吉田茂の家系図。孫の麻生太郎が明かしたエピソード＆子孫に女王がいた

吉田茂(よしだしげる)さんと言えば戦後日本を代表する総理大臣としてあまりに有名ですが、親や孫といった一族の系譜も多くの人から注目されています。

今回は吉田さんの孫(麻生太郎さん)や子孫など家系図をチェックしていきましょう。

忙しいと疲れたは、自慢にならん

〜吉田茂〜 pic.twitter.com/wALT19GJ7o

— トレス (@siranuif2) May 31, 2021

本名：吉田茂(よしだしげる)

出身地：東京都

生年月日：1878年9月22日

没年月日：1967年10月20日(89歳没)

最終学歴：東京帝国大学法科大学(政治科)卒業

主な役職：内閣総理大臣(第45・48～51代)

吉田茂の華麗なる家系図

まずは近代日本の結晶とも言える吉田茂さんの家系図を見ていきましょう。

吉田さんの一族には明治時代の偉人から令和に入ってもなお活躍している政治家がいますが、文字だけだと分かりにくいので当サイトが制作した「吉田家」の家系図をご覧ください。

【吉田家家系図】

家系図を見てまず驚くのが先祖に明治維新の功労者・大久保利通さんがいることです。

大久保さんと言えば明治政府の内務卿として「廃藩置県」を断行した政治家であり、近代日本においてテロで命を落とした数少ない人物としてご存知の方も多いことでしょう。

吉田家と関係は大久保さんの次男である伸顕(のぶあき)さんの娘を嫁にしたことですが、苗字が違うのは親戚である”牧野家”へ養子に入っていたからでした。

ちなみに、吉田さんも「竹内家」から養子に入っているので似たような境遇と言えるでしょう。

子孫には内閣総理大臣や財務大臣を務めた麻生太郎さんがおり、妹の信子さんは皇族の三笠宮寬仁親王殿下に嫁いだという”超”が付くほどの家柄と言えます。

また、遠い親戚には佐藤栄作さんや岸信介さん、安倍晋三さんなど首相経験者が名を連ね、その系譜はまさに昭和から平成の日本政治史と言っても過言ではありません。

その点を踏まえると、上に立つ人は生まれた時から運命付けられているのでしょうね。

ここでは麻生太郎さんが明かした吉田茂さんとのエピソードを見ていきましょう。

ふたりは奇しくも同じ総理の座に就いた政治家ですが、麻生さんは小さい頃から大学時代にかけて偉大なる祖父に振り回されたという話を明らかにしていました。

アメリカのスタンフォード大学に在籍していた時は”アメリカ訛りがダメだ”とイギリスに移住させられ、幼少期は毎週末のように大磯の自宅に呼ばれて貴重な休みを潰されたそうです。

大磯の邸宅は2009年3月に火災によって焼失しまいましたが、2017年3月に再建されています。

小学生にとって貴重な週末を奪われるのは何とも腹立たしかったでしょうが、見方を変えれば小さい頃から「総理・総裁」としての帝王学を受けていたと言えるでしょう。

このような目に見えない継承こそが”名家”に生まれた本当の特権かもしれませんね。

麻生さんは吉田さんに勝るとも劣らない国際派で外交通ですが、お互いに口の悪さが政治生命に影響を与えたことは偶然ではなく血は争えないと言ったところでしょうか。

最後に吉田茂さんの子孫がとんでもない御身分という話を見ていきます。

孫に総理大臣を務めた麻生太郎さんが居るだけでも凄い家系ですが、妹の信子さまは皇族の三笠宮寬仁(みかさのみやともひと)親王殿下に嫁いだという異色の経歴を持っていました。

おふたりの初めての出会いは信子さまが小学生の時だったそうです。

寬仁殿下は信子さまが17歳の誕生日を間近に控えたタイミングでプロポーズをされましたが、周辺や宮内庁の関係者から「さすがに早すぎます」と説得されて断念をされています。

それから7年が経った1980年に”やっぱり彼女が良い”と再びプロポーズをされてご結婚となり、翌年12月に長女の彬子(あきこ)女王、1983年10月に次女の瑶子(ようこ)女王がご誕生。

成年会見
三笠宮家（寛仁親王家）
長女彬子女王
次女瑤子女王 pic.twitter.com/mDepjsljat

— みずのみこ (@bluemoonstone17) May 20, 2020

以上のことから、吉田さんの子孫に「女王」が誕生したという話は紛れもない事実でした。

ちなみに、天皇の嫡出の3親等以内の女子を内親王、それ以外の女子を女王というそうです。