河井 克行(かわい かつゆき)さんは1996年10月の選挙で衆議院議員に初当選し、2015年10月に発足した第4次安倍内閣(第2次改造)で法務大臣を務めました。
残念ながら2020年6月に公職選挙法違反(買収)の疑いで逮捕されて有罪となり、その後の様子や妻・案里さんとの子供、実家なども話題になっているそうです。
今回の記事では河井さんの近況や家族、若い頃の評判などについてリサーチしてみました。
河井克行のプロフィール
本名:河井 克行(かわい かつゆき)
出身地:広島県三原市
生年月日:1963年3月11日
最終学歴:慶應義塾大学法学部(卒業)
主な役職:衆議院議員(7期)
現在(2023)の河井克行は刑務所で服役中
まずは2023年現在の河井克行さんについて見ていきましょう。
河井さんは妻・案里さんが出馬した参議院選挙にまつわる公職選挙法違反で2020年6月18日に逮捕され、2021年4月1日付けで衆議院議員を辞職。
2021年6月18日に東京地裁で懲役3年(追徴金130万円)の判決が言い渡された際には控訴の意向を示していたものの、10月21日に控訴を取り下げたことで実刑判決が確定しました。
法務大臣経験者の逮捕自体も戦後初だったことから話題になりましたが、実刑が確定したことは関係者だけでなく政界にも衝撃が走ったそうです。
その後、栃木県さくら市の「喜連川社会復帰促進センター」に服役したことが判明しました。
同センターは民間企業が運営に参加するPFI方式の施設なので、私たちがテレビや雑誌を通じて知っている一般的な刑務所とは少し違うそうです。
ちなみに、同センターは俳優の新井浩文さんや実業家の井川意高さん、政治家だと鈴木宗男さんや村上正邦さんが収監された施設として有名なのでご存じの方も多いかもしれませんね。
収監中の様子については河井さんが「獄中日記」(月刊 Hanada)の中で触れており、図書計算工場で刑務作業に就いていることを明らかにしています。
法務大臣経験者である河井克行受刑者の収容先、喜連川社会復帰促進センターの図書計算工場か。やっぱ優遇されとるやんけ。 pic.twitter.com/BDIuhj1R0P
— alisami (@alisami1905) November 16, 2022
今後については見通しが立っていませんが、満期だったとしても2024年10月、早ければ2024年の春頃に出所する可能性もあるでしょう。
いずれにしても、政治の世界からは身を引くことを明らかにしているので、逮捕されたときに比べると大きく報じられないかもしれませんね。
河井克行は妻との間に子供なし
この項目では河井克行さんの妻と子供について見ていきます。
妻の案里さんは参議院議員に当選したことで「夫婦で国会議員」と話題になりましたが、のちに公職選挙法違反で当選取り消しになったので”元国会議員”という肩書は正しくありません。
二人は2000年頃に知人の紹介で知り合い、翌年に橋本龍太郎さんの仲人で結婚。
2018年7月の「第25回参議院議員選挙」に出馬して当選を飾りましたが、前述のとおり公職選挙法違反で懲役1年4ヶ月(執行猶予5年)が確定し、2021年2月3日に議員を辞職。
また、子供については選挙運動中でも一切触れていないので、克行さんと案里さんの間には子供が居ないとみるのが妥当ですね。
いくら公職選挙法違反で夫婦そろって失職したとしても、子供を授からなかった理由や事情を探るのは無粋なので止めておきましょう。
父親は病院の事務長で実家は「カワイ薬局」
妻と子供に続いては河井克行さんの父親や実家の薬局について見ていきましょう。
父親の宏雄さんは1934年1月31日に生まれ、のちに広島総合病院(現:JA広島総合病院)の事務長を務めるまでになりました。
農協系の病院で事務長をしていたこともあって業界内で顔が広く、克行さんが選挙に出る際には当時の人脈が役に立ったと言われています。
克行さんが国会議員になってからは公設秘書として息子を支え、退職後は広島にある「社会福祉法人 清風会」の理事や評議員を務めました。
2023年現在の情報が無いので近況は分かりませんが、ご健在であれば地元の名士として福祉関係に尽力されているのかもしれませんね。
さて、もう一つのテーマである実家の「カワイ薬局」については、父親ではなく薬剤師の資格を持つ母親の聰子さんが開業をしたとされています。
一部ではお金ち持ちという噂も飛び交っているそうですが、生家は六畳二間の賃貸で風呂も付いておらず、のちに買った戸建てのローンを20年をかけて完済するなど庶民的な面もありました。
ちなみに、克行さんは最近までカワイ薬局の跡地を倉庫の名目で借りていたそうです。
どれだけ栄達をしたとしても、原点を大切にしたいという気持ちは変わらないのでしょうね。
河井克行は若い頃から評判が悪かった
最後に河井克行さんの若い頃からの評判について見ておきます。
写真や映像では優しそうで人柄も良さそうに見える河井さんですが、実際のところは政界だけでなく地元での評判も良くありませんでした。
幼少時は素直で性格も良かったという声がある一方、中学・高校になると成績の良さを自慢していたことから同級生の評判は散々で、一部では「スネ夫」と呼ばれていたそうです。
国会議員になってからは横柄な性格に拍車がかかり、秘書や事務所スタッフへの暴言は日常茶飯事で、2016年には元秘書が傷害事件とパワハラについて告発をしていました。
【政治】元秘書が暴力を告発…河井克行首相補佐官の“凄まじい悪評” https://t.co/AsYJ8BAmeK #日刊ゲンダイDIGITAL
— 日刊ゲンダイDIGITAL (@nikkan_gendai) March 3, 2016
自らの政治活動と選挙を支えてくれる秘書に対する態度がこれですから、支援者や一般有権者に対してどのような感情を持っているかを想像しただけでも恐ろしいですね。
秘書や事務所スタッフに対するパワハラは若い頃からだったらしく、告発を報じた記事には関係者のコメントとして「辞めた秘書は少なくとも100人」という記述がありました。
「河井先生の傍若無人ぶりに事務所を辞めた秘書は数えきれません。少なくとも100人はいます。私も『国会議員の車の運転席の後ろが汚れてるのはなんでか知ってる? 蹴るためさ』と言われ、途端に恐ろしくなりました。しかし、彼は有権者に“裏の顔”は決して見せません。二面性を持っているのです」
もちろん全て告発が真実とは限りませんが、政界や地元で河井さんを褒める人を見つけるのが難しいという現実を踏まえると、性格の悪さは筋金入りと言えるでしょう。
しかしながら、2023年現在は公職選挙法違反の罪で刑務所暮らしをしているので、出所したときには悔いを改めて真人間に生まれ変わっているかもしれませんね。
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