田原健一（たはらけんいち）さんは、Mr.Childrenのギタリストとして1992年5月10日にミニアルバム「EVERYTHING」でメジャーデビューしました。
ミスチルのメンバーの中でも一際無口で大人しい印象の田原さんですが、スデージでギターを持つ姿は非常にかっこいいですね。
「タハラー」と呼ばれる田原さんのファンも多くいらっしゃいます。
そんな田原健一さんの使用ギターやエフェクター、ギタープレイについてや、一部ファンに「皇帝」と呼ばれている由来についてなど、お伝えします。
田原健一のプロフィール
愛称：ケン、皇帝
本名：田原健一
生年月日：1969年(昭和44年)9月24日
身長：171cm
出身地：福岡県福岡市
最終学歴：関東高等学校卒業
所属事務所：エンジン
田原健一の使用ギターとエフェクター、ギターは上手い？
田原健一さんは野球少年でしたが、高校の時に桜井和寿さんに「バットをギターに持ちかえろ！」と言われてギタリストになった、という半ばネタにされている逸話があります。
音楽プロデューサーの亀田誠治さんは、田原さんのギターを「コードワークやフィルインで楽曲に貢献する、最高のバッキングギタリスト」と評しています。
確かに、テクニカルなギターソロを弾いたり、マッチョなギターリフを弾いているイメージはない田原さんのギターですが、多彩なサウンドを聴かせるMr.Childrenの色を作る肝になっています。
そんな田原さんの使用機材などをまとめてみました。
使用ギターについて
田原健一さんは、ロックバンドのギタリストとしては珍しく、曲ごとにギターを変える頻度の高いギタリストです。
それぐらい、1曲1曲それぞれの楽曲にあったサウンドを作ることを大切に考えておられるのだと思います。
中でも一番使用頻度の高いギターは、青いFenderのTelecaster LPBで、ファンの間では「青テレ」と呼ばれています。
俺は田原さんのように
職人の顔と優しい笑顔で
あの青テレを弾けるように
練習しとくから笑 pic.twitter.com/f9kxDFnF8R— 小倉 壮平 (@souhei199999) July 16, 2017
この青テレの音が目立つ楽曲は、「名もなき詩」のド頭の「ジャカジャーン」のギターの音です。
GibsonのLes Paul Standardもよく使用しています。
ハードロックのイメージの強いギターですが、田原さんは特にバラードの時にこのレスポールを使っています。
楽曲で言うと、「終わりなき旅」「つよがり」などで使われています。
クリーム色のSeymour DuncanのDS-215はストラトキャスタータイプのギターで、「光の射す方へ」や、「Tomorrow never knows」、「花-Memento mori-」などで使われています。
エフェクターについて
ギターの音色を如何様にでも変化させられるエフェクターですが、田原健一さんはこのエフェクター類も多く揃えているようです。
1つのツアーに数千万円レベルのエフェクター類を導入しています。
Fractal Audio Systems AXE-FX ULTRAや、TC Electronic 2290、Dynacord DRP-15など、名機と呼ばれるものばかり、大型の機材ラック4台分ぐらいのエフェクト類を使用されています。
ギターは上手い？
Mr.Childrenはロックバンドですが、ロックバンドによくあるギターのテクニックがどう、ベースラインがどう、といった演奏に関する話題がとりわけ少ないバンドであるのは事実だと思われます。
ボーカルでありコンポーザーの桜井和寿さんが良くも悪くも非常に目立っているため、他のバンドメンバーがフィーチャーされることが少ない、ということだとは思いますが、ミスチルの楽曲の成り立ちを考えると致し方ない部分もあると思います。
何せMr.Childrenの楽曲は桜井和寿さんのソングライティングと、小林武史さんとメンバーの共同作業によるアレンジが素晴らしく、音楽的な面でどれか1つの楽器が目立っているバンドではないからです。
また、メンバーの性格もあると思いますが、ステージなどでギターソロなどがあっても特別なパフォーマンスをするでもなく、淡々と作り込まれたメロディーを奏でている、という印象です。
田原さんのギターに関しては、もちろん下手なわけではありませんが、特別テクニカルなわけでもありません。
ただ、楽曲を作り上げるピースの1つとしてはとてもセンスが良く、桜井さんの歌うメロディーの隙間に入るギターのカウンターメロディーが素晴らしい楽曲はミスチルにはたくさんあり、そういった決して目立つわけではないギミックが楽曲を印象付けるためには大切だったりもします。
Mr.Childrenの代表曲の1つである「INNOCENT WORLD」のイントロのギターのメロディーは、田原さんと小林武史さんによって作られたという話はとても有名です。
田原さんのギターは、Mr.Childrenにとってなくてはならない存在なのは明らかです。
なぜあだ名が「皇帝」なのか
田原健一さんの事を「皇帝」と呼んでいらっしゃる方がいますが、そのあだ名の由来は現在は閉鎖されてしまったMr.Childrenのファンサイトです。
「ミスターチルド連邦」という田原さんのファンの方が作ったサイトで、そのホームページでは田原さんが皇帝という設定でした。
Mr.Childrenのファンサイトでミスターチルド連邦ってあったよね。もう20年くらい前だけど…。田原健一氏を皇帝としてたのを覚えてる。
— ふうりん (@ring_who_ring) November 17, 2020
ミスチルのポスターの画像を使い、田原さんが目立つように本来桜井さんの立っている場所を田原さんの写真に差し替えたりしていて、なかなか凝った作りのサイトだったようで、ファンの中でも話題になりました。
その名残で今でも田原さんの事を「皇帝」と呼んでいる方がいるようです。
かっこいいが、ダウンタウン浜田似だった
田原健一さんは寡黙でかっこいいと女性ファンも多いですが、若い頃はダウンタウンの浜田雅功さんにそっくりだと話題になっていました。
ダウンタウンがMCを務めていた音楽番組「HEY!HEY!HEY!MUSIC CHAMP」では、お2人がそっくりだと話題になっている事に乗っかり、番組オープニングに浜田さんの代わりに田原さんが松本人志さんと登場する、という回もありました。
【1995/07/24(月)-HEY!HEY!HEY! MUSIC CHAMP】
番組OPにダウンタウンとして登場した田原健一。
松本人志から｢誘拐ネタ｣をふられて戸惑うの図。
この後､ミスチルのメンバーとして浜田雅功が登場しました。
(ちなみにこの遊びは浜ちゃんの提案だったそうです)#田原健一誕生祭2022#田原健一誕生祭 pic.twitter.com/A1tj3zSU91— たまお (@cherrytamax) September 24, 2022
田原さんのような寡黙な方と、浜田さんのようなものすごく喋る方が見た目が似ている、というのもおもしろいですね。
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