数学者・新井紀子と娘の関係。韓国ルーツの噂なぜ?孫正義に反論&落合陽一と重なる見解

数理論理学を専門とする数学者であり、人工知能・東ロボくんの開発にも携わった新井紀子(あらいのりこ)さん。

まずは「韓国」の関連ワードで検索されるようになった原因を探ります。

また夫と娘についてや、孫正義さんとゲスト出演したテレビ番組での出来事、落合陽一さんと共通する近未来予想についてもみていきます。

新井紀子のプロフィール

生年月日: 1962年10月22日

出身地: 東京都

最終学歴: 一橋大学法学部

数学者・新井紀子の娘

新井紀子さんはイリノイ大学在学中に数学者の新井敏康さんと結婚。

長女を出産したのは1990年に帰国したあとのことです。

娘の生年月日や名前は不明でした。


妊娠と出産は転機になったようで、子育てをするうちに、留学までしたのに何も生かせていない自分がわが子に対して少し恥ずかしくなったとのこと。

同時に、妊娠したからあきらめたと娘に誤解されたくないと思うようになったそうです。

国立情報学研究所に入所したのは娘が小学4年の時でした。

母親の視点を持てたことは研究をするうえでもプラスになっていると述べています。

娘の成長に合わせて本を書く?

これまで多くの本を出版してきた新井さん。

その中には、娘さんの影響を受けたものもあるようです。

私の本って、娘の年齢とともに上がっていくんですよ。
娘が小学生のとき『ハッピーになれる算数』を書いて、
その次に中学生向けの
『生き抜くための数学入門』を書いたんです。
娘が大学生になったときは、
『コンピュータが仕事を奪う』。

