・コンクール」に挑戦します。
辻井さんの演奏に対し、4度のカーテンコールが起きたにもかかわらず、結果は2次予選敗退。
すると中継で結果を知った世界中の人々から、彼がファイナリストに選ばれなかったことへ抗議が殺到しました。
結果的に辻井さんは帰国後、「ポーランド批評家賞」を受賞したのです。
2人の努力と、決して諦めない気持ちが実を結んだといえますね。
辻井さんが上野学園大学に入学すると同時に、指導は横山幸雄さんにバトンタッチされました。
今でも辻井さんにとって、少年時代のピアノレッスンを担当してくれた川上さんは、かけがえのない恩人なのでしょう。
辻井伸行のピアノ練習方法は耳コピー
澄み渡った音色を奏でる辻井さんの、ピアノ練習方法が気になる人は多いでしょう。
辻井伸行さんの音色が綺麗すぎて暇があったらいつもYouTubeで聞いてる🥺
わたしは心が汚いからどんだけ練習しても綺麗な音が出ないw— えび🦐 (@suzu_115) August 7, 2021
彼は視覚障害のある人向けの「点字楽譜」を使わず、耳でコピーした曲を弾いてきました。
片手ずつのパートに分かれた音源を聴いて、短い曲は2日、長い曲は2週間ほどですべて覚えます。
母のいつ子さんは幼い辻井さんを自然の中や花火大会、美術館へ連れて行き、色彩を言葉で伝えていたそうです。
目が見えない息子に対して、きちんと色彩を感じてもらうため、丁寧に説明していたのでしょう。
結果的に辻井さんは自然の雰囲気や色彩を感じさせる、豊かなピアノの表現力を培いました。
聴覚も研ぎ澄まされたため、耳コピーでの練習も可能となったに違いありませんね。
「全盲のピアニスト」と呼ばれているものの、実は彼にはすてきな風景が見えているようです。
辻井さんは鋭い感覚でとらえた美しい風景を描写する、クラシック音楽界の風景画家といえますね。
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