1980年代、「コント赤信号」のメンバーとして活躍したラサール石井さん。
名門ラ・サール高校出身ということもあり、数多くのクイズ番組でも博識さを披露されていました。
それなのに現在、なぜTwitterを中心に批判されているのでしょうか。
今回はラサール石井さんの国籍や炎上理由などについてご紹介します。
ラサール石井プロフィール
本名：石井章雄（いしい あきお）
生年月日：1955年10月19日
出身地：大阪府
身長：163cm
所属事務所：石井光三オフィス
ラサール石井の国籍
現在、バラエティー番組でお見掛けするラサール石井さん。
タレント以外にも俳優としてドラマや映画、舞台でも活躍されています。
そんなラサール石井さんに国籍が日本ではないという疑惑がかけられています。
このような疑惑が出た理由は、安保法案デモにあるようです。
2015年7月、安全保障関連法案（安保法案）が可決されました。
安保法案とは「集団的自衛権の行使を可能にすること」を目指すものです。
これにより国際的な有事に際して外国の軍隊に協力支援を行ったり、自衛隊法など安全保障に関わる10本の法律改正を一括して行ったりすることができます。
アメリカ軍と一体化することで抑止力が高まるというメリットはありますが、防衛費による税金の増加や軍事につながる研究の増加など、戦争放棄を提唱している日本にとって矛盾が生じます。
この法案に対する反対デモが国会議事堂前で起こり、ラサール石井さんも参加しました。
参加を知ったネットユーザーはラサール石井さんに対し、“左翼”や“反日”なのではという疑惑が沸き上がり、批判を浴びることとなりました。
「国会前に行っただけで『あっちの人か』『サヨクか』『組織と繋がってるのか』とかうるせえわ。報道見てじっとしていられず自分の意志で一人で行った人は沢山いるはず。演劇仲間はみんな行った。悪いけどスマホの前でウダウダしてるあんたらと違って俺達世代は身体の芯から人間の作りが違うんだ！」
これに対しラサール石井さんは自身のTwitterにてこれらの疑惑を一掃しました。
ラサール石井さんは大阪市住吉区帝塚山の出身です。
帝塚山と言えば高級住宅街で、両親は惣菜店、実兄はうどん屋さんを経営していることから、反日感情を持つ中国人や韓国人という事実はないということが分かります。
日々の行動やSNSの書き込みには十分気を付けなければならないのが伝わりますね。
なぜ炎上するのか
ラサール石井さんのTwitterは品やモラルがないということでたびたび炎上しています。
どういった内容をツイートしているのでしょうか。
浅田真央へのセクハラ発言
2011年、フィギュアスケーターの浅田真央(あさだまお)さんについて次のようなツイートをしました。
浅田真央ちゃんは早く彼氏を作るべき。エッチしなきゃミキティやキムヨナには勝てないよ。棒っ切れが滑ってるみたい。女になって表現力を身に付けて欲しい。オリンピックまでにガッツリとことん！これは大事
表現力が高いキム・ヨナ選手や安藤美姫選手に対抗するには、恋愛経験を積んで大人の女性にならなければならないという趣旨のツイートであることが伺えます。
しかしながら、「彼氏を作るべき」「エッチしなきゃ勝てない」と露骨な表現があることから、「普通にセクハラですね」といった非難が殺到し炎上しました。
その後、ラサール石井さんは謝罪し発言は削除しました。
女性を一気に敵に回した最低な発言をし、怒りすら感じますね。
イチローに対する批判
2019年、引退を表明した元野球選手のイチローさんに対し貶める発言をしています。
麻生大臣や桜田大臣の度重なる失言、そしてイチロー氏の韓国ヘイト発言問題。「差別意識があった」とか「意識が低い」というより、そもそも「意識がなかった」のだ。何故なら、多面的に物事を考えるような環境で育ってこなかったから。そしてそれを無知だと恥じる事も必要なかったから。
二人の政治家に対する失言に絡め、イチロー選手が韓国にヘイト発言をした旨のツイートをしています。
2006年、第一回WBC開催時のインタビューでイチロー選手は「向こう30年日本にはちょっと手が出せないなみたいな、そんな勝ち方をしたいと思います」と発言しました。
この発言に対し韓国や日本の一部メディアは「韓国は向こう30年日本に勝てない」と誇張して報じ、当時「ヘイト発言」として取り上げました。
しかしながら、実際にこのような発言はしておらず「圧倒的に勝ちたい」という意味を込めてイチロー選手はインタビューに回答しました。
記者の誘導尋問と切り取りによる被害を受けたのはイチロー選手の方なのに、それに対し一方的に「ヘイト発言」と述べたラサール石井さん。
「多面的に物事を考えるような環境で育ってこなかったから。そしてそれを無知だと恥じる事も必要なかったから」などと3人を痛烈に批判した。
