島倉千代子の若い頃がかわいい!コロッケのギャグで再ブレイク。生い立ちが多難&性格は穏便

島倉千代子(しまくらちよこ)さんは、1955年3月に「この世の花」で歌手デビューしました。

ゆったりと上品で物腰の柔らかい印象が魅力だった島倉千代子さんですが、若い頃から何かと災難に巻き込まれる事が多い方でした。

そんな島倉千代子さんの若い頃や生い立ちについてや、モノマネタレントのコロッケさんとの関係などについてお伝えします。

島倉千代子のプロフィール

愛称:お千代さん

本名:島倉千代子

生年月日:1938年(昭和13年)3月30日

没年月日:2013年(平成25年)11月8日

身長:158cm

出身地:東京都品川区

最終学歴:日本音楽高等学校卒業

島倉千代子の若い頃がかわいい

島倉千代子さんは、1987年に発売した「人生いろいろ」が世代を超えて大ヒットしたので、「人生いろいろ」を発表した49歳以降の印象が強いかと思われます。

その頃も着物を着こなしお綺麗でしたが、デビュー当時の若い頃はまだ16歳だったこともあり、アイドル的な人気を博していました。


デビュー曲の「この世の花」は映画の主題歌となり、1955年3月の発売から半年後には200万枚を突破するセールスを誇りました。

その後も現在では考えられないほどの速さで次々に新曲を発表し、1955年には23曲、1956年には34曲、1957年には37曲、1958年は33曲もの曲を発売しました。

B面の曲を入れると、レコーディングだけでも月に4~6曲は収録しなければならなく、プロモーションやコンサートなども含めると相当な過密スケジュールだったでしょう。

そんな演歌1本のイメージが強い島倉千代子さんですが、実は若い頃は映画にも多数出演し、出演作品は30本以上にものぼります。

その中でも主演作品が多く、清純派の若手歌手兼女優として人気がありました。

また、その当時アイドルや俳優・女優の人気のバロメーターとして、ブロマイドがどれぐらい出ているか、というものがありました。

島倉千代子さんのブロマイドも数多く出ており、人気が高かった事が伺い知れます。

コロッケのギャグで再ブレイク

1980年代に入り、本格派の演歌歌手として落ち着いた活動を続けていた島倉千代子さんですが、1987年4月21日に発売した「人生いろいろ」が130万枚を超える大ヒットになり、再び世間の注目を浴びました。

その再ブレイクのきっかけは、コロッケさんや山田邦子さんによるモノマネでした。

当時はモノマネタレントが大人気で、振る舞いや声に特徴のある島倉千代子さんのモノマネが大ブームになりました。

そして「人生いろいろ」の楽曲の素晴らしさも相まり、普段は演歌を聴かない幅広い世代にも楽曲と共に島倉千代子さんも人気になりました。


再ブレイクのきっかけとなったコロッケさんとは、その後も親しい関係は続いていたそうです。

2013年に島倉千代子さんが亡くなった際にもコロッケさんは会見を開き、「観音様のように優しい人でした。亡くなったのが信じられません。」と悲しみが堪え切れない様子で、涙を流していました。

モノマネをする時も、「もっと首を振ってもいいからね」と声をかけてくれていたそうです。

多難な生い立ちと、穏便な性格について

島倉千代子さんは、テレビなどでお見かけしたままの、ゆったりと温厚で、優しい性格の方だったそうです。

対照的に生い立ちや私生活に於いては波乱万丈で、まさしく「人生いろいろ」でした。

島倉千代子さんは1938年に、警察官の父と母の2男4女の末っ子として生まれました。

7歳の時に、井戸から水を汲んで運ぶ際に転倒し、水を入れていた瓶の破片で左手首からひじまで、血管を4本切断するほどの大怪我を負いました。

左腕を切断しなればならないと医師に言われましたが、「女の子だから腕は残して欲しい」と母が医師に懇願し、47針も縫い、当分は動かす事はおろか、左腕の感覚がなくなってしまったそうです。

この治療の際に輸血したのが原因となり、のちにC型肝炎を発症し、最終的には死因となった肝臓ガンになってしまいました。

その後歌手になっても、ストーカー気質のファンの16歳の少年に殺害されそうになったり、コンサートでファンの投げたテープが島倉千代子さんの両目に当たり失明しそうになりました。

信用していた人間に騙されて多額の借金を抱えたり、結婚をした夫にひどい仕打ちをされた事もありました。

温厚でにこにこしている笑顔の裏には、数々の辛い体験が背中合わせのように存在していました。


それでも最後までファンのために、島倉千代子さんは歌を歌い続けました。

もしも生まれ変わることがあれば、また素晴らしい歌声を聴かせてほしいですね。

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