2021年、世界最高峰「ショパン国際ピアノコンクール」で、第4位に入賞を果たした小林愛実(こばやし あいみ)さん。
同コンクールで第2位に入賞した、1歳年上の反田恭平さんとは、幼なじみで非常に仲良しだそうです。
今回は反田さんとのエピソードのほか、天才少女と呼ばれてきた小林さんの練習時間と弾き方の特徴を見ていきましょう。
併せて、ピアノの先生と出身大学も紹介します。
小林愛実のプロフィール
1月は21日に桐生、22日に八ヶ岳、23日に岡崎、そして今日は奈良でリサイタルでした🙂各会場とも満員のお客様に迎えられて気持ちよく演奏することができました✨
2月はコンチェルト、リサイタル合わせて7公演あります。会場で皆さまとお会いできること楽しみにしています❣️
詳細は↓ pic.twitter.com/4sRb99LxuF— 小林愛実 Aimi Kobayashi (@aimi_piano) January 29, 2022
本名:小林愛実
生年月日:1995年9月23日
身長:149cm
出身地:山口県宇部市
最終学歴:カーティス音楽院
所属事務所:KAJIMOTO
小林愛実と反田恭平は同じ音楽教室の出身
2021年のショパン国際ピアノコンクールでダブル入賞を果たした小林さんと反田さん。
【速報】#ショパンコンクール 最終結果
反田恭平さん2位、小林愛実さん4位
反田さんは邦人最高位タイ、日本勢W入賞05年以来16年ぶり1位 Bruce(Xiaoyu) Liu
2位 Alexander Gadjiev #反田恭平
3位 Martin Garcia Garcia
4位 #小林愛実 Jakub Kuszlik
5位 Leonora Armellini
6位 J J Jun Li Bui pic.twitter.com/dsIHh9u8xN— ピティナ特級【公式】 (@ptna_tokkyu) October 21, 2021
舞台裏を映した映像では、2人がお互いを励まし合っている様子も見られました。
いかにも仲が良さそうな2人の様子に、「付き合っているのでは?」と考えたファンも多いようです。
しかし2人は恋人同士というわけではなく、幼なじみの音楽仲間でした。
幼少期に同じピアノ教室へ通い、切磋琢磨し合っていたのです。
2人が通っていたのは桐朋学園大学音楽学部附属「子供のための音楽教室」。
指揮者の小澤征爾さんを輩出した名門音大・桐朋学園大学が運営する音楽教室で、2人は仙川教室へ通っていました。
反田さんは2006年、小林さんは2007年と1年違いで入室しています。
また2人は男女共学の桐朋女子高校音楽科に進学しました。
同じピアノ教室と高校へ、同時期に通っていたのですから、仲が良いのは当然ですね。
お互いをクラシック音楽界で戦う同志だと考えているのではないでしょうか。
ショパン国際ピアノコンクールの結果が出る前、反田さんはインタビューでお世話になった人々に謝意を述べました。
そのとき小林さんのことを名指しで呼び、彼女にも感謝を表明しています。
コンクールに幼なじみがいるだけで安心するうえ、お互いをサポートし合えるため心強いものですよね。
小林さんと反田さんは、お互いをライバル視して追い込もうとはしませんでした。
同じ志を持つ仲間として、一緒に勝ち抜く道を選んだのです。
すばらしい友情で結ばれたピアニストコンビですね。
すでに2人は競演経験もあります。
◆VS Vol.1反田恭平×小林愛実◆
2月1日(火)19:30~NHK FM『ベストオブクラシック』にて、2021年の「芸劇リサイタル・シリーズ「VS」Vol.1反田恭平×小林愛実」が放送予定です。
ショパン・コンクール後に奇跡的に実現したふたりのアンサンブルをぜひお楽しみください。https://t.co/y1jgEzVDbg— 東京芸術劇場 (@geigeki_info) January 28, 2022
ぜひいつか2人の世界的ピアニストが演奏するコンサートに足を運んでみたいものです。
小林愛実は天才少女
小林さんは3歳からピアノを習い始め、わずか7歳でオーケストラと共演を果たしました。
2005年に9歳で国際デビューを果たしてからは、ニューヨーク、パリ、ポーランド、モスクワなどのコンサートに招かれます。