2018年の『AI vs.教科書が読めない子どもたち』も、娘さんがきっかけで執筆したのだとか。

日本の将来に不安を感じている様子だったため、何とかしたいと思い、筆をとったそうです。

他の本についても、「子供のために」と思いを巡らせたことが出発点になっているものと思われます。

本のネタをどこで見つけるかは作家によって違いそうですが、新井さんの場合は家族との生活から着想を得ることも多いのかもしれません。

となると、新井さんが結婚しなかったり、子供を作らなかったりしたら、これらの著書は誕生していなかった可能性がありますね。

新井さんが多くの素晴らしい作品を発表できるのは、本人の才能や知識以外に、家族のおかげという部分もあるのでしょう。


今後も、これまでと同じように娘さんから影響を受けて書き始めることはありそうです。

これからどんな本を発表するのか楽しみですね。

娘とは仲良し

新井さんのXでは、娘さんとの仲良しエピソードがよく出てきます。

どうやら、母娘の関係は非常に良好のようですね。

こうした関係が築けているからこそ、娘さんを見ていて「こんな本を書いてみよう」と思えるのかもしれません。

ちなみに、新井さんの仕事が忙しくて大変なときは、娘さんが家事を手伝ってくれるようです。

旦那さんも協力して、新井さんの負担を少しでも減らそうとしてくれるんですね。

疲れて帰宅したとき、家族がおいしい料理を作って待っているというのは、とても幸せなことです。

優しい夫と娘がいるからこそ、仕事で苦労することがあっても、ぐっと堪えてがんばれるのではないでしょうか。

上記のポストからは、娘さんとの時間がストレス解消になっていることも想像できます。


娘と楽しい時間を過ごすことで、リフレッシュできるのでしょう。

家族の助けがあれば、これからも長く仕事を続けていけそうですね。

新井紀子に韓国ルーツ疑惑がある理由

新井紀子さんが「韓国」で検索される大きな理由は、2019年7月放送の『サンデーモーニング』での発言のようです。

参院選を取り上げたこの日の番組では、新井さんが「日本人は読解力が低く、マニフェストを理解できない」とコメントし、視聴者から怒りの声が殺到。

ネットユーザーからは「日本人に対するヘイトスピーチそのもの」「かの国の方でしたか」といったコメントが続出します。

この一件に加えて、「新井」という名字も韓国ルーツを疑われる遠因でもあるのでしょう。

「新井」「荒井」という姓は在日韓国人が多いという風評がいまだに残っているようですね。

ちなみに、旧姓は「新井」ではないそうです。

「日本人」という言葉を使いさえしなければ、ここまで炎上することはなかったかもしれません。

孫正義が新井紀子の反論に沈黙

孫正義さんとのトークバトルもテレビ番組の出来事でした。

こちらの番組は2018年10月放送のNHKスペシャル『マネー・ワールド〜資本主義の未来〜』。

「AIの未来」を扱った同番組では、AIの登場によって仕事を失う人々に話題が及びます。

「進化する社会を悲しいと思うか、チャンスと思うかで結果は違ってくるはず」と孫さんが言うと、すかさず新井さんが「仕事を奪われる人に対して、気の持ちようだなどと資本家が言うのは無責任」と反論。


さらに話題はAI時代の救済措置として検討されているベーシックインカムへ。

その財源として、法人税やロボット税の引き上げなど資本家に負担が求められていることについて、孫さんはロボット税には反対と発言。

では法人税の引き上げには賛成なのかと問い詰められると沈黙してしまいました。

孫正義さんが口ごもるような光景はなかなか見られないことですが、よほど想定外のことを突っ込まれて二の句がつげなかったという印象ですね。

新井紀子と落合陽一が描く近未来

『超AI時代の生存戦略』や堀江貴文さんとの共著『10年後の仕事図鑑』など、AI時代の生き方についての著作を発表している落合陽一さん。

自身のラボではAIを用いることも多いそうです。

専門分野は異なれど、AIと共存する近未来予想図の描き方は新井紀子さんと重なる部分がみられますね。

AI技術の進歩にともない懸念されていることにシンギュラリティがあります。

シンギュラリティとは、AIが人間を超える技術的特異点のこと。

落合さんの見解は、AIは動物的で、人間の頭脳と今のAIは比較対象になる類似物ではないというもの。

東大合格を目指した東ロボくんの開発者である新井さんも、AIには限界があり、シンギュラリティは起こり得ないという姿勢です。


二人が考える、AI時代を生き抜くために必要な要素は本質的には同じなのかもしれません。

人間がAIとどう共生していくか、そしてどう住み分けしていくかがこの先の重要な課題になることは間違いないでしょう。

新井紀子の経歴まとめ

『コンピュータが仕事を奪う』『AI vs.教科書が読めない子どもたち』などの著書で知られ、人工知能研究でも話題を呼んだ新井紀子さん。

本職は数学者なのですが、高校までは数学が嫌いで、大学は一橋大学の法学部に進学しました。

数学の面白さに目覚めたのは大学での数学の授業。

4年時に数学基礎論の研究で知られるイリノイ大学に留学し、同大学大学院へ。

1990年に修士号を取得しました。

「数学は幸せに生活するためのツール」と語る新井さんですが、いったい数学は日常生活でどのように役に立つのでしょう。

ご本人いわく、すべての問題がアイコンタクトで解決できれば数学は必要ないとのこと。

人生には就職や結婚といったさまざまな節目がありますが、どの場面でもほぼ共通しているのは多くの選択肢があることです。

今がどのような状況かを把握して、ベストな決断を下すことが大切で、これがまさに数学なのだそう。

数字の羅列だけが数学ではなく、それを学ぶことで論理的思考力が養われ、コミュニケーションが円滑になったり、問題の本質が見えてきたりするそうです。


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コメント

  1. 自分の考えた人のツイッターアカウントを平気でブロックする
    そんな新井紀子が東京都教育委員

  2. 「自分の考えと異なる人」だった
    ごめん

  3. 読解力がないと発言したのは
    AIに関する本が売れたから内容を知ってる前提で話したのでしょう
    2冊とも読みましたが統計を取って文章読めない(正しく理解できないor読み間違える)人を発見したのも事実。
    子どもだけではなかったということです。

    問題はその「マニフェストが読めない日本人」が全てを指すのか殆どを指すのか一部を指すのか
    番組を見てないので分かりかねますが

    最近の日本人は本を読まなくなってるので
    読まずに怒ってるのでは?と思いました。(図書館でも借りられました。)

    例えば法律関係の長くてわかりにくくて、読みづらい文章をすべての国民が読めますかって話です。

    この文章さえも読めない人がいたらごめんなさい怒らないでください。
    書き方が悪かったかもしれません。