春海四方(はるみ しほう)さんは、2017年から2018年にかけてのドラマ出演本数ランキングで3位にランクインしました。
存在感のある演技で主人公を支える名バイプレイヤーとして、シリアスからコミカルまであらゆる役柄を巧みに演じ分ける名優です。
春海さんは若い頃から人との出会い、つながりを大切にしてきたと語っています。
芝居を愛し、観客やスタッフにも感謝の気持ちを忘れないという春海さんの誠実な人柄は、テレビの画面を通じてもよくわかりますよね。
そんな春海さんは若い頃、一世風靡セピアのメンバーでした。
これもいろいろな出会いが重なってチャンスをつかむことができたのだそうです。
今回は春海四方さんの若い頃や、結婚についてお伝えしていきます。
春海四方のプロフィール
本名:増田 晴彦(ますだ はるひこ)
生年月日:1959年(昭和34年)3月22日
出身地:東京都
血液型:O型
身長:173cm
職業:俳優
所属:シス・カンパニー
春海四方の若い頃は一世風靡セピアメンバーだった
春海四方さんが一世風靡セピアで過ごした若き日々を振り返ります。
一世風靡セピアとは
春海さんは今の風貌からは想像しにくいですが、1980年代前半、伝説の路上パフォーマンス集団、「劇男一世風靡」に所属していました。
毎週日曜日に渋谷NHK前の路上でダンスをしており、その完成度の高さが注目されていました。
1984年、その中から「音楽をやりたい」という精鋭7人が「一世風靡セピア」を結成、
「今、我に正直に生きてみたい」というポスターを販売したところ、即日2万枚が完売。
当時はポスターはレコードを買うと無料でもらえるものであったため、販売するということが画期的でした。
それがデビュー前に即売したということから、人気の凄まじさがわかります。
ファーストシングル「前略、道の上より」は40万枚を売り上げる爆発的ヒットになりました。
ファーストアルバム「道が俺たちの背を押した」も大ヒットし、全国ツアーも決定。
ついこの間まで路上で踊っていた彼らは一躍スターダムにのし上がります。
このグループのリーダーは小木茂光さん、メンバーには若き日の哀川翔さんと柳葉敏郎さんがいました。
のちに俳優として活躍する彼らは春海さんから見ても飛びぬけて輝いていたといいます。
一世風靡セピアは、当時人気だったアイドルとは一線を画す、男らしく硬派なグループで女性はもちろん男性にも絶大な人気がありました。
彼らに憧れ、髪型や服装を真似する若い男性も多くいました。
1987年には、東洋人で初めてニューヨークのアポロシアターでの単独公演を成功させた一世風靡セピア。
1980年代を代表するアーティストとしてまさに「一世を風靡」したのです。
春海四方から若者たちへ伝えたいこと
春海さんは2018年の著書「前略、昭和のバカどもっ!!」の中でがむしゃらに頑張っていた当時を振り返っています。
何のプランもなく、報酬があるわけでもないのにひたすら一生懸命にやっていた。
無駄に見えるかもしれないが、そのことがいつかどこかで結果に結びつく。
それを実感している春海さんは、若い人たちがすぐに結果を求めて挑戦を辞めてしまうことを憂慮しています。
一世風靡セピアは1989年に解散、春海さんは映像ではなく舞台の道を選びます。
芝居の基礎を学ぶためでした。
映像ではすぐ撮影に入りますが、舞台は約一ケ月ほどの稽古があります。
「自分はそんなに器用な方ではない」という春海さんは、その方がじっくり取り組めてよいと判断したようです。
遠回りのようでしたが、現在名優として高い評価を受けている春海さんの姿が答えなのではないでしょうか。
すぐに結果が出ることはない。ただ、その時に一生懸命やっていることが何年後かに必ず生きてくる。
春海四方は仮面ライダーにも出演
春海さんは2010年に「仮面ライダーオーズ」、2022年に「仮面ライダーギーツ」に出演しています。
春海四方さんはセミレギュラー出演とのことです
「仮面ライダーギーツ」で春海さんは一見どこにでもいそうなおじさんでありながら、実は狂気に満ちたキャラクターを演じています。
出演するのは駆け出しの若い俳優がほとんどですから、春海さんはしっかりと脇を固めている印象です。
春海さんが画面に登場すると、お芝居がピリッと引き締まるのはさすがですね。
主人公がどうしたら光るだろうかと考えるのが大好きだという春海さんは、とてもやりがいを感じているそうです。
ここから飛躍していくであろう若い彼らと、春海さんはさまざまな現場で大変だったこと、楽しかったことについてよく話をするそうですよ。
皆さん、年齢がバラバラなんですけど、すごく仲がいいんです。
彼らはベテランの俳優さんを前に緊張していたようですが、春海さんの方から歩み寄ってくれたのですね。
一世風靡セピア時代から、情に厚いと言われていた春海さんの人柄がしのばれるエピソードです。
彼らにとってかけがえのない時間となったのではないでしょうか。
春海四方の結婚について
一世風靡セピアが解散した時、春海さんは30歳ですでに結婚していて子供も誕生していたそうです。
解散によって突然無職になってしまった春海さんを励ましながら育児と仕事をこなし、一家を支えたのが奥さんです。
苦しい時も「どうにかなるよ」と大らかに構えていてくれたおかげで、家庭もいつも明るかったそうです。
春海さんは、「妻には本当に苦労をかけた」と語っており、妻に甘える形で好きな俳優の仕事を続けてこられたと感謝の気持ちでいっぱいだといいます。
現在も家庭は円満で、長男、長女は成長しすでに社会人です。
好きなドラマに春海さんが出ると「なんでお父さんが出るの」と文句を言うそうですが、内心は嬉しいにちがいありません。
反面教師になっちゃったのかなあ、ハハハ
春海さんは家族に支えられ、今後も多くのドラマで素敵な演技を見せてくれることでしょう。
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