子供の頃から世界で認められる高い実力を備えていたのです。
「天才」「神童」と呼ばれた小林さんは、偉大な指揮者・小澤征爾さんからも実力を認められています。
15歳のときに小澤さんからの強い推薦により、名門カーネギーホールのコンサートに出演しました。
巨匠も感銘を受けるほどの演奏スキルを誇る天才少女だったのですね。
練習時間は4時間、力強い弾き方
ピアニストを目指す子供たちは、1日に10時間以上、厳しい練習に取り組んでいるイメージがありますよね。
小林さんは14歳のときのインタビューで、1日のピアノの練習時間を4時間だと明かしていました。
一流ピアニストでありながら、たった4時間しか練習していなかったとは意外ですよね。
その後、音楽学校の受験のために練習時間を増やした可能性は高いですが、どうやら猛練習をするタイプではないようです。
同じインタビューで「おやつを食べたり、お喋りをしたり、休憩時間もたくさんある」と笑顔で語っていました。
自分の時間も大切にする、マイペースな性格なのでしょう。
アメリカのカーティス音楽院に留学を決めてからは「ピアノを辞めようか」と考えるほど思い悩むこともありました。
先生から厳しく弾き方を変えるよう要請され、演奏すること自体が嫌いになってしまったのです。
ただ「ちゃんと勉強しよう」と気持ちを入れ替えてからは、しっかり先生の指示を守るようになりました。
小林さんの演奏スタイルの特徴は、やや前傾姿勢になり、力強く鍵盤を押さえることです。
小柄な女性でありながら、とても重厚感のある見事な演奏を聴かせてくれるピアニストですね。
小林愛実の先生は国内外に多数
小林さんは8歳のときから、ピアノ指導者の二宮裕子さんに師事しています。
二宮さんは、小林さんがよく身に着けている音符の形をしたネックレスをプレゼントしてくれた人でもあります。
2人は祖母と孫のように信頼関係を築いてきました。
二宮さんは小林さんを「怖いもの知らず。やってきたことをここで出す、という気概がある」と評しています。
またカーティス音楽院に留学してからは、世界的演奏家のマンチェ・リュウさんに師事。
リュウさんはやり方を押し付けることなく、教え子の表現を尊重してくれる優しい先生のようです。
小林さんは国内外に尊敬できる先生がいるため、心強いに違いありませんね。
ちなみに小学校時代には人気音楽ユニット「YOASOBI」でコンポーザーを務めるAyaseさんと同じ先生に習っていました。
2人は山口県宇部市の出身で、幼少期は一緒に遊ぶほど仲良しでした。
2021年にAyaseさんは、ショパン国際ピアノコンクールで小林さんが4位に入賞すると、ツイッターで祝福。
幼なじみだったことを明かし「わしも頑張る」と意気込みを見せました。
ショパン国際コンクール2021
反田恭平さん2位、小林愛実さん4位
まじですごすぎる!
おめでとうございます🧤
小林愛実さんは同じ山口県宇部市出身で、なんなら小学生の時同じ先生に習ってて、ちょこちょこ遊んでた記憶もしっかり残ってるのでめちゃくちゃ感慨深いです。わしも頑張る!!!— Ayase (@Ayase_0404) October 21, 2021
小林さんは意外なところにも、音楽業界で支え合える仲間がいたのです。
Ayaseさんの洗練された楽曲はクラシックとも親和性が高いはず。
ぜひいつの日か、小林さんにピアノで「YOASOBI」メドレーを演奏してもらいたいですね。
小林愛実の大学はカーティス音楽院
小林さんが進学した大学は、アメリカのカーティス音楽院です。
1924年に創立されたトップレベルの音楽大学として有名。
入学試験の難易度が高く「世界一合格率が低い音大」と呼ばれることもあるそうですよ。
卒業生は偉大な指揮者のレナード・バーンスタイン、映画『ゴッド・ファーザー』の「愛のテーマ」で知られる作曲家のニーノ・ロータなど。
数多くの逸材を輩出した名門校で、小林さんはトップレベルの教育を受けました。
天才的な才能に甘んじず、さらにスキルを磨いた結果、世界最高峰のショパン国際コンクールで結果を残せたのですね。
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