さらに追い打ちをかけるように上記の発言で批判し、ネットユーザーは「日本の宝を批判して韓国擁護ってどこの国の人ですか？」「韓国を持ち上げるために政権とイチローを貶めるなんて最低」と激怒します。
正直言っていることとやっていることが支離滅裂です。
このことでラサール石井さんの方が多面的に物事を考えられていないということが証明されてしまいました。
その他にも数名の芸能人批判をTwitterに書き込んでいるラサール石井さん。
自身の発言には影響力があることを自覚し、もっとモラルをもってツイートをしていただきたいものです。
やばすぎる政治批判
ラサール石井さんのTwitter炎上は芸能人だけではなく政界にも広がっています。
発端は2012年の第2次安倍晋三(あべしんぞう)政権発足時と言われており、故安倍晋三元総理を中心に、麻生太郎(あそうたろう)副総理や高市早苗(たかいちさなえ)大臣など大物政治家に対し牙を向けています。
ただ、批判の内容が的を射ているものであれば問題ないのですが、どれも的外れで違和感しかないため、ネットユーザーから批判と炎上を繰り返しています。
発言することへの使命感
自身のTwitterだけでなく、テレビでも口角泡を飛ばして政治批判を繰り返すラサール石井さんに疑問しかない世間に対し、ご本人は次のように話します。
「事務所に反対されることも分かっていながら、言わざるを得なくて個人で声を上げている。事務所が言わせていることなんてありえないし、“黒幕”がいるなんてそんなバカなことがあるわけがない」と強調。今後も独自にツイートしていく意欲を見せている。
かつてより芸能人が政治に対してコメントをすることはタブーとされてきました。
これには芸能人が発信した内容は周囲への影響力が大きく、たとえ嘘でも信じてしまう人がいるからです。
しっかり勉強をして発言をしている人もいらっしゃいますが、ラサール石井さん関してはエビデンスがない独りよがりな意見のため、発言するたびに多くの批判が出てしまうのだと思われます。
芸能人の影響力だけ持った“ただのやばいおじさん”といっても過言ではないでしょう。
ネットユーザーによる改名依頼
2022年、故安倍晋三元総理を「国賊」と呼んだ村上誠一郎(むらかみせいいちろう)氏の離党を求める声が自民党内で持ち上がっているというニュースを引用し、「つくづく気持ち悪い自民党」とツイートします。
この発言にネットユーザーから痛烈な批判を浴び、一時「#芸名変えろラサール石井」というハッシュタグがトレンド入りしました。
ラサール石井さんの芸名は出身校であるラ・サール高校の名前を使用しています。
見るに堪えない数々の問題発言をツイートしてきたラサール石井さんに対し、同じ高校出身のOBや在校生にも悪い影響が出るということでこのハッシュタグが出回りました。
確かに高校の先輩が世間で問題発言を繰り返せばいたたまれない気持ちにもなります。
この要望に対しラ・サール石井さんは「今さら面倒くさいわ」とツイートします。
「一瞬のトレンド入りありがとうございます」と笑顔の絵文字を添えて反応しつつ、「本人は『今さら面倒くさいわ』と申しております ラサール石井の中の人より」とツイートした。
自分の考えを押し付けるだけで人の声に耳を傾けもしない、ただただやばいおじさんとしか言いようがないですね。
ツイッター乗っ取り被害の全貌
2022年、自身のTwitterのアカウントが乗っ取られたことを報告し、動画で注意と新アカウントを記した紙を表示させました。
ラサール石井さんは2015年にもLINEのアカウント乗っ取り被害を報告しており、これで2回目の被害となります。
2023年現在、13万人だったフォロワー数も6.5万人まで復活し感謝の気持ちをツイートしています。
ちょうど一年前の1月3日私のTwitterのアカウントが乗っ取られ、13万人のフォロワーが一気に0になりました。
あれから1年。やっと5万5千人まで増えました。皆様ありがとうございます。よろしければまた拡散、フォローよろしくお願い申し上げます。— ラサール石井 (@bwkZhVxTlWNLSxd) January 3, 2023
これに対しセキュリティー対策を勧める声が上がる中、「かっこ悪っ！」「これを機にツイッターやめてみては？」という厳しい声も出たそうです。
Twitter乗っ取りは犯罪行為ですが、もしかしたら日々のラサール石井さんの発言にしびれを切らしたネットユーザーがこのような暴挙に出たのかもしれません。
自業自得といってしまえば無責任すぎますが、ご本人には何も響いていないのが残念です。
以前のインテリタレントとしてお茶の間を賑わわせていた頃に戻っていただきたいと願うばかりです。
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