徳永善也は闘病の末、舌癌で死去。最後まで結婚せず。踏切で起きた父の事故

徳永善也(とくながよしや)さんは元チェッカーズのドラマーで、「クロベエ」の愛称で親しまれました。

1992年のチェッカーズ解散後はバンド活動をしたり、一時はトラックの運転手をして生活をしていました。

ですが、チェッカーズ解散から12年後の2004年、舌癌により40歳という若さで亡くなりました。

そんな徳永善也さんの舌癌との闘病や、結婚しなかった理由についてなどをお伝えします。

徳永善也のプロフィール

愛称:クロベエ

本名:徳永善也

生年月日:1964年(昭和39年)6月7日

没年月日:2004年(平成16年)8月17日

身長:174cm

出身地:福岡県久留米市

最終学歴:筑紫工業高等学校卒業

徳永善也の闘病。舌癌と戦いながらもステージに立った

1992年のチェッカーズ解散後は「リトルバッハ」というバンドを結成し活動しますが人気が出ずに解散し、徳永さんは一時音楽業界から姿を消していました。

その間はトラックの運転手をしていましたが、やはり音楽が忘れられず2002年にカムバックしました。

元チェッカーズの楽器隊だけで「アブラーズ」を結成し、精力的に活動を始めた2003年8月、徳永さんは体調不良を訴えました。


舌に違和感があったため精密検査をした所、舌癌と診断され、入院して治療を受けることになりました。

アブラーズのホームページで「舌癌の治療のために入院することになりました。主治医の先生から命に別状はないと聞いて安心しています。」とファンに報告をし、入院と治療に挑みました。

2003年9月にアブラーズのデビューライブがあり、徳永さんも参加しました。

そのライブではチェッカーズ時代の唯一の徳永さんのソロ曲である「青い目のHigh School Queen」も披露されましたが、その頃には舌癌の影響があり、うまく発音できていなかったと言われています。

その後、放射線治療などを受け一度は退院し、2004年の1月にアブラーズのライブに参加しますが、その後にまた再入院をしました。

入退院を繰り返し闘病生活を続けていましたが、同年7月に行われたアブラーズのイベント「あぶらまつり」には、1曲だけ参加しドラムを叩きました。

それが徳永さんの最後のステージになりました。

それから約1ヶ月後の8月17日、40歳という若さで、横浜市内の病院で息を引き取りました。

徳永さんの最期を看取ったのは、親族に呼ばれたアブラーズのメンバーである武内亨さん、大井戸裕二さん、藤井尚之さんと兄の藤井フミヤさん、そして当時一緒にバンドを結成していたWILD-Gの隈富太郎さんの5人でした。

舌癌になったと発表してからわずか1年で亡くなってしまったため、ファンや世間に驚きと悲しみが広がりました。

最後まで結婚しなかった理由は「責任が持てないから」

徳永善也さんは生涯独身でした。

あまり恋愛や結婚などについて話をするタイプではなかったそうですが、飲みの席で「なぜ結婚しないのか」という話になった時に「責任が持てないから」と言っていたそうです。

徳永さんはチェッカーズで成功を収めましたが、その後に結成したバンドは振るわず、トラックの運転手として生計を立てていました。


そういった経験から、音楽をやりながら家族を養っていくという事に「責任が持てないから」と思っておられたのでしょう。

とても真面目な性格ですね。

また、「子供は欲しくないのか」という事に関しては「自分の分身がこの世に存在するのが怖い」と言っていたそうです。

独特な考えをお持ちだったようですが、チェッカーズのメンバーの子供達が大きくなっていくのを見ることができれば、考えも変わっていたかもしれません。

ちなみにお付き合いをしていた女性はいたそうです。

また、好きな女性のタイプは「目の大きい子」と答えていました。

踏切で起こった父の事故

徳永善也さんは、1985年12月28日に車の踏切事故で父親を亡くしていました。

徳永さんの父親は会社を経営しており、会社の軽自動車で従業員の方を筑後市まで送って行った帰りに事故に遭いました。

遮断機のない踏切上で乗っていた軽自動車がエンストし、そこに列車が突っ込んできたそうです。


乗っていた車は原形をとどめないほどに大破していたそうです。

当時徳永さんは21歳で、すでにチェッカーズとして大成功を収めていました。

列車事故を起こすと多額の補償が発生する事は有名ですが、この事故での補償はチェッカーズの所属事務所だったスリースタープロが支払ったそうです。

チェッカーズ解散時にフミヤさん、尚之さん、竹内さん、大土井さんは事務所を退所しましたが、徳永さんがスリースタープロに残りました。

踏切事故の補償をしてもらった義理を通し、事務所に残ったと言われています。


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