長嶋茂雄、息子の長男・一茂と不仲。伝説の置き去り事件&次男・正興は一歩引いた対応

長嶋茂雄(ながしましげお)さんは1965年に妻の亜希子さんと結婚し、お2人の間には男の子と女の子が2人ずつ誕生しました。

日本を代表する大スターの長嶋茂雄さんの子供たちともなれば、当然日本国民からの注目は集まりました。

特に2人の男の子には「ミスターの息子」というプレッシャーも、大きかったのではないでしょうか。

そんな長嶋茂雄さんと、2人の息子さん達との関係性についてお伝えします。

長嶋茂雄のプロフィール

愛称:ミスタージャイアンツ、ミスター、チョーさん

本名:長嶋茂雄

生年月日:1936年(昭和11年)2月20日

身長:178cm

出身地:千葉県印旛郡臼井町

最終学歴:立教大学経済学部卒業

長嶋茂雄の息子達。長男・一茂とは不仲で絶縁状態

長嶋茂雄さんの長男・一茂さんは、現在(2023)はテレビ番組を中心にタレント、スポーツキャスターとして活躍されています。

小学校の頃から野球を始めましたが、リトルリーグに入れば何百人もの報道陣が詰めかけ、「ミスター2世」として騒がれました。

1987年のドラフト会議でヤクルトスワローズと横浜大洋ホエールズが1位指名し、抽選でヤクルトが交渉権を獲得し入団が決まりました。

ですが1996年、長嶋茂雄さんが監督していた読売ジャイアンツへ在籍していた年に、長嶋茂雄さんから戦力外通告を受け現役を引退しました。


タレントに転向してからは自由奔放で天然なキャラクターが受けて、テレビ業界で活躍しています。

2006年には三菱UFJ信託銀行のCMに、長嶋茂雄さんと一茂さんが揃って出演し、関係は良好だと思われていました。

ですが、2021年の暮れに「週刊文春」12月16日号で、絶縁状態であることが報じられました。

記事の内容によると、一茂さんが連載している月刊誌「ゲーテ」に、長嶋茂雄さんとは13年会っていない事と、「お父様はお元気ですか?」と聞かれても「元気です」と嘘の返事をしていたと綴っている、とのことでした。

また、「生きているうちに父と会うことは二度とないだろう」とも書かれており、野球ファンにはショッキングな内容になっていました。

どうして絶縁状態になるまで不仲になってしまったのでしょうか。

調べてみると、いくつかの原因があるようでした。

「長嶋茂雄」の商標登録をめぐって対立

長嶋茂雄さんは株式会社オフィスエヌという個人事務所に所属しています。

妻の亜希子さんが代表を務めていましたが、2009年に亜希子さんが亡くなり次女の三奈さんが代表を引き継いでいます。

この株式会社オフィスエヌ名義で「長嶋茂雄」の商標は登録されていました。

ですが、2008年に商標登録期限が切れた時を狙って、長嶋一茂さんの個人事務所あであるナガシマ企画が「長嶋茂雄」の権利を取得したのでした。

これには株式会社オフィスエヌ側が猛抗議。


結局は双方で弁護士を立て、最終的に「長嶋茂雄」の商標は株式会社オフィスエヌに戻りました。

家族とは言え、大きなお金が絡むとそこにトラブルが生まれるのは仕方ない事なのでしょうか。

叔母がいなければ長嶋家は平穏だった

一茂さん曰く「母が亡くなってから叔母が豹変して、一連の家族のごたごたはすべて叔母によって引き起こされた」と言っています。

叔母さんとは、長嶋茂雄さんの亡くなった妻・亜希子さんの弟の嫁です。

亜希子さんが亡くなってから、まるで後妻のように、長嶋茂雄さんの面倒を叔母がみているそうです。

長嶋茂雄さんは脳梗塞の後遺症で身体が不自由で、年齢の影響もあり意識もハッキリしているとは言えないようです。

叔母がどのような振る舞いで、どのようなことをしたのかは具体的には明らかになっていません。

ですが、一茂さんは「叔母がいなければ長嶋家は平穏だった」と語っていました。

語り継がれる「息子を後楽園球場に置き去り」事件

長嶋茂雄さんは野球の天才と言えるでしょう。

天才と言えば、得意なこと以外はからっきし、というのが定石ですね。

長嶋茂雄さんも野球以外の天然エピソードはいくつもあります。

その中でも一番有名なのは、息子を後楽園球場に置き去りにしたエピソードではないでしょうか。

ある日、息子の一茂さんに自分の野球を見せようと、一茂さんを後楽園球場のスタンドに座らせ、自分の出場する試合を見せました。


試合ではホームランも打ち、ジャイアンツは勝利しました。

気を良くしたまま、長嶋茂雄さんは帰宅。

そこで妻の亜希子さんに言われたのは「あれ?一茂は?」

長嶋さんは一茂さんを連れて行ったことをすっかり忘れていて、一茂さんを後楽園球場に置き去りにしてきてしまったのでした。

現代でこんな事が明るみになれば、笑い話では済まないでしょう。

当時笑い話にできたのは、時代と長嶋茂雄さんのキャラクターあっての事でした。

次男・正興はお家騒動から一歩引いた対応

長嶋家の次男は、1992年から2008年までレーシングドライバーをしていた長島正興さんです。

長嶋茂雄さんと一茂さんとの絶縁状態が明るみになりましたが、正興さんは沈黙を守り、一歩引いた対応をしています。

一茂さんや三奈さんのように、メディアに登場する事はめったにありませんが、2000年にはソルマックのCMに出演されていました。

レーシングドライバーを引退した後は環境管理しなどの資格を取得し、環境分野で活動をされているようです。

なるべく長嶋家のごたごたに巻き込まれたくないとの事からなのか、苗字の表記も「長嶋」ではなく「長島」を使用しています。


長嶋茂雄さんは2023年には87歳になられます。

家族の事は家族にしかわかりませんが、昭和の時代に日本に元気をもたらしてくれた方の晩節を汚すような事にはならないであってほしいですね。

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