宇多田ヒカル、精神分析受けた過去。性同一性障害?ジェンダーレスを公表。病気&膵炎について

国民的な歌手として活躍を続けている宇多田ヒカル(うただ ヒカル)さん。

華々しい活躍の裏で、精神分析によって自分自身と向き合う時間を設けていたことが明らかとなりました。

今回は宇多田さんが取り組んだ精神分析の詳細、性同一性障害という噂、ジェンダーレスの公表について確認します。

また病気の情報、膵炎を患ったという噂の真相にも迫ります。

宇多田ヒカルのプロフィール

本名:宇多田光

生年月日:1983年1月19日

身長:158.9cm

出身地:アメリカ合衆国ニューヨーク州ニューヨーク市

最終学歴:コロンビア大学中退

所属事務所:U3MUSIC

宇多田ヒカルは精神分析で自分自身と向き合う

宇多田さんは2010年から2016年まで「人間活動」と称し、音楽活動を休止しました。

15歳の若さでデビューしてから音楽活動に邁進していたからこそ、20代後半にさしかかり、自分を見つめ直そうとしたのです。

休止中に始めた精神分析は9年近く続けており、2023年現在も取り組んでいるようです。

クリニックに通い、活動休止中は週5日、1回20~30分の精神分析に取り組みました。


産後は数か月休み、復帰後は週3日のペースで通っているそうです。

精神分析は心理カウンセリングと混同されやすいものの、まったくの別物。

カウンセリングは現在の悩みの解決を目指しますが、精神分析が扱うのはより幅広い無意識の領域です。

頭に浮かんだことを何でも話して、専門家から解釈してもらい、今後生きるためのアドバイスをもらうのです。

宇多田さんが精神分析に取り組む背景には、母である故・藤圭子さんの存在が大きく関係しているとされています。

藤さんは生前、精神的な病気に苦しんでいました。うまく感情をコントロールできず、幼い宇多田さんを苦しめることもあったようです。

精神分析を受ける女性の中には、母親との関係に悩む人が多くいます。

宇多田さんも母の呪縛から解放され、自由になるために精神分析を行うようになったのではないでしょうか。


そもそも歌手になったのも、母の期待に応えるためでした。

藤さんは昭和を代表する歌手として活躍し、娘である宇多田さんにも「歌の道を究めてほしい」と考えていたようです。

宇多田さんは活動を休止し、精神分析に取り組むことで、母の期待に応えるために行動してきた自分の秘められた不満に気づいたのでしょう。

そして母との関係を清算し、復帰後は母ではなく、自分自身のために歌うようになったのかもしれません。

宇多田ヒカルは性同一性障害?ノンバイナリーを告白

2021年6月26日、宇多田さんは自身のインスタグラムのライブで、「ノンバイナリー」であることを明かしました。

宇多田さんが性同一性障害であるという噂が流れていますが、こちらの真相は不明です。

ノンバイナリーと性同一性障害は混同されやすいですが、意味合いは異なります。

性同一性障害は生まれ持った身体の性と、自分が認識している性が不一致である状態です。

一方ノンバイナリーは、性を男女のいずれにもあてはめず、「どの性でもない」と認識している状態を意味します。


ノンバイナリーの中には性同一性障害の人もいるため、宇多田さんも両方に該当する可能性はあります。

ただ2023年現在、自身はノンバイナリーであることを公表しただけで、性同一性障害については触れていません。

そのため現時点では、宇多田さんは性同一性障害ではなく、ノンバイナリーということになります。

カミングアウトした際は、大好きなクマのぬいぐるみを「ゲイ」として紹介した後、自分はノンバイナリーであると公表しました。

性的マイノリティ「LGBT」の権利向上を目指すプライド月間である6月にカミングアウトを決意したのです。

称賛の声が上がる一方、「わざわざ明かす必要はない」という批判の声も上がりました。

公表するかしないかは本人の自由です。

とはいえ「隠すのは苦しいから公表したい」という人が気軽にカミングアウトするための道筋を作ってくれた意味で、宇多田さんが成し遂げたことは大きかったのではないでしょうか。

宇多田ヒカルはジェンダーレスに関する悩みを投稿

宇多田さんは正式にノンバイナリーと明かした日の約1週間前、6月18日にインスタグラムで性自認に関する悩みについて投稿していました。

「ミセスかミス、どちらで呼べばいいか」と聞かれることにうんざりしたり、性別を前面に出す呼ばれ方に違和感を抱いたり。

「ミス・ミセス・ミズ」のいずれもしっくりこないことを明かしたのです。

そして「性自認に関係なく、誰もが使える別の選択肢がほしい」と主張し、新たに考案した敬称を発表。

「ミステリーウタダ(Mys.Utada)」という、斬新な敬称が話題となりました。

宇多田さんは精神分析で自身や母との関係と向き合いながら、同時に性別についても考えを巡らせていたのでしょう。

本当に自分らしく生きるために、満を持してカミングアウトし、同じように苦しむ人々のためにも新たな敬称を考案したに違いありませんね。

宇多田ヒカルの病気は卵巣嚢腫

宇多田さんは精神面や性自認に関する悩みだけでなく、病気に関する悩みもSNSで打ち明けています。


2012年8月8日のツイッター投稿では、かつて卵巣嚢腫摘出手術を受けたことを明かし、婦人科の病気に対する偏見への思いを表明しました。

婦人科系の病気を患うと、すぐ「あいつは出産できない女」という偏見が生じるからこそ、「積極的に話題にすべき」と持論を展開しています。

また「膿腫は良性の腫瘍のようなもので、摘出しても卵巣はそのままのため、出産は可能」という解説も投稿。

これは同じ病気を患い、出産できるのか不安に思っていた女性たちの励みになったはずですね。

宇多田ヒカルの膵炎の噂

宇多田さんはかつて慢性の膵炎を患っていたようです。

正確な情報源が見当たりませんでしたが、事実だとすれば音楽活動の裏でさまざまな病気と闘っていたことになりますね。

慢性膵炎は膵臓の細胞が壊れてしまう病気で、痛みが生じたり、膵液の流れが悪くなったりします。


男性の場合は飲酒が原因となりやすいですが、女性は原因不明の突発性が多い病気です。

宇多田さんも生まれ持った身体は女性ですから、突然発症し、苦しみながらも回復したのかもしれません。

闘病や精神分析を通じて自分自身の心身と向き合ってきた宇多田さん。

人一倍、自分のことを理解しているからこそ、同じように苦しむ見知らぬ人々に思いを馳せられる、人情深い人となったのでしょう。

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