村田雄介さんといえば「アイシールド21」や「ワンパンマン」の作画担当ですね。
作中の迫力ある絵や大胆な構図から画力の高い漫画家としてよく名前が挙がります。
今回はそんな村田さんの画力の秘密や、海外からの反応についてをご紹介します。
村田 雄介のプロフィール
本名:村田 雄介(むらた ゆうすけ)
生年月日:1978年(昭和53年)7月4日
血液型:A型
出身地:熊本県
最終学歴:都立田園調布高等学校卒業
代表作:「アイシールド21」「ワンパンマン」※作画担当
最新作の「ワンパンマン」は無料Webマンガサイトの「となりのヤングジャンプ」で連載中。
本編のほぼ全てをサイトで無料公開しておりいつでも読める状態にもかかわらず、担当本の累計発行部数は2600万部と、ヤングジャンプの人気連載漫画とくらべて遜色がないと言えます。
お待たせしております。となジャン版ワンパンマン、諸般の事情で最新話更新が滞っております。今しばらくお待ち下さい。空いた手で短編アニメなど作ってみました。ぜひご覧ください。 pic.twitter.com/ATUzfjsWzh
— 村田雄介 (@NEBU_KURO) September 23, 2021
村田雄介の画力が凄い!
画力が高い漫画家といえば、必ず名前が挙がるのが村田雄介さんです。
一撃で相手をコナゴナに破壊する必殺技マジ殴りなど迫力のあるバトルシーンが村田さんの真骨頂。
マジ殴り pic.twitter.com/qCNVvbVtIL
— 村田雄介 (@NEBU_KURO) December 12, 2017
完成前の原稿をTwitterで公開することもあります。
スクリーントーンを貼る前のペン入れ段階の原稿ですが、奥行きや立体感、キャラクターの素早い動きが伝わってきますね。
ガロウ対クロビカリ ペン pic.twitter.com/vfdMcXIZMz
— 村田雄介 (@NEBU_KURO) March 13, 2020
村田雄介さんはTwitterで頻繁にご自身の描いた絵を投稿しています。
「練習。グラス。」のツイートとともに公開された絵を見てください。写真にしか見えないクオリティの高さにただただ驚くばかりです。
あまりの絵の素晴らしさに「はじめの一歩」の作者の森川ジョージさんは「やめてくれ。同業者と名乗れなくなる(TдT)」とツイートしました。
森川ジョージさんも画力の高い漫画家として有名ですが、その森川さんが「やめてくれ」思わず言ってしまう。プロから見ても村田さんのレベルが高いことがわかります。
やめてくれ。
同業者と名乗れなくなる(TдT) https://t.co/6Xueptqprj— 森川ジョージ (@WANPOWANWAN) April 5, 2022
村田雄介の絵の練習法や迫力のある構図の秘密は?
村田雄介さんはどうやってここまで絵を上達させることができたのでしょうか。
過去を調べてみましたが、美大や専門学校に通っていたとういう情報はなく、自己流で絵のレベルを上達させたようです。
村田さんが考える絵の練習法は「描きまくること」。
2008年に発表した「ヘタッピマンガ研究所R」という作品で本人が登場し、ペンの練習法や顔の書き方など、村田さんが考えるマンガのメソッドを惜しみなく公表しています。
作中で絵の練習法を質問された際「練習法を知りたいんでしたっけ?方法も何も画力を上げたきゃ描きまくるしかないんじゃないですかね。
描いた量しかものをいいませんもん」と発言しています。
またTwitterで「絵が上達するための方法とは」とツイートし、jumpakokiさんが執筆したnoteを紹介しています。
絵がうまくなるための方法を質問されたjumpakokiさんは「デッサンや模写、アニメの鑑賞、イラスト・原画集を見ること、毎日何か絵を描くこと」と答えており、このことに共感している村田さんは絵を上達させるには描くしかないと考えていることがわかります。
絵が上達するための方法とは|jumpaoki @jumpaoki #note https://t.co/VQmrmkGVwS
— 村田雄介 (@NEBU_KURO) December 9, 2021
現在も村田さんは絵の練習や構図の研究を続けていて、Twitterでその様子を配信しています。
景色の映り込みまで描写されたリアルな金属球。
昨晩起きれんかったので朝練。金属球。いいレイヤーの手順がわからないのでまた描く。 pic.twitter.com/PEvje0z8ic
— 村田雄介 (@NEBU_KURO) March 29, 2022
人の歩いている姿の練習。
基礎練習 pic.twitter.com/HDBXABt6k5
— 村田雄介 (@NEBU_KURO) June 20, 2019
構図についてのツイート。
構図含めたデザイン性にもっと気を配って画面のバリューを上げるぞ
— 村田雄介 (@NEBU_KURO) August 11, 2020
あれだけの実力を持ちながら日々成長しようと努力を続けるからこそ、人々を引き付ける圧倒的な描写やダイナミックな構図を生み出すことができるのではないでしょうか。
最新話見開きフキダシなし pic.twitter.com/PHEtYAVmcn
— 村田雄介 (@NEBU_KURO) June 23, 2018
村田雄介の筋肉描写がすごい。海外の評価は?
村田雄介さんは、日本だけではなく海外からも高い評価を受けています。
Twitterで公開している筋肉質の男女のクロッキー(速写)は、たくさんの注目を集め8000件を超えるいいねと900件以上のリツートがされていますが、日本よりも海外からの反応の方が多くなっています。
朝から写真参考にクロッキーなど pic.twitter.com/vdtUb06CKz
— 村田雄介 (@NEBU_KURO) March 24, 2022
海外の人の中には、村田さんが人気漫画家であることを知らない人も多いのではないでしょうか。
そんな中、絵だけで海外の注目を集めるということは村田さんの画力は世界レベルと言えると思います。
画力が世界レベルであることを証明するエピソードとして、2017年に描いた「スパイダーマン:ホームカミング」の日本版ポスターが海外で絶賛を集めたことが挙げられます。
「100%疑いの余地なく、みんながはっきりと同意できるものがついに現れた。このポスターは最高だ」、「村田氏は素晴らしい仕事をしている。フレーミングはダイナミックで、キャラクターデザインもすごく良い」と絶賛。
スパイダーマンという海外で人気のコンテンツの絵を描くというのは相当なプレッシャーだったと思います。
それでもしっかりと成果を出す村田さんには脱帽ですよね。
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