坂倉将吾の天才的な打撃。守備や肩は微妙?ポジションは捕手だが元サード

坂倉 将吾(さかくら しょうご)さんは日本大学第三高校から広島カープに入団し、キラリと光る才能を日々の練習で磨いて球界屈指の好打者と評されるまでに成長をしました。

まさにカープの至宝と言っても良いほどの逸材ではありますが、打撃に比べて守備や肩がイマイチなことからポジションが安定しないという落ち着かない野球人生を歩んでいます。

今回は坂倉さんの才能やサードから捕手への再コンバートについて見ていくことにしましょう。

坂倉将吾のプロフィール

本名:坂倉 将吾(さかくら しょうご)

出身地:千葉県印旛郡酒々井町

生年月日:1998年5月29日

投球・打席:右投左打

身長・体重:176cm / 88kg

ポジション:捕手・三塁手

在籍球団:広島東洋カープ

坂倉将吾のバッティングは天才的

まずは「天才的だ」と注目を集める坂倉将吾さんのバッティングを見ていきましょう。

高校時代からバッティングセンスに定評があった坂倉さんですが、入団した当時は二軍では結果を残すものの一軍に上がると壁に跳ね返されるという状態だったそうです。

そんな未完の大器の才能が一気に開花したのはプロ入り5年目となる2021年シーズンのこと。


本職である捕手に加えて一塁との二刀流が始まったことが影響したのかバッティングが安定し、チームメイトの鈴木誠也さんと首位打者争い(打率.315で2位)をするまでになりました。

その勢いは2022年シーズンも続き、6月から7月にかけて21試合連続安打を記録しています。

体力を消耗しやすい時期なので出場を続けるだけでも大変にもかかわらず、連続安打記録も伸ばし続けたのは相当なバッティングセンスの持ち主であることは間違いありません。

また、176cmという小柄な身体から放たれたとは思えないような飛距離も天才的とされています。

打った瞬間は詰まった感じのレフトフライという空気が球場に流れましたが、打球の勢いは弱まるどころかグイグイと伸びてスタンドに入ってしまいました。

速球にバットを上手く当てて弾き返したホームランよりも、打ち損じのような打球でもスタンドインさせる選手の方がピッチャーとしても恐怖を感じるでしょうね。

私たちは天才と聞くと「才能だけで活躍出来て良いな」と思いがちですが、その才能を開花させるまでに血のにじむような練習と努力があったことを忘れてはいけません。

坂倉将吾の守備や肩はイマイチ?

バッティングの次は坂倉将吾さんの守備や肩について見ていきます。

坂倉さんは捕手や内野手(一・三塁)として試合に出ていますが、肝心の守備力は雲泥の差でした。

本職である捕手や負担の少ないとされる一塁手では守備率.995前後と安定している一方、三塁手だと守備率.948(119試合で13エラー)と不安が残る数字を残しています。

不慣れなポジションだったことを踏まえると守備率が.948だったのは評価できる点かもしれません。


一方で本職の捕手としては平均的な守備力を維持しているものの、キャッチング能力について広島カープのレジェンド・達川光男さんから苦言を呈されていました。

「坂倉!オマエはさすがじゃのう。バットを持ったら天才。でもミットを持ったら…。のう。バッティングはベタ褒め、キャッチングもベタ褒め。いや、逆の意味のベタ褒めよ」

キャッチングに加えて2022年までのプロ通算盗塁阻止率が.278と肩の弱さも心配されています。

しかし、捕手としての肩の弱さは捕球からスローイングに入るまでの動作を早くすれば補えるので、達川さんの言う通りキャッチングを中心とした守備全体の底上げが必須でしょう。

広島カープは達川さんや石原慶幸さん、會澤翼さんなど優れた捕手が多く在籍していたので見る目が厳しいのかもしれませんね。

2023年のポジションはサードから捕手固定へ

最後に坂倉将吾さんのポジション変更についてチェックしておきましょう。

2019年の外野手挑戦から捕手と野手の二刀流が続いてきましたが、2023年シーズンから指揮を執る新井貴浩さんは坂倉さんを三塁から捕手にコンバートさせることを宣言しています。

このコンバートは新井さんが坂倉さんの捕手に対する熱い思いを知っていたことが大きく、あえて監督として「来年は捕手一本で」と挑戦へのお墨付きを与えたと言えるエピソードです。

身体だけでなく心も整えて闘わねばならないプロにおいてモヤモヤとした未練はマイナスですし、抱えたままだとユニフォームを脱ぐ際に悔いが残ることは間違いないでしょう。

コンバートが決まってからの坂倉さんはこれまで以上に練習に取り組み、大好きな捕手に挑むことができるという充実した日々を過ごしています。

正捕手の曾澤翼さんとの競争は相当厳しいものになりますし、捕手一本なので負ければ控えに回って代打になるリスクもあるので良いことばかりでありません。

しかしながら、妥協と諦めで掴んだレギュラーの座よりも理想を目指して敗れた末のベンチが輝いて見える、そんな野球人生あったとしても良いのではないでしょうか。


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