岸本聖史の画力は低い?現在は独自の人気。年収は数百万?岸本斉史は双子の兄&遅咲きの経歴

岸本聖史(きしもとせいし)さんは、漫画家であり、『NARUTO』(ナルト)の作者である岸本斉史(きしもとまさし)さんの双子の弟として有名です。

兄があまりにも有名すぎるため、漫画家としての実力や評価などは案外知られていないかもしれません。

そこでここでは、岸本聖史さんの画力や現在、年収、兄との関係、経歴について解説していきます。

岸本聖史のプロフィール

生年月日:1974年11月8日

出身地:岡山県勝田郡奈義町

活動期間:2001年-

岸本聖史の画力は低い?現在は独自の人気を獲得

岸本聖史さんは画力が低いとよく言われています。

ただしそのような評価のほとんどは、兄である岸本斉史さんと比べたものです。

しかしこれはあまりにも酷な評価と言えるでしょう。


そもそも岸本聖史さんは、趣味として漫画を描いていた後に、一念発起して漫画家としてデビューしました。

それに対して兄の岸本斉史さんは、美大で専門的な勉強をしたのち、漫画家としての修行も経ています。

デビューの速さやその当時の意欲、そして経験もかなり違っているわけです。

さらには、兄の岸本斉史さんは同業者からも絶賛されるほど、画力が高いと言われています。

そのため、いくら兄だからと言っても、そこと比べてしまっては正当な評価とは言えなくなってしまうでしょう。

そもそも、ただでさえ曖昧な画力という評価基準だけでは、漫画家の実力は判断しきれません。

事実、こうした画力に関する評判の一方で、岸本聖史さんの方が意欲的で大胆な構図に積極的にチャレンジしていると評価されているようです。

それこそ、聖史さんが兄の斉史さんの構図にダメ出しをして、その結果を受けて斉史さんが修正をしたというエピソードもあるほどです。

2人の間では、ある種兄弟ならではのダメ出しのやり合いが多くあるのかもしれませんね。

また最近では、可愛い女の子を描くことに関しては弟の岸本聖史さんの方が上といった声も出てきているようです。

さらに、兄に比べてダークな作風も評価されるようになってきています。

デビュー後、漫画家として継続的に連載を続けてきた成果と言えるでしょう。


2023年現在、岸本聖史さんは『モンスターの医者』という作品を連載しています。

まだ兄と比較するファンも多いでしょうが、それに左右されない独自の人気や実力を獲得してきているのは間違いありません。

岸本聖史の年収は数百万円?

岸本聖史さんの年収は、およそ数百万円ほどだと思われます。

一般的に、コミックを出版することができた漫画家の平均年収は600万円~700万円ほどと言われているようです。

もちろんそこには人気などによって大きな違いが出てくるでしょう。

とはいえ岸本聖史さんは、爆発的なヒット作こそ出していないものの、デビューしてから継続して連載作品を持っています。

そのため、少なくとも漫画家の平均年収は得ていると推定できます。

兄である岸本斉史さんの推定年収が数億から数十億ということで、どうしても比較してしまいますが、十分成功していると言えます。

今後、作品がヒットしたり、あるいは様々なメディアミックスなどが起きれば、年収も爆発的に増加する可能性は大いにあるでしょう。

岸本聖史の兄は岸本斉史

岸本聖史さんの双子の兄は、同じく漫画家の岸本斉史さんです。

言わずと知れた世界的人気漫画『NARUTO』の作者ですね。

漫画家としての知名度は、間違いなく兄の斉史さんの方が上でしょう。

デビューした早さも、経験もかなり異なっています。


その影響もあり、岸本聖史さんがデビューした当初から2人はよく比較されてきました。

実際に読者からは絵が斉史さんに似ていると度々言われていたようで、そのことをコミックの巻末コメントで愚痴ったりしていたようです。

経験が違っても、やはり双子の兄弟としてどこか似てしまうところが出ていたのかもしれません。

ただ、その後岸本聖史さんが漫画家としての経験を積むにつれて、兄とは違った絵や作風を自分のものにしてきたようです。

結果、兄とは違ったファン層を獲得するに至っています。

岸本聖史さんからしたら、兄が世界的に人気な同業者ということで、プレッシャーやコンプレックスが当然あったことでしょう。

実際、作品の中に兄との能力差をめぐるコンプレックスが題材として描かれることも少なくないようです。

作品内容が、どれほど作者としての自分を投影したものかについては不明なところもありますが。

しかしそれにめげずに漫画家を続けてきた結果はたしかに出ているようですし、今後の活躍にも期待できます。

もしかしたら、兄・斉史さんの『NARUTO』を超える作品を生み出すこともありえるかもしれません。

岸本聖史の遅咲きの経歴

岸本聖史さんは、もともとは漫画志望だったわけではなかったそうです。

漫画を描いてはいたそうですが、あくまで趣味としてのものだったとのことです。


そのため岸本聖史さんは高校卒業後、地元の運送会社に勤めることを選びました。

しかし仕事にやりがいを感じることができなかったそうです。

そこで一念発起して漫画家を目指すことに。

そこには、すでにデビューしていた兄の影響も、もちろんあったことでしょう。

それから2001年、27歳の時に『ガンガンパワード』において読み切り作品の『TRIGGER』が掲載され、漫画家としてデビューしました。

そして同じ2001年、『月刊ガンガン』において『666~サタン~』の連載が始まりました。

『666~サタン~』は一躍人気作となり、2001年から2007年までの6年もの間連載され、コミックは計19巻まで出版されました。

これが岸本聖史さんの代表作となっています。

その後も『月間少年ライバル』において2008年から2010年まで『ブレイザードライブ』が、2012年から2013年までは『紅の狼と足枷の羊』が連載されました。

それからも掲載誌を変えつつ、『助太刀09』や『マッドキメラワールド』などの連載作品を世に送り出しました。

2023年現在は、『マンガボックス』において『モンスターの医者』を連載しています。

このように岸本聖史さんはデビュー以来、漫画家として精力的な活動を続けています。

今後もこれまでのように良質な作品を量産するのか、あるいは爆発的なひとつのヒット作を生み出すことになるのか、期待して待ちましょう。


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