サービス精神にあふれた明るいコンサートと、自身も楽しみつくす姿勢が幅広い支持層を獲得している葉加瀬太郎(はかせたろう)さん。
妻・高田万由子さんが名家の令嬢であることはけっこう知られていますが、葉加瀬さんはどのような実家で生まれ育ったのでしょう。
本名が「髙田太郎」になったということは、高田家に婿養子に入ったととらえていいのでしょうか。
あわせて夫妻の馴れ初めや結婚生活についてもみていきます。
妻・高田万由子は名家のお嬢様
葉加瀬太郎さんが東大卒タレントの高田万由子さんと結婚したのは1999年3月でした。
高田さんは大学在学中の1991年、『週刊朝日』の表紙を飾ったのをきっかけにCMデビュー。
その後、『たけし・逸見の平成教育委員会』でテレビ初出演を果たします。
東大生ということもあってクイズ番組には頻繁に出演し、高学歴タレントとしての地位を確立しました。
実家は旧財閥の流れをくむ由緒正しい家柄。
高祖父は明治時代に「明治三大貿易商」といわれた高田商会の高田慎蔵さんです。
のちに高田商会は、創業者である慎蔵さんの死去や関東大震災などで大打撃を被り、高田釜吉さんの代で破綻。
この釜吉さんの娘が北岡家に嫁いで生まれたのが万由子さんの父・高田祐一さんです。
祐一さんが高田姓を名乗っているのは高田家に養子入りしたからです。
名家に育ち、そのセレブな暮らしぶりをテレビ番組で披露することもある高田万由子さん。
高田商会創業者一族の血を引く父親の祐一さんは、高級外車の輸入販売を行うUNION・高田商会の社長でした。
高田家は以前、東京・港区虎ノ門のホテルオークラの隣に時価200億円の大豪邸を所有していたことがあり、万由子さんも一時期はこの邸宅で暮らしていたそうです。
才色兼備であるばかりか、まさに深窓の令嬢ですね。
そんな高田万由子さんが伴侶として選んだのは、父と同じ事業家でも、政治家でもなく、ある意味で大穴の芸術家でした。
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葉加瀬太郎さんとの間には長女の向日葵(ひまり)さん、 長男の万太郎さんが誕生しています。
葉加瀬太郎、結婚で高田家の婿養子に
葉加瀬太郎さんは結婚とともに髙田姓に改姓したため、本名は「高田太郎」。
高田万由子さんが一人娘だったことから、高田家と養子縁組したようです。
「葉加瀬」という名字はインパクトがあり、芸名にはぴったりですが、これは旧姓です。
婿養子とは、単に女性の姓に変わる婿と違い、女性の親の養子になったうえで女性と結婚すること。
婿とは、女性が結婚して夫の姓になったからといって、夫の家の養女にならないのと同じです。
婿養子の大きなメリットは、妻の両親の遺産の相続権が発生すること。
また相続人が増えることで相続税控除額も増えるため、節税対策にも有効でしょう。
逆にデメリットを考えると、妻の両親の扶養義務が発生すること。
義両親に借金があった場合、それを負うリスクも生まれます。
また離婚する際の手続きが複雑というのもデメリットのひとつでしょう。
婿養子になると、妻の実家とかなり密接な関係になるということですね。
もともと葉加瀬太郎さんは母の連れ子として葉加瀬家に入ったとのことなので、高田姓を名乗ることに抵抗はなかったのかもしれません。
葉加瀬太郎&高田万由子の馴れ初めと結婚生活
異業種の2人はどのようにして出会ったのか、馴れ初めも気になりますね。
ネット上の情報には若干の揺れがありますが、ここは葉加瀬さんご本人の発言をもとにまとめてみたいと思います。
初めて高田万由子さんと会ったのは東京芸術大学3年の23歳の時。
当時はクライズラー&カンパニーの前身となるグループで活動していました。
ある日、友人から「おまえのバンドの大ファンで、すごい豪邸に住む東大生の女の子がいるから」と誘われた葉加瀬さん。
彼女の家を訪れると、そのあまりのセレブぶりに、こういう人生を送る人もいるのかと驚いたそうです。
狩猟が趣味の父親が暖炉の前で猟銃を磨いている姿などを目にすれば、普通は引いてしまうもの。
ですが葉加瀬さんは「こんな面白い人たちと家族になりたい」と思ったとのこと。
交際はスタートしたものの、まだ知名度が低く、収入も不安定だった葉加瀬さん。
結婚は万由子さんの父親に大反対されました。
万由子さんは結婚を認めてもらうため、『笑っていいとも!』の友達紹介で葉加瀬さんを指名したり、事務所とギャラ交渉をするなど、外堀をうめていきます。
今では世界を拠点に活躍する葉加瀬太郎さんですが、その影には万由子さんの献身的なサポートと行動力があったことがうかがえます。
出会いからゴールインまで8年かかったことになりますね。
2007年から生活拠点をロンドンに移した葉加瀬太郎&高田万由子夫妻。
マネジメントをすべて妻にまかせていることからも、根っからの芸術家で、アーティスト活動に専念したいことがわかります。
彼女と出会えたことは最大の自慢であり、何から何まで妻に頼りきりという葉加瀬さん。
役所や銀行の手続きをはじめ、経理全般も大の苦手ということで、交際早々から通帳を預けて管理してもらっていたのだそう。
対外的には常にサービス精神全開の方なのですが、男女関係においては甘え上手なのだとか。
万由子さんが娘と出演したトーク番組で、「ヴァイオリン以外はダメな人」と暴露したこともありました。
初めて会った瞬間から、この女性と結婚したら幸せになれると確信したという葉加瀬太郎さん。
その直感は正しかったといえそうですね。
夫妻の結婚生活のエピソードからは、彼らが強い絆がうかがえます。
葉加瀬太郎の実家は大阪の団地
結婚した相手が超のつくお嬢様だったことから、当初は「逆玉」と揶揄されたこともあった葉加瀬太郎さん。
生まれは大阪の吹田市で、ご本人いわく「1学年が10クラスある千里ニュータウンの団地っ子」だったそうです。
家族はステーキ店支配人の父、元美容師で専業主婦の母、2人の妹の5人家族。
団地は開放的な雰囲気で近所づきあいが濃く、ふだんはドアに鍵をかけずに生活していました。
小さい頃から大好きだったのが芸術家の岡本太郎さん。
1970年の大阪万博の「太陽の塔」を眺めながら少年時代を過ごしてきたそうです。
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4歳の時に母の勧めで習いはじめたヴァイオリン。
自分にヴァイオリンを与えてくれた母には、ただただ感謝の気持ちしかないと語る葉加瀬さん。
妹たちから「お母さんは太郎くんのことばかり考えてた」と言われるほど息子のヴァイオリン習得に熱を入れていたそうですから、その才能をいち早く見抜いていたのかもしれません。
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