日本の音楽界でも異彩を放ち続けるシンガーソングライターの椎名林檎(しいなりんご)さん。
長く活躍している印象ですが、そんな彼女を嫌いという人も少なくないようです。
嫌いな人が挙げる主な理由が「歌い方」という話や、その他の理由について調べてみました。
また一方で彼女を好きという人についてもスポットをあててみることに。
椎名林檎さんを好きな人の特徴、芸能人ファンを多く持つという彼女がなぜ人気かも考察してみましょう。
椎名林檎のプロフィール
本名:椎名裕美子(しいなゆみこ)
生年月日:1978年(昭和53年)11月25日
身長:167cm
出身地:埼玉県浦和市(現・さいたま市浦和区)
最終学歴:筑前高等学校(中退)
所属事務所:黒猫堂
椎名林檎が嫌いな理由1位は「歌い方」
ネットやSNSを見ていると、椎名林檎さんが「嫌い」という人が一定数いるようです。
彼女のことを嫌いという人たちが挙げる嫌いな理由を調査してみました。
椎名林檎の「歌い方」が嫌い
椎名林檎さんが嫌いという人が一番気になるのが彼女の歌い方・歌声のようです。
「耳障りな歌声」、「聞いていてイライラする」、「キンキンした歌声が苦手」、「声が汚い」、「(聞いていたら)体調が崩れるくらい嫌い」といった意見があります。
彼女の歌い方は、舞台で役を演じるような印象です。
時には演じているというよりは、別人格が乗り移った感じにすら見えることも。
その歌い方が人によっては「不気味」に映るようです。
また、少し大袈裟な感じに拒否反応が出るのかもしれません。
彼女の歌声に関しては、鋭く尖ったような響き方をするのが特徴。
人によってはキンキンしていて耳障りと捉えるのは分からなくもありませんね。
そして「声が汚い」ということに関しては、本人も自覚はあるようです。
何でも子どもの頃に自身の親にそういわれたことがあるのだそう。
親がどういうシチュエーションでそういったのかは不明ですが、子供にそんなことをいうのは少し可愛そうですね。
椎名林檎さんは歌い方や歌声がかなり個性的なアーティスト。
クセが強いので、好き嫌いがハッキリわかれるのは仕方がないかもしれませんね。
メンヘラな感じが嫌い
椎名林檎さんは独特の世界観を持つミュージシャンですが、それが「メンヘラな感じで苦手」と感じる人たちも少なくないようです。
メンヘラとはネットスラングで、「精神を患っている人と思われる人」のことを指す言葉。
Amazonミュージックで椎名林檎のTOKYOを歌詞出すと、すごいメンヘラのフリートみたいになる pic.twitter.com/KD679ld34e
— 禁酒 (@uedappoido) February 2, 2021
彼女の書く歌詞には一種の「精神の不安定さ」を感じさせるようなものが多いですし、内容も重ためなのは確か。
そういう部分をみて、メンヘラと感じる人が多いのでしょうね。
事実かどうかは別として、独創的な世界観についていけない人が多いのはある意味仕方がないのかもしれません。
コロナ禍でライブ決行、ヘルプマーク問題でアンチ増大
2020年にはコロナ禍で多くのイベントが中止になる中、東京事変の8年ぶりのライブを決行。
これには「自分さえよければいいのか」、「ファンだが、このライブ決行は大変残念」、「好きだったけど正直ひいた」、「社会を敵に回した」など痛烈な批判が寄せられました。
また、2022年にはヘルプマークに酷似したグッズが問題になり再び炎上。
同年に発売されたアルバム『百薬の長』は、限定版の購入特典としてグッズが用意されていたのですが、そのデザインが問題視されたのです。
❤️ メディア掲載情報!❤️#ヘルプマーク の件で
私の言葉が載りました💡中日こどもウイークリー@chunichikodomow
2022年11月12日(土) 掲載
========================
・NEWS虫めがね
・椎名林檎さんアルバム 延期
・「ヘルプマーク」と特典 似すぎ
======================== pic.twitter.com/W60t0eSWH4— 塚本明里 歩ける車椅子タレント (@Tsukamoto_Akari) December 3, 2022
赤十字のマークの入ったキーホルダーのようなグッズ、確かにヘルプマークにそっくりです。
問題発覚後は販売元であるユニバーサルミュージックが、椎名さん自身が制作に関わっていないと発表するなどして事態の収拾にあたりました。
しかし、この弁明も含めて椎名さんに「がっかりさせられた」と感じた人が多かったのも事実。
