桜井和寿、天才の逸話。小林武史との出会い、大物が語る凄さと歌唱力。意外な性格とは

言わずと知れたモンスターバンド、Mr.Childrenのフロントマンである桜井和寿(さくらいかずとし)さん。

数々の名曲を生み出すことから「天才」と名高い桜井さんですが、そんな天才にまつわるエピソードをいくつかご紹介します。

そしてMr.Childrenとは切っても切れない関係の音楽プロデューサー・小林武史さんが語る、出会った時の印象はどうだったのか。

さらに大物アーティストからの称賛の声と、桜井さんと親交の深いミュージシャンが語る意外な性格をお伝えします。

桜井和寿のプロフィール

本名:櫻井 和寿

生年月日:1970年(昭和45年)3月8日

出身地:日本・東京都練馬区

所属事務所:株式会社エンジン

桜井和寿の天才エピソード

『名もなき詩』の歌い出しの歌詞はキャベツ畑から

累計売上枚数230万枚を超え、Mr.Childrenの代表曲の1つである『名もなき詩』。

印象的な「ちょっとぐらいの汚れ物ならば 残さず全部食べてやる〜」の歌い出しの部分は、なんとジョギング中にキャベツ畑を通りかかり、汚れていて売り物にならなくなったキャベツを見た事から思い付いたそうです。

なんて豊かな感受性をお持ちなんでしょうか。


その続きの歌詞「Oh darling 君は誰 真実を握りしめる」まで読み進めると、「汚い部分があっても全てを受け入れる」というメッセージが読み取れますね。

まさかキャベツ畑を目にした事から、このような愛の歌が生まれるなんて。

まさに天才の御業としか言いようがありません。

『終わりなき旅』の歌詞は寝ながら書いた

1997年3月からの活動休止を経て1998年10月にリリースされた『終わりなき旅』。

この曲に関する天才エピソードは「眠っていたら歌詞が浮かんできて、起きて書き取って、また眠ると歌詞が浮かんで、起きて書き取って・・・それを繰り返して歌詞を書き上げた」というもの。

一体どんな夢を見ていたんでしょうか。

後に出版された書籍のインタビューで「あの時は歌詞が書けなくなって、夢の中でも歌詞の事を考えていた。あまりにも書けなくなって”つい夢の中でも書いてしまった”と言うのが正しいと思う。」と語っています。

追い詰められていたとはいえ、夢の中であのような深い歌詞を書いてしまうなんて、天才以外の何者でもないでしょう。

作りながら涙が止まらなくなった『あんまり覚えてないや』

2007年リリースの13枚目のアルバム『HOME』に収録されている『あんまり覚えてないや』。

1番と2番は曲のタイトル通り、日常のちょっと良い出来事を「あんまり覚えてないや」と残念そうに歌っているのですが、3番で展開を見せます。


3番では主人公が老夫婦になり、若かった日の2人の何気ない出来事を「忘れずにちゃんと覚えてるんだ」と歌うのです。

1~2番の「あんまり覚えてないや」と、3番の「忘れずにちゃんと覚えてる」の対比で、”本当に大切な事は年齢を重ねてもちゃんと覚えている”というメッセージが浮き彫りになり、感動させられます。

この素晴らしい曲を作ったというだけでも天才なのですが、本当に天才的なのはここから。

なんとこの曲、電車の中で一気に浮かんできて、3番に入った時に桜井さん本人も涙が止まらなくなってしまったそうです。

「まるで自分が聴き手になっているような気分になってしまった」とのことですが、凡人には到底知ることのできない感覚でしょう。

紛れもない天才です。

ちなみに、この曲のレコーティングの際にドラムの鈴木英哉さんとプロデューサーの小林武史さんも泣いてしまったのは、有名なエピソードです。

プロデューサー小林武史が感じた初対面時の印象

2022年3月、7年ぶりに共同プロデュースをした楽曲『永遠』がリリースされ、桜井さんとの不仲説を完全に払拭した小林武史さん。

そんな小林武史さんはMr.Childrenと出会ったの時の印象をこう語っています。

「Mr.Childrenはどちらかというと地味なほうだったんです。曲も非力なのに、大きい相撲を取ろうとする相撲取り、若いときの千代の富士みたいな」

意外にもあまり印象は良くなかったようですね。

それでもプロデュースを引き受けたのは、きっと原石の中にキラリと光る”天才的な何か”を見抜いていたからだと思われます。

あの大物アーティストからの称賛の声

Mr.Childrenと『奇跡機の地球(ほし)』という曲でコラボレーションをした桑田佳祐さんは、もはや説明不要な大物アーティストですね。

そんな桑田佳祐さんは桜井さんに対してこう発言しています。

「桜井和寿には勝てない。ボーカリストとしても、コンポーザーとしても素晴らしい。存在自体が、男としても、人間としても、僕には勝てないと思う。いてくれてありがとう。それぐらい尊敬しています。」

桑田佳祐さんにボーカリストとして歌唱力を認められ、コンポーザーとして作詞作曲能力を認められ、更には人間としても認められる桜井和寿さん。

天才が認める天才こそ、真の天才なのではないでしょうか。

親交の深いミュージシャンが本人を目の前にして明かす桜井和寿の意外な性格は?

桜井さんは『everybody goes -秩序のない現代にドロップキック-』や『マシンガンをぶっ放せ』などの、世間への怒りを包み隠さず表している歌詞から、正義感の強い、少し気難しいアーティスティックな性格かな、と思われる傾向がありますが、実際はどうなんでしょうか。

桜井さんと同世代で親交の深いミュージシャン・スガシカオさんのラジオにゲスト出演した際、スガさんが桜井さんの性格をこんな風に言っています。

「天然ですよね(笑)」

桜井さんご本人はあまり納得のいっていないリアクションをされていますが、自分の性格は自分ではあまりわからないものです。

スガさんがそう感じたということは、少なくとも天然な一面があるのは確かだと思われます。

「音楽をやらせれば天才。ルックスもいい。そんな桜井さんでも天然なところがある。」というのが、これだけ多くの人に愛されている所以かもしれませんね。


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