『ちびまる子ちゃん』の「お姉ちゃん」ことさくらさきこ、『ブラックジャック』シリーズのピノコなどで有名な声優の水谷優子(みずたに ゆうこ)さん。
2016年に51歳で亡くなったことが報道された際は、多くのファンが衝撃を受けました。
今回は、水谷さんの死因に迫っていきます。
当時の追悼メッセージや後任を務めた声優、家族の情報なども、あわせて紹介していきましょう。
水谷優子のプロフィール
愛称:ケロリン
本名:西久保優子(にしくぼ ゆうこ)
生年月日:1964年11月4日
身長:157cm
出身地:愛知県海部郡
最終学歴:大阪府立島本高等学校
所属事務所:青二プロダクション(最終所属)
水谷優子の死因は乳がんだった
魅力的な声をいかし、印象的なキャラクターを多く演じてきて水谷さん。
子供の頃から水谷さんの声に親しんでいた人は、突然の逝去を知り、「なぜこんなことに」と驚いた人も多かったと思われます。
【ありがとう】『まる子』姉役 水谷優子さんお別れ会開催https://t.co/wzz84V6rl0
夫でアニメーション作家・監督の西久保瑞穂氏は「ご多用中とは存じますが ご来臨賜りますようお願い申し上げます」と呼びかけている。 pic.twitter.com/MwSQOFR9AE
— ライブドアニュース (@livedoornews) June 17, 2016
当時の報道では、水谷さんの死因が乳がんだったことも明かされていました。
乳がんは、乳腺にできる悪性の腫瘍。
早めに治療を始めれば助かる確率は高いようですが、ステージ3、4と悪化するほどに生存率は低下するのだとか。
医療の進歩によって近年の生存率は上がっているものの、まだまだ不安を感じる人は多いでしょう。
乳がんの治療は10年単位で驚くほど進歩しています。生存率の向上だけではなく、一人ひとりの生活や価値観に合わせた選択ができる状況が生まれつつあります。とは言え新たな選択肢が生まれても、その恩恵を受けるためには早期発見が第一条件です。(藤田医科大学 教授 喜島祐子) #一歩先へススメ
— ススメ|乳がんのこと一歩先へ(中京テレビ) (@susume_ctv) January 17, 2022
2年前に手術をしていた
水谷さんは、2014年に一度乳がんの摘出手術をしています。
がんが見つかったことはショックだったはずですが、手術のあとは普通に活動を続けていたようなので、いったんは落ち着いたのでしょう。
ですが、2016年になると再びがんの症状に悩まされることになります。
強いめまいで普通に立っていられず、仕事の行き帰りによろめいてしまうこともあったのだとか。
同年5月には入院して治療を受けますが、そのまま亡くなっています。
がんといえば、治療しても転移してしまうことで有名な病気。
水谷さんの場合も、すっかり健康を取り戻すことは、なかなか難しかったのかもしれません。
病気と闘いながらも仕事のことを考えていた
水谷さんは、乳がんの治療を受けながらも、仕事に対する情熱を常に持ち続けていたようです。
アフレコに参加できたのは2016年4月22日までだったようですが、乳がんを患っていることは周囲に明かさず、仕事に集中していたのだとか。
その頃は吐き気などもあったようですが、共演者は体調不良ということしかわからなかったのでしょう。
同年5月に悪化してからも、「ぎりぎりまで仕事をする」という条件を認めてもらうまでは、入院を渋っていたという水谷さん。
入院が始まる際は病室に台本を持ち込んだそうですが、体調はどんどん悪化し、その後はアフレコに参加することはできませんでした。
旦那さんによると、水谷さんが最期に残した言葉は、「仕事に行きたい」。
声優という仕事を心底好きだったことが伝わってくるエピソードです。
共演者からの追悼メッセージ
1980年代からアニメに出演し始め、多くの共演者と仲良くしていた水谷さん。
訃報が報道された当時は、多くの有名声優から追悼メッセージが届けられました。
水谷優子さんは、声優としても、小説家としても花を咲かせた方でした。鯨と海の話をした時には、少女のようなキラキラした目をされていたのを覚えています。優しくて、愛くるしくて、癒やしてくれる存在でしたね。ゆっくりおやすみください。 pic.twitter.com/Mq28ZkkqV7
