広島東洋カープの先発投手陣の柱として、チームを支えている大瀬良大地(おおせら だいち)さん。
彼は球界屈指の優しい性格の持ち主として知られています。
プロ野球ファンの方からも、いい人と評判になるほどですので相当なものなのでしょう。
今回は、そんな彼がどれほどいい人なのか、そして号泣エピソードも紹介させていただきます。
大瀬良大地のプロフィール
本名:大瀬良 大地(おおせら だいち)
生年月日:1991年(平成3年)6月17日
身長:187cm
出身地:長崎県大村市
最終学歴:九州共立大学
所属球団:広島東洋カープ
大瀬良大地は優しい性格でチームを引っ張る
プロスポーツの世界に限らず、他者との競争が必要とされる職業では、必ずしも優しい性格が評価されるとは限りません。
特にプロ野球は、昔から闘争心や気迫といったものが評価される風潮があり、特に投手にはそれが強く求められてきました。
そんな中、優しい性格を曲げずに勝負の世界で結果を残し続けている選手がいます。
その男の名前は大瀬良大地。
優しさを武器にチームを引っ張るその姿で、新たな道を切り拓いています。
大瀬良大地の優しさに批判の声が
大瀬良さんのその優しい性格からの行動に、批判が集まったことがあります。
それは2017年8月16日の対阪神タイガース戦でのこと。
彼はその試合で、阪神の投手である藤浪晋太郎(ふじなみ しんたろう)から左肩付近へデッドボールを受けました。
プロ野球の世界では、投手に対してデッドボールを当てることはある種の禁忌であり、普通なら怒って然るべきものと考えられています。
しかし、大瀬良さんは藤浪さんに対し、気にするなと笑顔を返したのです。
「優しさ」は、勝負の世界では「甘さ」となることもある。「甘さ」はときに、「弱さ」となる。
この行動には称賛の声もありましたが、批判する声も多く、実際に彼はその試合の翌日に監督から注意を受けています。
プロとしてグラウンド上では優しさはいらない、チームの士気も下がる。
それは一つの側面から見たら事実なのでしょう。
しかし、大瀬良さんは笑顔を見せたことを後悔していないと後に述べています。
そんな爽やかな彼の姿勢に惚れたファンも多いのではないでしょうか。
大瀬良(広)が藤浪(神)にデッドボール当てられた時に痛いの我慢して「大丈夫」って藤浪に微笑むの世界一かっこいい
— ひよりみ (@SLIME_MAN_TO) March 12, 2021
大瀬良大地は本当にいい人
大瀬良さんは優しいだけではなく、本当にいい人です。
苦しんでいる人を放っておけない性格で、後輩投手である床田寛樹(とこだ ひろき)さんが左肘の故障に苦しんでいた時、助けになればとマッサージ方法を教えたこともありました。
それだけではなく、2017年の4月に休日を利用して地震からの復興中の熊本に足を運び、水や缶詰などといった食料品を届けにいきました。
シーズン中の話であり、先発投手という休日を有効に使って身体の調整をしないといけない立場であり、並の人物ではこの行動は起こせないでしょう。
休日を使ったのはチームメートのためだけではなかった。
ファンサービスにも積極的で、嫌な顔ひとつ見せず神対応をしてくれることで有名です。
炎天下の中1時間近く笑顔でファンサービスする大瀬良くん。まじで聖人すぎる。まさかこの日リリーフで投げるとは…#20160809由宇 #カープ二軍 pic.twitter.com/juX1abh676
— がっちゃん(逆襲の鯉) (@aioicarp) August 15, 2016
彼がファンからの人気が非常に高いのもうなずけますよね。
グローブを叩きつけようとして止める
大瀬良さんは不甲斐ない登板をした直後、自身への憤りからかグローブを叩きつけようとしたことがあります。
しかし彼は結局叩きつけることはせず、思いとどまりました。
道具の叩きつけってもう悔しさなどの感情を乗せた勢いだからどうしてもそのままスパーン!!って行くからな…そう思うとグローブの叩きつけようとしてそれでも堪えた大瀬良はよう感情抑えたなと思った pic.twitter.com/UOpjrPEUTm
— にっしー (@madante545) July 29, 2021
非常に感情が昂ぶっていた状況でしょうが、それでも野球道具を大切にして、感情を抑えることができるそのいい人っぷりは尊敬しかありませんね。
大瀬良大地の号泣エピソード
2015年の10月7日、広島東洋カープは最終戦を勝てば3位、負ければ4位という状況で迎えていました。
3位になればCSに出られる、まさに正念場と言える試合です。
当時リリーフとして起用されていた大瀬良さんは、この試合の0-0で迎える8回表という勝負の分かれ目といえる状況で登板しました。
結果はホームランを打たれて3失点。
その後、ベンチで号泣する大瀬良さんの姿がありました。
2023年現在、MLBのミネソタ・ツインズに所属する前田健太(まえだ けんた)さんに慰められる姿も印象的でしたね。
内心はさぞ悔しかったことでしょう。
しかし大瀬良さんはただ優しく、甘いだけの選手ではありませんでした。
試合終了後にはすぐに気持ちを切り替え「悔しいなら練習するしかない」と前を向いています。
試合終了後、再び先発として戦う来季を向いた大瀬良。その目にはもう涙はなかった。
先発復帰を目指した彼は、2016年こそ怪我などの影響もあり登板機会が少なかったものの、2017年からは見事に安定した投球を披露してくれています。
心優しく、それによって甘いとも言われがちな大瀬良さん。
しかし、その心の芯は非常に強く、折れず曲がらないものを秘めています。
プロ野球の選手として、野球で良い成績を残すことは当然ですが、その上でファンから愛される彼の性格は大変貴重なものでしょう。
これからも、優しく強い彼の生き様を見守っていきましょう。
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