橋本 龍太郎(はしもと りゅうたろう)さんは社会人から政界に入り、政治家離れしたルックスや抜群の頭脳を武器に一国の総理にまで上り詰めました。
また、本人だけでなく一族・家系図も非常に華やかなもので、遠い親戚には吉田茂さんや麻生太郎さんら数多くの偉人たちが名を連ねているそうです。
今回は橋本さんの家族や家系図についてクローズアップしていきましょう。
橋本龍太郎のプロフィール
本名:橋本 龍太郎 (はしもと りゅうたろう)
出身地:東京都渋谷区
生年月日:1937年7月29日
没年月日:2006年7月1日(68歳没)
最終学歴:慶應義塾大学(法学部)卒業
主な肩書:内閣総理大臣(第82~83代)
橋本龍太郎の家系図が凄い
まずは橋本龍太郎さんの一族や家系についてチェックしていきましょう。
橋本家に限らず総理大臣を輩出する家は数代前から政財界に影響力を持ち、様々な人物と繋がりを持つなど子孫に対して目に見えない大きな遺産を残しています。
などと言葉で説明をしても伝わりにくいので、当サイトが作成したオリジナルの橋本家の家系図(略図)をご覧ください。
橋本家家系図
遠い親戚に吉田茂さんと麻生太郎さんという総理経験者がいらっしゃるので、龍太郎さんを合わせると一族から3人の宰相が誕生したことになりますね。
麻生家に”太郎さん”が2名いるのを見て「おや?」と思われた方もいらっしゃるでしょうが、実際に両方とも太郎さんなので誤字ではありません。
元々の橋本家は貧しく卯太郎さんの代で財を得た家柄だったので、他の政治家以上に人脈作りに腐心したと推測できます。
父や祖父の打った布石によって龍太郎さんは大きく飛躍できたという見方もできますが、やはり個人の才能が大きかったと評価するが適切かもしれませんね。
ちなみに、龍太郎さんの子供(二男三女)は次男の岳さん以外は公人ではなく一般人の生活をしているので、本稿や家系図では一部割愛させていただきました。
家系図全体としては少し先細り感が漂っていますが、政治家になった岳さんと参議院議員の妻・英子さんが再び橋本家に繁栄をもたらしてくれることでしょう。
橋本龍太郎の妻は華族(貴族)の末裔
この項目では橋本龍太郎さんの妻・久美子さんについて見ていきましょう。
久美子さんの旧姓は中村といい、年齢は龍太郎さんよりも4歳ほど年下です。
父の久次さんが中村家に養子に入ったことで加納姓から変わっていますが、血筋としては一宮藩主の久宜(ひさよし)さんを先祖に持つという格別の家柄になります。
【加納久宜】死去
1848年3月19日〜1919年2月26日
百年前の今日亡くなる。政治家で、鹿児島県知事、全国農事会幹事長などを歴任し「日本農政の父」と呼ばれている方です。最近では大河ドラマ「いだてん」にも日本体育会会長として登場しました。
↓Wikipediahttps://t.co/fCFBjxbo81 pic.twitter.com/sKA8L7hd50— 100年前のゆく人くる人 (@Hundred_Person) February 26, 2019
久宜さんは大河ドラマ「いだてん」にも登場した日本体育会の功労者であり、貴族院議員や鹿児島県知事を務めたという立派な政治家でもありました。
また、明治政府の華族令によって子爵の位を授かっているので、久宜さんは政治家であり華族(貴族)という現代では考えられないような肩書を持っていたのです。
ちなみに、第二次世界大戦後の日本国憲法発布で華族制度は消滅しましたが、その後も旧華族同士が特別な繋がりを持つことは珍しくないとのことでした。
そんな血筋を持つ久美子さんと橋本さんが結婚をしたのは1966年のことで、当選1回生だった夫を公私共に支えた内助の功として政界でも有名だったそうです。
おそらく橋本久美子夫人みたいですね。 pic.twitter.com/0O18nv8537
— アウ爺🧙🏻♂️ (@augst48tokyo) October 22, 2019
久美子さんは橋本さんが亡くなってからも精力的に活動を続けており、日本介助犬協会の会長などボランティア関係の役職に就いて多忙な日々を過ごしています。
このバイタリティあふれる遺伝子は久宜さんから受け継いだと言っても間違いないでしょうね。
橋本龍太郎の弟・大二郎は元高知県知事
橋本龍太郎さんの弟が高知県知事を務めた大二郎さんということは有名で、兄弟そろってダンディーな外見だったことから奥様方の支持を広く集めました。
ただ、兄弟とは言っても母親が違う”異母弟”であり、政治的なスタンスも少し違うそうです。
なぜ縁もゆかりもない高知県の知事になったのか気になったので調べると、高知に移住した中学・高校の友人が県知事選挙に誘ったことがきっかけでした。
最初は冗談と思って軽く引き受けたそうですが、立候補を求める署名が2万前後も集まったことで出ざるを得なくなり、NHKを退局して立候補するという事態に発展。
終わってみれば高知県知事選挙の最多得票となる(31万6,968票)を獲得し、1991年から2007年までの16年という長期政権を築いて高知県に大きく貢献しました。
知事退任後はテレビのコメンテーターに転身した印象が強いですが、実は2009年の衆議院選挙に出馬をして落選したという意外な経歴も持っていたのです。
大二郎さんほどの人気者でも落選するという事実に驚かされる一方、政治家が思っている以上に有権者はしっかりと見ているという証明にもなった選挙戦でした。
2023年現在は若者を支援する財団法人「ビヨンドトゥモロー」の代表理事を務めており、次世代を担う人材の発掘と育成などに汗を流しているそうです。
橋本龍太郎は岡山県出身ではない
最後に橋本龍太郎さんと岡山県の繋がりについて見ておきましょう。
龍太郎さんは地盤が岡山4区で総社市の名誉市民にも名を連ねていますが、出身は岡山県ではなく東京都渋谷区というバリバリのシティーボーイでした。
確かに龍太郎さんはお国言葉(方言)やなまりが一切なく、むしろ江戸っ子のような口調だったので岡山県選出という方に違和感があったかもしれませんね。
実は父・龍伍(りょうご)さんも東京都出身でしたが、選挙に立候補する際に先祖の出生地である岡山県を選んだことで橋本家との縁が復活したという次第です。
父の急逝で政治家志望では無かった龍太郎さんが出馬することになり、特に縁がない岡山県の代議士として総理にまでなったのは不思議な話と言えるでしょう。
ちなみに、龍太郎さんの息子・岳さんは総社市出身で地元の小中高を卒業していますが、選挙戦は盤石とは言えないので益々の精進が期待されるところです。
ただ、近年の小選挙区選挙は地元との縁よりも所属政党の政策が当落を分けるので、いずれは候補者の出身地に関する話題自体が廃れていくのかもしれませんね。
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