— 神谷明 (@kamiyaakira29) May 19, 2016
親戚でも家族でもないってのに
同業者の、それも早すぎる訃報は胸がせつなくて、こたえるなぁ 水谷さん、本当に良い人で、もうねあの笑顔しか浮かばない、そんなお人柄だった。
ご冥福をお祈りします。— 立木文彦 (@Fu_minT61) May 19, 2016
吸血姫美夕で、冷羽のお母さんを。
幽遊白書、ブラックジャック…最後にお目にかかったのは、たぶんスパロボOG。いろんなことを受け止め、流して下さる下さる先輩でした。
いつも笑顔で…だから今も、笑顔の彼女しか浮かばない。
最後まで現場に立ち続けた優子さん。どうか、安らかに…。— 緒方恵美@パートナー募集中🏰CF #プレフェス (@Megumi_Ogata) May 19, 2016
優しい笑顔や温かい人柄を思い出し、涙する人も多かったようです。
同じ作品にかかわった漫画家やイラストレーター、アニメーターからは、イラスト付きのメッセージが投稿されています。
水谷優子さん
ご冥福を心よりお祈り申し上げます。
マリーの声、ありがとうございました。 pic.twitter.com/356JTqPeG8— 貞本義行@腰痛 (@Y_Sadamoto) May 19, 2016
水谷優子さんの訃報にショックを受けています…本当に、若いのに…自分よりも若いのに…
とても好きな声の方でした。特に、カリスの声を担当していただいた事に最大感謝いたします。
ありがとうございました。
安らかにおやすみください。 pic.twitter.com/GJTshPtyKQ— 西村誠芳 (@NISHINOB) May 19, 2016
水谷さんは人気の高い作品にたくさん出演していたので、有名なクリエイターと知り合いになる機会も多かったのでしょう。
公認を務めた声優仲間
『ちびまる子ちゃん』の「お姉ちゃん」を引き継いだのは、同じ青二プロダクションに所属する豊嶋真千子さん。
水谷さんが兼役で演じていた永沢の母、山根の母といったサブキャラクターも、豊嶋さんが担当しています。
6月5日より、お姉ちゃん役の声優が水谷優子さんより豊嶋真千子さんに交代となり話題となった。 pic.twitter.com/eXfaOaDkX4
— こばやしよしかず (@m13n9jj9zy7EWYB) January 16, 2022
ディズニーの人気キャラクター・ミニーマウスの吹き替えを引き継いだのは、遠藤綾さんです。
ミニーマウスの後任が遠藤綾さんと聞いてびっくり。
ちょっとルシーテイラーさんや水谷さんより
声低い気がするけど違和感なくてすごいhttps://t.co/QA5mcn0WP2 pic.twitter.com/jyKRPeJroj— DDNDN (@ddndn1007) July 30, 2016
遠藤さんは、『機動新世紀ガンダムX』のカリス・ノーティラス、『ロックマンX4』のアイリスなども引き継ぎました。
他にも複数の声優が後任を担当しており、水谷さんが愛したキャラクターたちは、2022現在もファンを増やし続けています。
家族と結婚した夫
水谷さんは家族についてあまり語っていないようで、両親の情報は不明です。
兄弟や姉妹についても、確かなことはわかりませんでした。
旦那さんは、1994年11月に結婚した西久保瑞穂さんです。
今日のグッディにて、水谷優子さんのご主人西久保瑞穂さんへの取材です。とてもお優しいご主人で見ていて涙が流れてしまいました。 pic.twitter.com/oh0JsXNAX5
— おつぐ (@micmin_rk) May 26, 2016
西久保さんはアニメ監督。
水谷さんも出演していた『赤い光弾ジリオン』や『天空戦記シュラト』などを担当しています。
息子や娘についての情報は出ていないため、「子供は作らなかった」という説が有力のようです。
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