島本理生の夫・佐藤友哉も作家。結婚後の離婚を経て再婚&父親が2人いる

2018年に、『ファーストラヴ』で直木賞を受賞した島本理生(しまもと りお)さん。

高校時代から作家として活躍し、恋愛小説で評価されてきました。

作品の中で出会いと別れを描いてきた作者自身は、どんな恋愛を経験してきたのでしょうか。

今回は島本さんの夫が佐藤友哉さんという情報、結婚と離婚に迫ります。

併せて父親についても確認します。

島本理生のプロフィール


本名:非公表

生年月日:1983年5月18日

身長:不明

出身地:東京都

最終学歴:立教大学文学部中退

島本理生の夫は佐藤友哉

まず島本さんの夫は、佐藤友哉さんという情報についてです。

佐藤さんは2023年現在、島本さんの夫であることがわかっています。

1980年生まれの作家で、エンタメから出発し、今では純文学作品を執筆。

2007年には『1000の小説とバックベアード』で、三島由紀夫を受賞しています。

姥捨て伝説に材をとった作品『デンデラ』が映画化されたこともあり、人気作家として活躍していることがうかがえますね。

妻の本を読まない夫

夫である佐藤さんの本は、ほぼすべて読んでいるという島本さん。

島本さんといえば恋愛小説が人気ですが、佐藤さんの書くミステリー系の小説なども読んでいるんですね。

それにしても、ほとんど読んでいるというのはすごいことです。

作家夫婦とはいえ、パートナーの本が出るたびに毎回読む人ばかりではないでしょう。

島本さんは、佐藤さんの書く小説が好みなのかもしれません。

一方、佐藤さんの方では、妻である島本さんの本をほぼ読んでいないそうです。

何冊かは読んだ可能性もありますが、それほど積極的に読みたいものではないのでしょう。

島本さんは読んでほしいと感じていた時期もあるそうですが、その気持ちはすでに変わったのだとか。

なんでも、夫に読まれると都合の悪い部分もあることに気づいたそうです。

例えば、2014年の『Red』は不倫を扱った作品であり、主人公の女性が夫の悪口を言うシーンも出てきます。

その内容はあまり読まれたくないものだったようですね。

もしかすると、普段の生活で佐藤さんに感じる不満からヒントを得たことなどもあるのかもしれません。

それなら確かに都合が悪そうです。

恋愛小説を書いていると、読まれたくないセリフや描写は他にもいろいろとあるのではないでしょうか。

佐藤さんとしても、知りたくないことを知らないままにしておくため、あえて妻の作品を読まないのかもしれませんね。

創作で助け合う夫婦

島本さんは佐藤さんの本を読むと感想を言うそうですが、佐藤さんの方では読まないため、いつも一歩通行なのだとか。

しかし、作品の話をしないわけではなく、創作に関する相談はあるそうです。

登場人物の名前やぴったりな表現などで悩んだとき、お互いに聞き合っているようですね。

佐藤さんからは、メイク道具について質問されたこともあるそうです。

島本さんも、何か男性ならではの要素を入れたいときは、佐藤さんの話を参考することもあるのではないでしょうか。

同じ仕事ということで、お互いに頼りにしているのかもしれませんね。

島本理生、結婚後の離婚を経て再婚

次に結婚と離婚の経緯を見ていきます。

2人が出会ったのは、作家同士の合コンだったそうです。

佐藤さんは人見知りで、合コン中はほとんどうつむいていました。

しかし大学生だった島本さんに好意を抱いたようで、「ゾンビ映画を観たいが、1人では怖いので一緒にいて」と自宅に誘います。

交際に発展した後はすぐ、2006年に結婚しました。

結婚当時、島本さんは『ナラタージュ』が芥川賞候補となり、多忙な生活を送っています。

自身はストレスを抱え込んでも、結婚さえすれば解決すると思い込んでいたようです。

そのため自身が抱え込んでいたものを、夫が背負ってくれると考えていたのでしょう。

しかし結婚しても、相手が自分のストレスを解消してくれるわけではないと気づきます。

島本さんは、若さゆえに勢いで結婚したことを後悔したようです。

わずか1年ほどで離婚しました。

しかし2人の関係は、それだけで終わらなかったのです。

2010年末、2人は突如復縁、再婚しました。

有名人がスピード離婚を経て、同じ相手と再婚するのは異例ですね。

再婚のきっかけは、島本さんからのアプローチだったそうです。

初婚では相手に求めることが多すぎて、実際に結婚してからの落胆が大きかったのでしょう。

しかし別れてから改めて、「あんなに自分を理解してくれる人は他にいない」と考えたそうです。

2人は初婚時の反省を踏まえ、再び接近し、結ばれました。

島本さんは再婚の翌年、第一子を出産しています。

子供の情報はほとんどなく、性別も不明ですが、2023年には12歳になるはずです。

出産してからは、作品を自分のためではなく、家族のために書こうと意識するようになったといいます。

また佐藤さんは積極的に育児をしてくれるそうで、再婚後は睦まじく暮らしているようですね。

同じ人気作家同士、仕事と家庭の両方で支え合っているのでしょう。

島本理生、両親の離婚で父親は2人

最後に島本さんの父親に迫ります。

幼少期に両親が離婚して以来、島本さんは母親と暮らしていました。

母親は、舞踏家で鍼灸師の長岡ゆりさん。

しかし父親の情報はなく、どんな男性だったか不明です。

母は再婚を経て、再び離婚しています。

母子家庭のため、1人で本を読む時間が多かった島本さん。

やがて作家を目指すようになり、母子家庭で育った自身の生い立ちに影響された作品を多く発表していますね。

『リトル・バイ・リトル』の主人公は、母と義理の父が離婚、実父が行方不明という環境にいます。

また『ファーストラヴ』では父親殺しというショッキングな題材を扱いました。

島本さんにとって父親は、現実味のない存在であることがうかがえますね。

自身も幸福な結婚生活を断念しかけました。

しかし離婚後の数年間で、「やはり幸福な家庭を築きたい」と痛感したのかもしれません。


だからこそ思いきって、佐藤さんとヨリを戻す決意ができたのでしょう。

複雑な家庭に育ちながら、今は理想の伴侶に恵まれた島本さん。

子育てを経て、さらに作品の幅が広がっていくかもしれませんね。

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