日本が誇るミクスチャーバンド・Dragon Ashのボーカル&ギターを担当する降谷建志(ふるやけんじ)さん。
父親は俳優の古谷一行さん、妻は女優のMEGUMIさん。
そして息子さんは2020年に「ラストレター」で俳優デビューした降谷凪さん、と芸能一家としても有名です。
そんな降谷建志さん、2024年現在の活動、そして日本のHipHop界を牽引するラッパー・ジブラとの因縁についてなど、お伝えします。
降谷建志のプロフィール
愛称:Kj、けんちゃん
本名:古谷建志(ふるやけんじ)
生年月日:1979年(昭和54年)2月9日
出身地:東京都
所属事務所:株式会社イノベーター
降谷建志、現在(2024)の活動について
Dragon Ashのフロントマンとしてのイメージが強い降谷建志さんですが、デビューは1995年の映画「ゲレンデがとけるほど恋したい」での俳優デビューでした。
当時は「kenji」と名乗っていました。
その後Dragon Ashとして若者を中心に絶大な人気を集め、日本屈指のミクスチャーバンドへと成長しました。
それでは2024年現在の降谷建志さんの活動を見てみましょう。
Dragon Ashの25周年アニバーサリー・イヤー
実は2022年はDragon Ashにとって25周年という記念すべき年です。
25周年を記念した特設サイトが作られ、様々な情報が発信されています。
デビュー日である2月21日に、300曲を超える楽曲がストリーミング解禁され、Apple MusicやSpotifyなどの主要音楽サブスクリーミングサービスを使って、気軽に聴けるようになりました。
同日に、55本にも及ぶ過去のミュージックビデオを繋ぎ合わせ作られた動画「25th Anniversary Video Chronicle」もYoutubeにて公開されました。
聞き覚えのある数々の名曲から、いかにDragon Ashが日本のロックシーンに貢献し、存在感を発揮してきたかが再確認されます。
3年ぶりとなるワンマン・ツアーも決定し、ライブハウス7公演、ホール18公演、の計25公演予定されています。
そして、4月20日にはTBS系金曜ドラマ「インビジブル」主題歌として書き下ろした「Tiny World」もデジタルリリースされました。
Dragon Ashとしては8年ぶりのテレビドラマ主題歌になりました。
25周年を迎えて、活動に一層勢いが増していると感じられます。
降谷建志としてのソロ活動
2015年から降谷建志名義でソロ活動を開始。
これまでにデジタルリリースを含む3曲をシングルで、そしてアルバムを2枚リリースされています。
また、俳優としても独特の存在感を示しています。
2021年には、NHK総合で放送された「風の向こうへ駆け抜けろ」や、LINE NEWS VISIONで配信された「上下関係」にも出演。
父である古谷一行さんも、妻のMEGUMIさんも役者さんなので、役者に関して敬意を持っているとインタビューで語られています。
演技に関してはMEGUMIさんによくアドバイスを求めているそうです。
共に高め合える関係というのは素晴らしいですね。
若い頃の彼女の噂
降谷建志さんが若い頃に付き合っていたと噂されているのは、歌手のmihoさんです。
mihoさんと降谷さんは小学校からの幼馴染だそうで、学生時代からの付き合いだったそう。
1995年にDragon Ashが発表した「M」という曲はmihoさんの事を歌っているとも言われています。
2000年には降谷さんが所属していたユニット・Steady&Co.のプロデュースでmihoさんは歌手デビュー。
デビューシングル「Life」はヒットしました。
ファンも公認のカップルでしたが2001年に破局。
降谷さんは2005年にMEGUMIさんと出会い、2008年に結婚されました。
ラッパー・ジブラとの確執
1999年にリリースしたDragon Ashのシングル「Grateful Days」でフィーチャリングしたジブラさん。
この曲は大ヒットを記録し、同曲中の「俺は東京生まれヒップホップ育ち 悪そうなやつは大体友達」というジブラさんのラップは、あまりにも有名です。
日本のロック史でミクスチャーロックとHipHopと融合した革命的な瞬間でしたが、後にこの名曲が実質封印状態に陥ってしまう出来事が起こります。
それは2000年にDragon Ashがリリースした「Summer Tribe」が発端になりました。
同曲における降谷さんのラップスタイルがそれまでのものから、明らかにジブラさんのスタイルに影響を受けたものに変化。
歌詞の内容もジブラさんの「真っ昼間」という曲を模倣したような内容だったようです。
言ってしまえば、スタイルをパクったわけです。
その事からジブラさんは自身のユニット・キングギドラの「公開処刑」という曲で「覚悟を決めるのはオマエだKj」と名指しで批判。
「おめえのグレートフルデイズも今日まで」と、共演を果たした曲を引き合いに出し、所謂Dis(ディス)った形になりました。
HipHopには、曲の中にDisを入れたり、それに対しアンサーソングで応酬する事が文化として根付いていて、それがシーンを盛り上げたりするのですが、降谷さんはミクスチャーとは言えロック畑のミュージシャン。
降谷さんの反応は「沈黙する」というものでした。
残念ながらそれ以降、2人の共演は実現していません。
唯一おもしろいのは、お互いの奥さん同士は仲が良いらしく、カラオケで旦那同士が共演した「Grateful Days」を一緒に歌うのだそうです。
日本のHIPHOPきってのbeefとなったZeebraとKj(降谷建志)。今でもぎくしゃくしてるが、嫁同士(中林美和とMEGUMI)は仲がよく、一緒にカラオケで「Grateful Days」を歌う仲。いい話(笑) pic.twitter.com/sBjPmS2DBT
— 杏(あんず) (@anztolchock) April 28, 2019
木村拓哉との意外な繋がり
降谷さんは、2022年1月にリリースされた木村拓哉さんの2ndアルバムに「OFF THE RIP」という曲を提供されました。
あまり接点のないお2人にのように思えますが、実は意外な繋がりがあったのです。
元々降谷さんのルックスが木村さんに似ている、と言われていました。
それを逆手にとって、1999年に「SMAP X SMAP」で、木村さんが降谷建三というキャラを演じる「Dragon Smash」というコントをやっていました。
内容は、「Dragon Smashが突然現れ、「Let yourself go, let myself go」を歌い出し、フラッシュモブが始まったかと思うとトラブルを解決してしまう」というシュールなものでした。
それから20年以上の時が過ぎての楽曲提供。
「OFF THE RIP」では、特に降谷さんを意識した歌唱はしていませんでした。
もしラップパートで降谷建三が登場していたら、それはそれでおもしろかったかもしれませんね。
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