2020年にデアリングタクト号で無敗の牝馬三冠制覇を成し遂げ、個人でも初の100勝超えを達成してトップジョッキーの仲間入りをした松山 弘平(まつやま こうへい)さん。
位置取りの上手さや筋肉を生かした騎乗で勝ちも増え、騎手としての年収もうなぎ上りだそうです。
今回の記事では上手いと言われる松山さんの騎乗や特徴、性格や稼ぎなどをリサーチしてみました。
松山弘平のプロフィール
本名:松山 弘平(まつやま こうへい)
出身地:兵庫県神戸市
生年月日:1990年3月1日
身長・体重:166.4cm・47kg
主な獲得G1:牝馬三冠・皐月賞・チャンピオンズカップ
松山弘平はポジション取りの上手さが特徴
まずは松山弘平さんの上手さや特徴について見ていきます。
騎手の上手さや特徴はまさに千差万別、十人十色なのでコレと言うのは難しいですが、松山さんは関係者やファンから「位置取りが上手い」という声がよく聞かれました。
競馬に詳しい皆さんには紹介不要ですが位置取りには「逃げ・先行・差し・追込」があり、松山さんはその中でも好スタートからの前目のポジション取りに定評があります。
文字で説明をしても分かりにくいので、2018年7月に行われた「ラジオNIKKEI賞」(2番・メイショウテッコン号)での先行前目からの直線抜け出しの騎乗をご覧ください。
スタート直後から内ラチ沿いを先行して進み、第4コーナーでは少し芝生の荒れた最内を避け、ロスをしないギリギリのコース取りでフィエールマン号の追込を退けました。
ちなみに、このレースで破ったフィエールマン号は同年秋の菊花賞を制覇し、春の天皇賞連覇やフランスの凱旋門賞に挑戦をした名馬に成長をしています。
動画で紹介した通り松山さんは先行抜け出しが得意なので不完全燃焼で終わることが少なく、馬券を買ったファンも「まぁ、仕方ないな」と素直に負けを諦めることができるとの声もありました。
ただ、競馬は他の競技と違って馬という生き物に乗って競うものなので、個体の能力差や体調、ピークを越えたなど騎手個人の能力ではどうしようもない面があるというのが正直なところでしょう。
そんな不確定要素だらけの競馬でも命を張って常にベストを尽くすだけでなく、ファンのお金や関係者の期待、そして馬の運命という様々な重荷を背負っている騎手の方には頭が下がりますね。
松山弘平の筋肉が凄い
この項目では松山弘平さんの筋肉について見ていきましょう。
競馬はレースで馬が背負う斤量(重り)が決まっていることから騎手は体重の制限が厳しく、障害レースの騎手を除くほとんどの人が45kg前後で調整をしているそうです。
松山さんの体格も「166.4cm・47kg」なので筋肉ムキムキというイメージは持ちにくいですが、意外や意外、インスタグラムにたくましい筋肉が分かる画像があげられていました。
こちらは小倉競馬場限定で販売されている芋焼酎「鼓鞍乃夏(こくらのなつ)」を持っている写真ですが、二の腕の筋肉や浮かび上がる血管は鍛え上げられた身体の証と言えるでしょう。
さきほど紹介した通り騎手は体重の制限があるので筋肉量にも注意が必要ですし、しなやかさも必要とされるので過度なウェイトトレーニングは適切ではないかもしれませんね。
松山さんはインスタグラムの管理もしている滋賀県大津市の「スポーツジム BRUSH(ブラッシュ)」に通って、筋肉トレーニングとメンテナンスをしているそうです。
もっとも、松山さんに限らず騎手は細マッチョが多いのでフェチの方にはたまらないでしょうね。
松山弘平の性格は優しすぎる?
一般的に騎手と聞けば命を懸けて闘っているアスリートで気性も激しいと思われがちですが、松山弘平さんは優しく温厚な人柄で注目を集めているそうです。
松山さんの人柄の良さは勝利騎手インタビューでも見ることができ、中でも2022年9月に行われた「小倉2歳S」(ロンドンプラン号)での馬を思いやる発言は優しさの塊でした。
発走前に落鉄(蹄鉄が外れる)して打ち直すというハプニングで馬が痛がっていたことに触れただけでなく、暑い最中にもかかわらず競馬場に足を運んでくれたファンに感謝の言葉を述べています。
他の騎手もインタビューでファンや馬に対して感謝を口にすることはありますが、松山さんほど丁寧かつ心のこもった発言をする人は滅多に居ません。
一方で関係者やファンの中には優しい性格が競馬でマイナスになっているとの意見や、土壇場での激しい競り合いにためらってしまうのではと心配する声もありました。
実際に優しい性格が競馬でマイナスになっているかどうかは分かりませんが、100勝以上の勝ち星を挙げることが珍しくなくなっているので性格が足かせになっている可能性は低いでしょうね。
松山弘平の年収は1億円を軽く突破
最後に松山弘平さんの年収についてチェックしておきましょう。
野球やサッカー、テニスなどのトッププレーヤーは数十億の年俸を得ていますが、松山さんが所属する日本競馬会(JRA)はトップジョッキーであっても年収は2億円前後。
ニュースで「有馬記念の優勝賞金5億円」など羽振りの良い数字が並んでいるにもかかわらず騎手の年収が安いのは、他の競技にはない競馬ならではの仕組みによるものでした。
仮に有馬記念を勝っても馬主が80%を受け取り、管理者である調教師が10%、日々の面倒をみる厩務員とレースに乗る騎手が5%ずつを貰うというシステムです。
他にも騎乗機会による騎手奨励手当と騎乗手当(一般・重賞)があり、多くの騎手は賞金は貯金をして手当で生活をするというパターンが多いとのことでした。
以上の内容を2022年の松山さんの成績に当てはめると年収は以下のようになります。
数字は確認できる範囲のものを抽出して作成したので多少の誤差はあるかもしれませんが、ざっくりとした感じの年収は図の通りで約1億4,500万円。
これに取材やイベントの報酬、レースの副賞等を加えると1億5,000万円といったところでしょうか。
騎手の年収を高いと見るか低いと見るかは人によって分かれるところですが、活躍次第で1億円プレーヤーになれるので夢がある仕事と言えるでしょうね。
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