長嶋茂雄、右手の手袋は脳梗塞の麻痺が原因。いつから病気で車椅子になった?

長嶋 茂雄(ながしま しげお)さんは元気を絵に描いたような存在でしたが、病気で倒れて以降は様々な噂や憶測が飛んでいました。

中でも右手の手袋や車椅子の姿が大きな話題になっているそうなので、今回は長嶋さんの体調について詳しく見ていくことにします。

長嶋茂雄のプロフィール

本名:長嶋 茂雄(ながしま しげお)

出身地:千葉県佐倉市

生年月日:1936年2月20日

投球・打席:右投右打

ポジション:三塁手

在籍球団:読売ジャイアンツ

右手の手袋は脳梗塞の麻痺によるもの

まずは長嶋茂雄さんの体調の中でもっとも話題にあがる右手の手袋について見ていきます。

長嶋さんは野球日本代表の監督を務めていた2004年3月4日に脳梗塞を発症して入院し、一時は深刻な状況になりましたが幸いにも一命は取り留めました。

命の代わりに右手や右足など右半身に重大な麻痺(後遺症)が残ってしまい、活動再開後も人前に出る時は右手をポケットに入れてイメージを保っています。


ポケットに入れるのであれば手袋は必要ないところですが、これは悲願でもあった東京オリンピックの舞台に立つための苦渋の判断だったそうです。

通常であればポケットに手を入れることで右手を人目に晒さずに済みますが、さすがに聖火リレーでの立ち振る舞いとしては適切ではないと考えたのでしょう。

麻痺の後遺症を抱える人が手袋をするのは見た目の問題だけでなく、温度管理や打撲などから手を保護したり、拳を握った状態にさせないなど色々な意味があるそうです。

手袋姿は東京オリンピックの聖火リレーだけでなく、のちに出演した「中居正広のスポーツ!号外スクープ狙います」の対談シーンでも披露していました。

中には”右手を切断した”という酷い噂もあるそうですが、これは悪意よりも麻痺で壊死したという誤った情報が広まったことが発端なのかもしれません。

また、長嶋さんはファンに衰えを見せたくないという信念があるらしく、人前では老眼鏡をつけないなど「元気な長嶋茂雄」を常に意識しているそうです。

結局のところ、衰えている姿を過剰に取り上げるのではなく、頑張っている姿や考え方をクローズアップして学ぶ方がお互いのためと言えるでしょうね。

右手に手袋をしてまでオリンピックに出た理由

この項目では長嶋茂雄さんが東京オリンピックの舞台にこだわった理由を見ていきましょう。

長嶋さんが右手に手袋を装着し、多くの人の前に衰えた身を晒してまで聖火リレーに参加した理由は二つほどあるとされています。

一つはアテネオリンピック前に脳梗塞を発症して参加できなかったという点。

この理由については「長嶋ジャパン」のコーチだった高木豊さんも自身のYoutubeで明らかにしており、念願のオリンピックの場に立てたことを喜んでいました。

長嶋さんは明るいだけでなく責任感も非常に強い性格なので、日本球界にとって大イベントだったオリンピックを目の前にして離脱した無念さは大変なものだったはずです。


結果的に少し違う形でオリンピックに携わることになりましたが、長年にわたって抱え続けた悲しみや悔しさといった重荷を降ろすことができたと言えるでしょう。

残るもう一つの理由は2007年9月18日に亡くなった亜希子夫人の存在です。

亜希子さんは前回の東京オリンピックでコンパニオンとして携わり、その美しさに長嶋さんがひとめぼれしたことがきっかけで結婚をしたという経緯がありました。

残念ながら亜希子さんは亡くなってしまいましたが、夫婦にとって思い出の地であるオリンピックの会場に立つことは言葉できない想いがあったことでしょう。

以上の点を踏まえると、無理をしてまで参加をしたことは「野球人・長嶋茂雄」と「夫としての長嶋茂雄」の到達点だったからと言えるかもしれませんね。

長嶋茂雄、病気(胆石)の入院生活で車椅子はいつから?

最後に長嶋茂雄さんがいつから病気になり、車椅子を使うことになったかを見ておきましょう。

長嶋さんは現役時代から監督時代に至るまでイメージ通り健康そのものでしたが、2004年3月4日に脳梗塞を、2018年7月には胆石を発症して約5か月ほど入院をしています。

最初の脳梗塞は早期にリハビリをできたことから車椅子という事態にはなりませんでした。

しかし、二番目の胆石は約5か月間にわたって入院生活を送ったこと、さらに前回よりも14歳ほど年を重ねたことから筋力が衰えて車椅子を利用するようになったそうです。

退院後も検査入院や腸閉塞を発症(2021年4月)したことでリハビリも進まず、大目標だったオリンピック参加も松井秀喜さんの介助があって”なんとか”という状況でした。

2021年11月3日に文化勲章の受章で皇居を参内した際にも車椅子を利用しているので、リハビリは想像していたよりも順調に進んでいないことが伺えます。

若い人からすると約5か月の入院でここまで足腰が衰えるのか不思議に思われるでしょうが、長嶋さんに限らず多くの高齢者は歩行や生活に支障が出ることは珍しくありません。


その後も長嶋さんは2022年9月に転倒して後頭部を打ったことで入院をしており、ジャイアンツの山口寿一オーナーは2023年1月5日の会見で「現在も入院中です」と明かしています。

年齢を考えると自力歩行をしている姿を期待するのは非常に酷ですが、何度もミラクルを起こしてきた長嶋さんですから今回も病気や怪我を乗り越えて復活してくれるでしょう。

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