新垣隆の凄さは天才的なピアノの実力!なぜゴーストライターになった?桐朋学園大学との関係

新垣隆(にいがきたかし)さんは、2014年に大問題になった佐村河内守さんのゴーストライター問題で有名になった日本の作曲家・ピアニストです。

他に類を見ないアート界隈の告発で、日本中の話題をかっさらい、一躍時の人になりました。

そんな新垣隆さんは幼い頃から「天才」と呼ばれるほどの音楽の才能があったのに、なぜゴーストライティングに手を出してしまったのでしょうか。

ゴーストライター問題のインパクトの影に隠れている新垣隆さんの凄さや、件の事件についてなど、お伝えします。

新垣隆のプロフィール

愛称:ガッキー

本名:新垣隆

生年月日:1970年(昭和45年)9月1日

出身地:東京都清瀬市

最終学歴:桐朋学園大学音楽学部卒業

所属事務所:カンパニーイースト

本当の新垣隆の凄さ!天才的なピアノの実力

2014年に日本中の注目を浴びた佐村河内守さんのゴーストライター問題があまりにも話題性が先行した事や、新垣隆さんのキャラクター性も相まって、新垣さんの存在までもがおもしろおかしく取り上げられていた風潮がありました。

ですが、新垣隆さんはれっきとした音楽家で、様々な音楽関係者を唸らせる音楽性を持った音楽家であることは、意外にもまだあまり知られていないように思います。

テレビドラマ「SPEC〜警視庁公安部公安第五課 未詳事件特別対策係事件簿〜」などの音楽を担当している現代音楽家の渋谷慶一郎さんは、若い頃から新垣隆さんを知っています。


渋谷慶一郎さんは新垣隆さんについて「非常に優秀な作曲家でピアニスト。俗世の欲のゆなものから果てしなく遠くにいる人物。」と評しています。

また、作家としても知られる作曲家の伊東乾さんは、「人間性は誠実で控えめで優しいが、音楽の主張は明確で素晴らしい耳と手を持つ素晴らしいピアニスト」と評しています。

佐村河内守さんのゴーストライターとして作曲した「交響曲第1番 HIROSHIMA」は、ゴーストライター問題が発覚する前から非常に高い評価を得ていました。

ゴーストライター問題があった後ですら、曲そのものに対する評価は変わらず、高い評価を受けています。

また、新垣隆さんがまだ中学3年生の時に作曲した「ピアノのためのソナタ」も、ショパンの影響を受けた美しい話声と旋律が印象的な名曲です。

2018年からは、ゲスの極み乙女の川谷絵音さんが中心となり結成されたバンド・ジェニーハイのメンバーとしても活躍されています。

クラシック畑のピアニストがロックバンドと共演した場合、ロックバンドのダイナミクスにピアノが負けてしまう事が多々ありますが、新垣隆さんはちゃんとバンドの中でも存在感を発揮されています。

どうしてもゴーストライター問題の印象が強かった新垣隆さんですが、今はその話題性をうまく力に変え、音楽家としてご自身の音楽を世の中にアピールできているようですね。

実力があるのになぜゴーストライターに?

新垣隆さんは、天才と呼ばれるほどの作曲の技術やピアノの実力があるにも関わらず、どうしてゴーストライターになってしまったのでしょうか。

告発を行った際の記者会見では「私はお金や名声が欲しいわけではありませんでした。」と語っておられました。

ですが、佐村河内守さんと出会いゴーストライティングの依頼を受けた25歳当時の新垣隆さんの生活は、大学で講師の仕事をしても得られる報酬は月に数万円程度で、その他に町のピアノ教室で教えたり、ヴァイオリン教室の伴奏の仕事をして、なんとか生きているような状況でした。


佐村河内守さんから依頼されるような楽曲は、新垣隆さんにしてみれば「音楽の勉強をすれば誰でもできるような楽曲」と語っており、やはり生活費を稼ぐために作曲していたのだと思われます。

記者会見でも、これまでに20曲以上を提供し、約700万円の報酬を受け取っていた、と明らかにました。

名前が売れているわけではない音楽家にとって、自分の作る音楽で700万円もの大金が手に入れば、なかなかやめる事はできないでしょう。

また、同記者会見で「自分の作曲した楽曲が映画やゲームを通じて多くの人に聴いてもらえて、その反響を得る事ができる。その事が純粋に嬉しかった。」とも語っていました。

新垣隆さんのような音楽的な才能がありながら、このゴーストライター問題がなければ、現在(2023)のように新垣隆さんが音楽家として世に名前が通り、現在得られているような報酬を得る事はなかったかもしれません。

また、同じように音楽の才能を持ちながら、音楽だけでは生活する事が困難な「天才」音楽家も実際いるでしょう。

いくら素晴らしい才能を持っていても、それが単純にお金に結びつくわけではない事は、少し寂しい気もしますがそれが現実ということでしょう。

桐朋学園大学との関係

新垣隆さんは桐朋学園大学音楽学部の作曲科を卒業しました。

音楽学士の学位を取得するほど優秀な成績でした。

その後、桐朋学園大学には非常勤講師として働いていましたが、ゴーストライター問題に伴い、ご自身で退職を願い出て大学側からもそれが認められました。

ですが、同大学の学生が大学側に寛大な処置を求める署名運動をネット上で行うと、7700人以上の署名が寄せられ、退職を認める方針を白紙に戻しました。

新垣隆さんは署名運動に感謝の意を表明しましたが、自身のけじめをつけるためにも、退職の意は変えませんでした。

それから時が経ち、2018年4月から同校の非常勤講師に復帰し、現在(2023)も桐朋学園大学で音楽の講師を務めています。


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