日本を代表するロックミュージシャンの一人である吉川晃司（きっかわこうじ）さん。
音楽活動だけでなく俳優としても活躍していて、若い頃から変わらずかっこいい姿を多く目にできます。
そんな大スターがどのような家系から生まれたかご存じでしょうか。
そこで今回は、吉川晃司さんの実家や先祖、家族関係などを紹介していきます。
吉川晃司のプロフィール
生年月日：1965年8月18日
身長：182cm
血液型：B型
出身地：広島県安芸府中町
出身校：修道高等学校中退
活動期間：1984年－
所属事務所：アクセルミュージックエンターテインメント
吉川晃司の実家は原爆被害に遭った吉川旅館
吉川晃司さんの実家は広島県にありますが、吉川さんが生まれる前に旅館を経営していたかつての実家は原爆被害に遭っています。
2023年現在に原爆ドームがある場所から近い広島市の中心部にある繁華街、中島地区の料亭「吉川旅館」。
吉川晃司さんが生まれる前、祖母が中心となって両親や祖父と経営していました。
しかし、周知のように広島県には1945年、原爆が投下されました。
祖母は原爆投下の約1ヶ月前に旅館を譲り渡し疎開していたため無事でした。
ただし父親は広島に戻ってしまったため、被爆してしまったそうです。
2017年8月7日のNNNドキュメント番組『4400人が暮らした町～吉川晃司の原点・ヒロシマ平和公園』において、吉川晃司さんがかつて吉川旅館があった地域を訪れています。
原爆資料館に展示されている当時の写真には吉川旅館も写っているようです。
吉川晃司さん自身が原爆被害を受けたわけではありませんが、実家と家族のこうした経験がミュージシャンとしての吉川さんの活動に少なからず影響を与えています。
特に父親が被爆し、自分が被爆2世であるということはアイデンティティの一部となっていたようです。
父は広島で入市被爆しており、僕は被爆2世です。広島県府中町で育ち、幼い頃から両親や親戚に原爆の話を聴かされた。8月の平和記念式典にも毎年参列していたので、子供なりに核への嫌悪はありました。
その後ミュージシャンになってから平和に関するコンサートに誘われることがあっても、それが「本当に平和のためなのか」と疑問に思い、ほとんど参加しなかったそうです。
ところが、のちに黒沢明（くろさわあきら）さんの映画『夢』を見たり、忌野清志郎（いまわのきよしろう）さんから話を聞く中で意識が変わったとのこと。
核や原発、震災、平和をめぐって深く考えるようになります。
そして2010年には、母校の子供たちから依頼されるかたちで、反核のメッセージが込められた『あの夏を忘れない』という曲の作曲に参加しました。
そのとき、広島に生まれた人間としての使命をまたあらためて考えるようになったそうです。
その後も吉川晃司さんは、核や原発、震災、平和というテーマに関して、ミュージシャンとして何ができるのかをずっと考え続けているようです。
例えば2013年8月6日にMAZDA Zoom-Zoomスタジアム広島で始球式を行った際には、5回裏終了後に和訳版の『イマジン』を歌唱し、核兵器廃絶を訴えています。
吉川晃司さんはただかっこいいロックミュージシャンではありません。
その生い立ちから影響を受け、深いメッセージ性を込めながら、様々な活動に取り組んでいるんです。
吉川晃司の先祖は毛利元就の次男である吉川元春？
吉川晃司さんの先祖は戦国武将の毛利元就（もうりもとなり）の次男である吉川元春（きっかわもとはる）だという噂が拡がっています。
私の知っている豆知識は吉川晃司さんが吉川元春(毛利家の次男)の子孫ということくらいです
— さめ🦈湘爆と42とバイクとお絵描き (@granluce2564) December 9, 2022
戦国武将の子孫で有名な人って結構いたんですね😯
【釈由美子】（女優） → 蜂須賀小六
【太田光代】 → 松永久秀
【吉川晃司】→ 吉川元春
【泉元彌】→ 竹中半兵衛
【伊達みきお】→ 伊達政宗— 自称歴女 (@3zwGADWOTSaBaBK) July 21, 2020
ただし、その真相は不明です。
少なくとも、吉川元春から吉川晃司さんまでつながる家系図のような明確な証拠は見つかりませんでした。
地元である広島県周辺において、「吉川」の姓は決して珍しいものでもないので、それも根拠としては弱いでしょう。
吉川晃司さん本人もこの家系情報についてはどうやら明言はしていないため詳細は不明なままになっている状況です。
さて、問題の吉川元春ですが、もともとは毛利元春として吉川家に養子として送り込まれ、家督を乗っ取る形で吉川元春となった戦国武将です。
彼の逸話の中でも特に有名なのが、不敗伝説を打ち立てたということでしょう。
そのため「芸能界ケンカ最強」との呼び声が高い吉川晃司さんにもイメージとしてはピッタリです。
そのような武闘派な血が実際に流れていたら面白いし、そうであってほしいというファンの願望もあり、噂になったのかもしれませんね。
ちなみに、2009年に放送されたNHK大河ドラマ『天地人』において吉川晃司さんは、毛利元就と敵対していた織田信長を演じました。
これも噂ですが、そのような先祖の因縁があるため、吉川晃司さんの親戚でひと騒ぎ起きたと言われています。
これも事実だとしたら面白い話ですが、証拠はありません。
たとえ本当に吉川晃司さんの先祖が吉川元春だったとしても、演じる役柄に関しても口を出すほど旧態依然とした家系なのかということも疑問です。
もしこの噂が本当だったとしても、親戚の中での飲みの席で、ちょっとした話題として盛り上がったとかが関の山ではないでしょうか。
芸能人の家系図を調査するテレビ番組の企画なども最近はありますし、今後吉川晃司さんも調査対象になることを楽しみにしたいところですね。
吉川晃司の家族構成は父親、母親、兄弟は姉が一人、広島の家族で父親は被爆者
吉川晃司さんの家族構成は、父親、母親、姉の4人家族です。
ただし今は全員一般人なため、家族に関する詳しい情報はほとんど出回っていないようです。
父親は吉川正俊（きっかわまさとし）さんといい、かつて京都太秦で大部屋俳優をしていたそうです。
後に実家の吉川旅館を継ぐために俳優を引退し、板前になりました。
しかし戦争によって旅館が廃業した後は、喫茶店やタクシーの運転手、管理職など、仕事を転々としたとのことです。
そして、原爆投下の直後に疎開先から広島に戻ってきたため被爆した過去があります。
また、芸能界をかつて経験したこともあり、吉川晃司さんが芸能界に入ろうとしたときには猛反対したそうです。
芸事の世界の厳しさを痛感しているからこその親心があったのかもしれません。
とはいえ、今の吉川晃司さんの活躍を見たら、応援してくれているのでしょうか。
この父子の関係がどうなっているのか、詳しくは不明です。
しかし吉川さん本人の口から父と不仲だ、などと証言があるわけではないので、良好な関係であると思われます。
そして母親と姉については完全に一般人のため、情報はほとんど明かされていません。
ただ、吉川晃司さんは母親と姉をとても大事に思っているそうです。
同じ男同士の父とは少し不器用な関係である一方で、女性の家族にはわかりやすく親愛の場を抱いているのかもしれませんね。
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