稲葉浩志さんは、言わずと知れた日本を代表するロックユニット・B’zのボーカリストです。
ストイックな性格をしている事は有名で、「歌う」ということに対して非常にストイックに取り組んでおられます。
2023年現在は58歳の稲葉浩志さんですが、還暦が近い年齢とは思えないほどの筋肉美をお持ちで、その辺りもストイックさが伺えます。
そんな稲葉浩志さんの歌唱力や音域などについて、ボーカルテクニックとして稲葉浩志さんも使っている鼻腔共鳴についてお伝えします。
稲葉浩志のプロフィール
本名:稲葉浩志
生年月日:1964年(昭和39年)9月23日
身長:173cm
出身地:岡山県津山市
最終学歴:横浜国立大学教育学部中学校教員養成課程
所属事務所:VERMILLION
S級ボーカリスト稲葉浩志の歌唱力・歌い方・音域・声量のついて
歌が上手い日本人ボーカリストとして、いつも上位に名が前が上がってくる稲葉浩志さんですが、そのボーカリストとしての技量を様々な項目に分けて解説していきたいと思います。
歌唱力について
「歌唱力」とは、音程やリズムの正確さ、表現力までを含む歌の総合評価の事ですが、稲葉浩志さんは当然S級の能力をお持ちです。
これまでにB’zやソロワークなどでリリースされた楽曲を聴けば、誰も異論を唱えることはないでしょう。
これだけ多くの方の心をつかみ、夢中にしてしまうのは歌唱力あってのことです。
B’zやソロの楽曲ではなく、2021年に公開されたミュージカル・コメディー映画「SING/シング: ネクストステージ」に初めて声優として参加した稲葉浩志さんは、劇中でU2のボノが演じたクレイ・キャロウェイ役を演じ、「Your Song Saved My Life」を歌いました。
B’zやソロワークの楽曲は、言わば稲葉浩志さんが歌うことを想定して作られた楽曲ですが、「Your Song Saved My Life」はボノが歌い映画の挿入歌として作られた楽曲です。
聴いていただければわかりますが、その楽曲を稲葉浩志さんはまるで自分の作品かと思ってしまうほど歌いこなし、自分のモノにしてしまっています。
それも、稲葉浩志さんのS級を誇る歌唱力があってできる事でしょう。
歌い方について
歌い方については、特に他の方と違う所は、少しねっとりした日本語の発音にあると思われます。
例えば「あいしてる」という言葉も、稲葉さんの発音になると「んないしてるぅ」となってしまいます。
日本語の歌詞をストレートに歌ってしまうと、メロディーのグルーヴが損なわれてしまうため、ロックのボーカリストとしてはそんなに珍しいことではありませんが、稲葉浩志さんの場合は過剰に色付けされている印象です。
ですが、全ての歌詞においてそうしているわけではなく、メロディーと歌詞によってはストレートに発音している箇所もあります。
本来の日本語にはない音を挟むことによって、B’zの楽曲の持つメロディーと日本語の歌詞の親和性を高めるために生み出された策でしょう。
音域について
稲葉浩志さんの音域は、約3オクターブ半と言われています。
もちろんファルセットを使っての音域ですが、やはり音域は非常に広いでしょう。
また、稲葉浩志さんの歌い方は地声・ミックスボイス・ファルセットの境目が判別しにくい歌い方をされていますので、1曲の中で歌い方を使い分けていたとしても、非常にシームレスに地声とファルセットを行き来しています。
よくテレビ番組などで流れている「ultra soul」の「ウルトラソー!」の一番高い箇所でhiC#です。
一般的な男性歌手でもこの音域を出すのは非常に難しい高さです。
声量がすごい
稲葉浩志さんの声量に関してですが、CD音源を聴くだけでも声量がある事がわかります。
音程の高い箇所はたしかに金属音のような鋭さもありますが、太さも兼ね備えてあり、とにかく声が出ていて、声の圧が非常に強い印象です。
筋肉も相当鍛えられているようなので、腹筋を使って相当な声量を出すことが可能になっていると思われます。
デビュー以来、常に進化して声変わりし続けている
稲葉浩志さんは1988年のデビュー当時は、現在よりもハスキーで音域もそんなに広いタイプではありませんでした。
楽曲のメロディーもあまり高音を多用する作りになっていなかったので、「ザ・B’zの稲葉浩志」というボーカルスタイルをまだ作り上げる前だった、という印象です。
稲葉浩志さんの声が変わり始めたのは、1992年のアルバム「RUN」辺りからで、それまでの打ち込みとロックとの融合をテーマにしていたサウンドから一気にロックにより始めた頃で、稲葉浩志さんのボーカルスタイルもハードロック寄りになってきました。
高音でシャウトをしはじめたのもこの頃です。
2000年ごろから「ザ・B’zの稲葉浩志」といった、ねばりけのある高音の混じった特徴的な声に変わってきます。
その後も喉の調子を悪くしたり、背筋の鍛えすぎで声が出にくくなった時期もありますが、年齢による体の変化などを考慮しつつ、常にベストな声変わりをしている印象です。
歌声がパワフルなため力任せに歌っているような印象があるかもしれませんが、かなり緻密に計算して「声」を作り上げられていると思います。
鼻腔共鳴について
稲葉浩志さんの歌声は、少し鼻にかかったような声だと感じられると思います。
それは鼻腔共鳴というテクニックを使っているためです。
鼻腔共鳴とは、鼻の奥の鼻腔に声を響かせて、声にふくよかな響きをプラスし、かつ喉の負担も減る発声方法です。
多くの歌手も、この鼻腔共鳴を使って歌唱しています。
やり方については、ハミングを想像するとわかりやすいと思います。
ハミングをすると、口は閉じた状態で、鼻の奥を震わせて音を出しているのがわかると思います。
鼻腔共鳴とは、簡単に言うとハミングをしながら歌っているようなテクニックです。
習得するにはかなり練習が必要ですが、もしも習得できれば高音も美しく、楽に出せるようになります。
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