1980年代に社会現象を巻き起こすほど大人気だったチェッカーズ。
デビューから10年後の1992年末をもって解散しましたが、解散原因には藤井フミヤさんと高杢禎彦さんの確執があった事は有名です。
もう1人のメンバー鶴久政治さんとの仲も疎遠になり、再結成は難しいと言われています。
そんな藤井フミヤさんと高杢禎彦さんとの仲についてや、過去に熱愛の噂があった中森明菜さんと小泉今日子さんとの関係についてお伝えします。
藤井フミヤのプロフィール
本名:藤井郁弥
生年月日:1962年(昭和37年)7月11日
身長:164cm
出身地:福岡県久留米市
最終学歴:久留米市南筑高等学校卒業
所属事務所:株式会社FFM
幼馴染だった高杢禎彦との仲
1980年代にアイドル的な人気だったチェッカーズですが、解散にまつわるメンバー同士の確執が取りざたされ、再結成は絶望的と言われていました。
確執があったのは、メインボーカルの藤井フミヤさんとサイドボーカルの高杢禎彦さんとの間です。
フミヤさんと高杢さんは保育園の頃からの仲で、幼馴染でした。
どうしてこの2人の間に確執が生まれたのでしょうか。
2022年に伝説のライストライブが劇場公開されるなど再結成の期待が高まっていますが、これまで「再結成は難しい」とされていた原因であるフミヤさんと高杢さんの確執について調べてみました。
チェッカーズ後期から解散まで
デビューから4年が経とうとする頃、アイドルバンドから本格的なバンドへと脱皮するために、メンバーの作成する楽曲をシングル曲に選び、勝負をかけました。
商業的には大成功していますが、それぞれのソロ活動も活発になり、徐々に足並みが揃わなくなり始めました。
そして1991年末に藤井フミヤさんから解散の意向が告げられ、武内さん、大土井さん、尚之さんがそれに賛成し、鶴久さん、徳永さんは保留しました。
解散に真っ向から反対したのは、高杢さんただ1人だけでした。
ですが、所属事務所の社長の意向により1992年末をもって解散することが決定し、同年の紅白歌合戦出場を最後にチェッカーズは解散となりました。
高杢さんは、納得できないままの解散になってしまいました。
ファンに向けての解散理由は「それぞれのソロ活動を進めるうちに、道が変わってきた。」とされていました。
藤井フミヤと高杢禎彦の確執を表沙汰にした暴露本
チェッカーズ解散から10年、フミヤさんと高杢さんの確執が高杢さんの著書「チェッカーズ」によって表沙汰になりました。
2003年6月27日に出版された「チェッカーズ」は高杢禎彦さんの自伝エッセイで、前半は高杢さんのガンとの闘病に関して、後半はチェッカーズについて書かれています。
後半のチェッカーズについては、結成から解散の経緯まで、メンバーの人間性についてなどが書かれてあり、特にフミヤさんについては批判した内容が多く含まれていました。
高杢が生放送で暴露本をボーロ本と真顔で言ってスタジオを凍らせた自著[チェッカーズ]は本当醜くいからお勧め。 pic.twitter.com/RD9pC7XITP
— 特撮/UNDERMINER (@UNDERMINER1118) July 11, 2013
著書「チェッカーズ」によると、チェッカーズのリーダーだった武内さんはフミヤさんの言いなりで、実質的にはチェッカーズはフミヤさんのやりたい放題だった、と主張しています。
また、解散についての話し合いをクラブで酒を飲みながらやろうと言い出したので高杢さんが激怒した、という話や、チェッカーズの最後のライブ前にもフミヤさんは遊び歩き、自己管理を怠ったせいでライストライブはガラガラ声で歌っていた、などとも書かれていました。
暴露と言うには内容にインパクトは少ないですが、世間の注目を得るには十分な題材でした。
藤井フミヤさんは基本的にこの本に関しては静観しており、唯一触れたのは2003年9月21日に行われた自身のコンサートで「あの本は高杢から見た真実なんだ。仕方ないんだよ。」とコメントしたのみでした。
「徳永善也を送る会」を巡って再燃した確執
2004年8月に、チェッカーズのドラマーだった徳永善也さんが舌癌で亡くなりました。
徳永さんが亡くなるまで交流があった藤井フミヤさん、尚之さん、武内さん、大土井さん、そして当時徳永さんと音楽活動をしていたWILD-Gの隈富太郎さんの5人が発起人となり、「徳永善也を送る会」が開かれることとなりました。
それに抗議したのが高杢さんと鶴久さんです。
同じチェッカーズのメンバーでありながら発起人になれなかった2人はワイドショーなどに出演し、不満をぶちまけました。
そしてフミヤさんと高杢さんの不仲を決定的にしたのは、徳永さんの送る会でのフミヤさんの発言でした。
徳永さんの告別式の際にフミヤさんから高杢さんに「元気か?」と声をかけ、やりとりがあったそうです。
それに関しては高杢さんも「解散以来12年ぶりに再会して声をかけてくれて、そりゃ嬉しかった。」と言っていました。
ですが、徳永さんを送る会で高杢さんの書著「チェッカーズ」について質問されたフミヤさんは「モク(高杢)の本はデタラメな内容だから読んでません。」とコメントしたのです。
それを聞いた高杢さんは、また激怒しました。
「他人に言われたなら何とも思わないが、ガキの頃から一緒だったフミヤだったから許せなかった。」と憤りを感じたそうです。
これが決定打となり、チェッカーズ再結成は絶望的とも言われています。
鶴久政治との関係は?
「徳永善也を送る会」で発起人になれずに、高杢さんと共にワイドショーで講義をした鶴久さんですが、高杢さんとの間には温度差も感じられました。
チェッカーズを解散し、フミヤさんたち4人は所属事務所を抜けましたが、高杢さんと鶴久さんは元いた事務所に残りました。
そのために、解散後の行動に関して、事務所を辞めた4人と残った2人に分かれていただけだった、と当時を振り返っていました。
また、確執騒動に関しても「フミヤさんと高杢さんは幼い頃からの付き合いで、2人にしか分からない何かがあったんだと思う。」と言い、鶴久さん自身は複雑な思いだった、とも発言していました。
チェッカーズのメンバーでも年下組だった鶴久さんは、騒動に巻き込まれてしまったようにも見えます。
チェッカーズ解散後も歌手として活動していますし、チェッカーズ再結成を一番望んでいるのは、鶴久さんかもしれません。
中森明菜との関係やキョンキョンとの熱愛説
藤井フミヤさんは中森明菜さんと、キョンキョンこと小泉今日子さんと交際をしていた、という噂がありますが、どちらもただの噂で真実ではないそうです。
藤井フミヤさんにはデビュー前から付き合っていた彼女がいて、現在はフミヤさんの奥様になっている女性がいます。
奥様とは中学生の時に知り合い、高校生の頃からお付き合いをしていた、とのことです。
結婚は、チェッカーズとして活動中の1990年でした。
現在では音楽を辞めているメンバーもいるようですが、いつかまた揃って再結成を果たしてくれれば、天国の徳永さんも嬉しいのではないでしょうか。
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