1つ目のポイントは「グッズのデザインや仕上がりをチェックしていないのか」、「単に名前だけ貸している」と、クリエイターとしての彼女に対する失望。
2つ目は「本当に本人が関わっていないなら何故自分の口でそう言わないのか」、「肝心なところで黙るのはカッコ悪い」と説明責任を果たさないことへの失望があったようです。
これら2つの炎上により、これまで彼女を応援していた人や嫌いではなかった人までもアンチに転じてしまったようです。
椎名林檎の好きな人の特徴
世の中には「椎名林檎さんを好きな人はこんな人」という、ある種のカテゴリーがあるようです。
その特徴とはズバリ「メンヘラ」というイメージ。
椎名さんの歌詞や世界観は、いわゆるメインストリームと一線を画していますよね。
また、中には少し情緒不安定ともとれる歌詞もみられます。
そんな作品を生み出すアーティストを支持している=メンヘラという図式のようです。
世間にはそれが苦手という人もいるようで、終いには「椎名林檎は嫌いじゃないけど椎名林檎を好きな人は嫌い」という人が現れるほど。
ちなみに、椎名さんを好きな人の中にはそういうレッテルを貼られることを知ってか「椎名林檎好きといいづらい」と感じているファンもいるようです。
もちろん中にはそういう人もいるかもしれませんが、さすがに全員にあてはまるわけではないですよね。
椎名林檎さんファン=メンヘラと決めつけるのは少し可愛そうといえるでしょう。
椎名林檎の芸能人ファンが多い、なぜ人気か理由も探してみた
賛否両論はあるにせよ、長年日本の音楽シーンで活躍する椎名林檎さんには、芸能界にもファンが多いようです。
イチローと『スーパースター』
まずは日米野球界のレジェンド・イチローさん。
実は椎名林檎さんもイチローさんのことが好きで、彼への憧れを歌詞にした曲を作っています。
その曲とは東京事変のセカンドアルバムに収録された『スーパ―スター』。
日ごろから椎名さんの歌を聴くというイチローさんは、この楽曲を聞いて感動。
それがきっかけで2007年には『僕らの音楽』で2人の夢の対談が実現したのです。
イチローさん曰く、本来彼は「スーパースター」という言葉が大嫌い。
しかし、椎名さんの曲の中では一味違ったようです。
でも、スーパースターの前に『私の』ってついてたことがね。あの瞬間にレッドゾーンまでブーンと針がね、振り切ったんですよ。
もともと好きだった椎名さんが自分をイメージして書いた歌詞、椎名さんのセンスによりドカンと胸に届いたようです。
白石麻衣も椎名林檎ファン
元乃木坂46の白石麻衣さんも椎名さんの大ファン。
2015年の紅白裏トークでは、椎名さんの出番になったとたん仕事を忘れて普通のファンに戻ってしまったこともありました。
音楽番組で共演した際には、椎名さんの方から「写真集みました」と声をかけられたそう。
「恐れ多い」と思いながらも、とても嬉しかったことを明かしています。
椎名林檎はAdoの尊敬するアーティスト、念願のコラボも実現
歌手のAdoさんも椎名林檎さんのファンと公言しています。
以前より「尊敬するアーティスト」として椎名さんの名前をあげたり、自身のYouTubeでは『罪と罰』のカバーをしたりと好きな思いを隠しません。
そんな2人は2022年にコラボし、椎名さんが作詞・作曲した楽曲『行方知らず』をAdoさんが歌いリリース。
曲はホラー映画『カラダ探し』の主題歌になったのです。
これに際してAdoさんは、「嘘や幻じゃないのかと思うくらい貴重な体験」と自身のアイドルとのコラボに感無量の様子を見せていました。
秦基博が語る椎名林檎の魅力、なぜ人気かを考察
椎名林檎さんの人気の秘密について探るにあたっては、同じくミュージシャンの秦基博さんの言葉にヒントを得ることにしましょう。
以前あるラジオ番組で椎名林檎さん特集があったさい、出演していた秦基博さんが彼女の魅力について語りました。
まず何よりも彼が絶賛するのは彼女の唯一無二の世界観。
表現者として特定のジャンルに縛られることなく、彼女自身がジャンルになっているところが凄いといいます。
また、作品の独創性・創造性もさることながら歌声にも「すごい」の一言。
世界を表現する歌声、表情、声色、全部を兼ね備えて、シンガーソングライターとして歌を放っている感じがします。
歌っている姿もカッコよく、「完璧だな」と感じていると語りました。
秦基博さんがいうように、椎名林檎さんの魅力は「強烈な個性とこれを完璧に表現するアーティストとしてのセンスと実力」ではないかと思われます。
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